ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ピタリ

2012-05-09 23:21:35 | Weblog
ヒマなときは、めちゃくちゃヒマなのに、
忙しいときには、ドッとかたまって押し寄せてくる。
仕事のようで仕事じゃない、遊びなようで遊びでもない。
グレーなものだから、割り切って断ることもできないような、
そんな面白そうなことが、どんどんやってくる。

いろいろとやれることがあって、やれそうな人が集まる土地だから、
上海では、会社の枠組みなんかは関係ないところで、
どんどん知り合いが増えて行く。
この増殖感、生物的になかなか面白いと思う。
日本では味わえない感覚だ。

つくづく、1人の人間がもっている磁場ってすごいんだなあ、と思う。
毎日が、念ずれば通ず、だ。

「こんな人いないかな」と思うと、ピタリとした人が現れる。
そして、また新たな関係ができてくる。
東京にいたときには気づかなかった日本の姿も見えてくる。

と、盛り上がっていると、たまに大ボケをかます。
急須のふたを持ち上げる前に、お湯を注いでしまった。
テーブルから湯気が・・・、あがっている。

プラス

2012-05-09 02:18:16 | Weblog
上海は時間の流れが速い。
そして、なぜか、
私のiPhone4は、私の心をくんで、変な動きをする。

今日、上海で知り合ったすごく大切な友人と食事をしていたら、
なぜか、知らぬ間に日本人の友人に電話を掛ける掛ける。
寄りかかっているあいだに、どうやら音声コントロールが作動し、
iPhoneが勝手に電話をかけていたようなんだけど、
その、電話を掛けた相手というのが、私の心に、本当に近い友人たち。

オヤジには一時期すごい借金があって・・・、という
笑い話をしていた時間帯、
両親が健在だった頃にすごくちかしい間柄にあった友人に
iPhoneが勝手に電話をしていたようで、後から驚いた。

そういえば、18歳のときに始まった借金生活が、
いつの間にか、黒字に転換していたわけで、
そのあたり、もっと自分に自信をもってよかったんだ、と、
改めて両親に感謝した夜だった。

いまプラス思考でいられるのは、両親のおかげ。
母がいきなりくも膜下で植物状態になったり、
そのときに父がものすごい額の借金を負っていなかったりしたら、
いま自分の人生を呪っていたかもしれない。

私の大人としての人生は、マイナスから始まり、
いまプラスにある。
それだけで、本当に十分だなあと思う。