ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

日本人増加中

2012-02-14 00:33:14 | Weblog
どうやら、上海に駐在する日本人が増えているらしい。

日本で販売が頭打ちだから、
中国に販路を求めるかたちで中小企業が進出してくるケースが増えている。
会社としても手探り、中国初心者の日本人がいきなり放り込まれるとか。

上海に住む日本人は全体として増えていても、
一人当たりの単価は落ちている。
住むところは、会社がいいサービスアパートメントを借りてくれるけれど、
駐在手当やボーナスは、日本の不景気にあわせて下降線。

そして、家族を駐在させてくれるほどのお金を本社は出してくれないから、単身赴任。
あと、もともと単身者を送り込む会社も多いだろう。

そして、中国の市場はそんなに甘くない、というか、
日本とは全然違うから「いいものを持ってくれば売れるだろう」という予測は裏切られ、
上海もバブルがはじけているもんだから、もう遅くて、うまくいかず、
さびしくて、お姉ちゃんのいるお店に行き、
むかしの日本人の客単価にあわせようと見栄をはり、
そのまま、ずぶずぶと、じり貧になる。

1年後の日本は、もっと暗い。
そんな感じがする。

日本人は、日本のいいものを持ってくれば売れる、と信じているようだけれど、
そもそも「いいもの」の尺度が違うということに気づいていない。
気づいたとしても、そのニーズを探るのは難しいし、
もっというと、メーカーより小売りが強いから、価格競争に巻き込まれ、
そうなると必ず負ける。

中国は、ものをつくる人よりも、
反則したとしても、金を稼ぐのが上手い人のほうがえらい。

駐在員を置くって、お金かかるし、
無理して、上海に来なくてもいいと思うけどなあ。
それこそ、上海に住んでる日本人を現地採用したほうが、
よっぽど現地のコネクションもあるし、放っといても生きて行くし、
いいと思うんだけど。


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