ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

私の縄張り

2010-11-05 20:14:25 | Weblog
ここ数ヶ月、とても気楽に仕事をしていたのだと気がついた。
よい環境は、失わないと気がつかない。

仕事だけして、人付き合いをしない。
そもそも派遣社員になったのは、
規則正しくコツコツと、自分のペースで仕事をする感覚を取り戻すため。

懸念したとおり、今日のお昼ご飯は、苦痛の極みだった。

昨日入った新しい同僚の派遣社員さんと一緒にご飯を食べたのだが、
あまりに会話が噛み合なくて、というか、
私が合わせようとしないために、まったくチグハグで、
きっと相手にとっても苦痛だっただろうと思う。

申し訳ないと思う。
だが、どうしようもない。
来週、もし、また一緒にお昼を、と言われたら、
「昼休みは一人でいたい」とちゃんと言おう。

たとえば、私が「1人でいるのが好きだ」と言い、
彼女が「私もそうです。家に帰ったら基本は1人」と続き、
聞いてもいないのに続く話の中で、
数人の仲間で、家をシェアしているとわかった。
私の認識では、それを「1人でいる」とは言わない。

こういう会話が続くと、私は不安になる。
ギャップを楽しめるほどの気持ちの余裕はない。

まるで、尖閣の漁船衝突事件のようだ。
「ここは日本国です。領海侵犯です」と、
相手の言語である中国語で呼びかけるも、効果はない。
そのうち、衝突される。

相手からしてみたら、私が自分の縄張りだと言い張っているものに、
なんの価値も、意味もないのだろう。
そもそも、そこに国境線はない、と。
それも、心のどこかでわかる。
でも、入ってきてほしくないところはあるんだ。

それにしても、尖閣のビデオ、なんて空と海が美しいんだろう。
だれかが勇気をもって、流してくれた。
これは国民が知るべきことだ。