ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

詐欺っぽい電話

2012-05-05 16:59:55 | Weblog
最近、よく詐欺の電話がかかってくる。
今日は二日酔いで頭が重いなか、朝から電話に起こされた。

いつも、変な電話は「未知(非通知)」で掛かってくる。
それは無視するんだけど、今日は電話番号が出ていたので、
もしかしたら知り合いかもしれないと思い、一応出てみた。

「あなた誰?」と聞いたら、知らない名前を名乗る。
「掛け間違いでしょ」と言って、プチっと切っても、また掛かってくる。
無視していても10分おきぐらいに掛かってきてうるさいので、
携帯電話の電源を切った。

昼過ぎから友人に会うので、電源を入れると、やはりコールの嵐。
先方さんからのショートメッセージも来ていた。
直訳すると、いわく、
「私は昨日交通事故です。会社。
 今日の午後来てください。運転免許証を持って。
 あなた本人が来てください。登記してください。
 保険会社が全責任を負うので、あなた方がお金を払う必要はありません。
 もしそうしてくれないなら。私たちは訴えます。」
外国人の私が読んでも、句読点すらちゃんと使えていない
非常につたない中国語である。

友人の上海人に、「ごめん、断ってもらえる?」とお願いし、
上海語で撃退してもらった。
その後、電話はかかって来ない。
こんなとき、やはり頼りになるのは上海語だ。

まったく、中国人なら、
もうちょっとスマートな言語表現ができないものだろうか。

類友

2012-05-05 01:23:45 | Weblog
類は友を呼ぶもので、ついに上海で出会ってしまった。
シモーヌ・ヴェイユと言ってピンと来て、むかしの映画の話ができる日本女性に。
しかも私よりも10歳も年下ときたら、それはもう、放すわけにはいかない。

ユダヤに興味があったと言うので、シモーヌ・ヴェイユの話をし、
スター・ウォーズでは、エピソード5、つまりクローン戦争について話し、
一番好きな作家は笠井潔さんと言ったら、「おじさんが好きです!」という回答が来る。

こんな人、日本でもそうそう会うことはできない。
というよりも、彼女がヨーロッパを見たことがあるからこそ、
できる話なんだろうと思う。

そして、彼女のような日本女性が、日本に対して閉塞感を感じるならば、
それは、私の世代が打破できなかったからだと、申し訳なく思う。
実際、日本は閉鎖的だと思うわけだし。

最終的には、どうして日本女性は面白いのに、
日本の男性は、こんなにもつまらないのか、と思ってしまう。

それは中国人に対しても同じように思う。
彼らは、教育を受ける過程で、情報が少な過ぎる。
ナチスとソビエトは一卵性双生児で、
中共が少数民族に対して行っている漢化政策も同じ。
観念の悪というものがある。

そんな話、上海人にしたって、ちんぷんかんぷんだろうと思う。
そのあたりが、仲良くなれない壁なんだよなあ。

まあ、とりあえず、今日はいい出会いがあった。