ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ウズベキスタン7日目 タシケントから成田へ

2010-04-28 23:45:22 | Weblog
朝5時にホテルのロビーでガイドさんと待ち合わせて、タシケント空港へ。

妙にノリのいいガイドさんで、日本製品が大好きだと言っていた。
彼の雰囲気といい、昨晩のタシケント新市街の雰囲気といい、いまから約20年前、
改革開放が始まったころの上海を思い出した。
つまり、馴染めない。

さて、さすが首都の空港は物々しい。

まず、空港ビルに入る際に手荷物検査。
並ぶ。ぎゅうぎゅう並ぶ。
人がたくさんいる。でも、係官はゆっくりと作業する。
そして建物の入り口に並ぶ人の列が長くなる。

出国審査で再び手荷物検査。
さすが元社会主義国だなあ、というスピードと、係官の仏頂面。
いままで、サマルカンドとブハラで、笑顔が満ちあふれていただけに、
同じ国とは思えないくらいだった。

いまの日本の出国手続のスピードでは、
2時間前集合は早すぎだろう、と突っ込みたくなるけど、
この国のスピードだったら、2時間は見ておかないと、
日本人はやきもきしてしまうだろう。

そして、搭乗口付近では、靴まで脱いでボディーチェックともう一度手荷物検査。
結局、合計3回のセキュリティチェックを通った。

出入国の際に、所持金も申告しなければならないし、
どちらかというと、入国よりも出国が面倒な感じ。

次に来る時は、帰りにタシケント空港を使わなくてもいいように日程を組もう、
と思っていたところ、
ふと気がつくと、搭乗口がわからない。

普通は、1番ゲート、2番ゲート、のような表示があるけれど、
モニタでの案内もなければ、ゲートの表示もない。

でも、耳をすますと、館内放送で、
「東京行きをご利用の方は、2番ゲートにお進みください」と英語で言っている。
近くにいた空港の係官にチケットを見せて、「搭乗口はどこですか?」と聞いたら、
「あと5分くらい、そこで待ってて」と言われる。

もういいや、と思っていたら、
「トキヨ~!」と言いながら、空港の係官が呼びにきてくれた。
その人について行くと、無事に飛行機に乗れた。
最後は「人」ということですかな。

タシケントからシルクロードの天山南路の上空を通って、東へ。
窓の外を見ていたら、なんだか感慨深かった。

飛行機はがら空きで、シートの上に横になって眠れたから、
昨晩、騒音で眠れなかった分を取り戻した。

と、思って、ふと顔を上げたら、
前の列に、航空会社の制服を着た人が、思い切り横になって寝ている。

ウズベキスタン航空の人はハードワークだ。
7時40分のフライトでタシケントから成田へ。
成田には19時30分頃着く。
その後、成田を20時20分に飛び立って、関空経由でタシケントへ戻る。

日本の空港が高いからだと思うけど、かなりのハードワークだと思う。
今ごろ彼らは北京上空あたりだろうか。
またお世話になるような気がする。


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