猫ずきです

体験したことや感じたことを日記調で書いています。老若男女をとわずにわかるよう書いていますので奮って書き込みしてください。

宮澤 りえ

2013-05-16 | 日記
       

  知らなかった
  拍手喝采を5分間も浴びたが、脇役の影に隠れてひっそりと帰宅した彼女のことを

  それは、おそらく天海 祐希の病状を心配したためか
  それとも自信のプライドのためか
  なんという謙虚さだろうか

                   

  しかも新聞を読んだらすごい集中力
  演劇「おのれナポレオン」の稽古を宮澤 りえは、普通なら1カ月かかるところを
  何と2日間で約2時間20分の芝居のせりふや動きを完璧に覚えたとのこと
  並大抵ではいかない
  その急なピンチ・ヒッターにも係わらず集中力がすごい

  ブローウェイ・ミュージカルの「モダン・ミリー」では2002年に、
  代役だったサットン・フォスターがアメリカ演劇界最高の栄誉トニー賞をうけることになった
  
  やはりライブでしか味わえないハプニングは生の醍醐味かもしれない


                    

お客さま

2013-05-15 | 日記
         

   きのうは出かけていたが、とても暑く帰社するときは汗をかいていた
   このため、ビールを少しだけ呑んで帰ることにした

                

   駅前に新しくビールを立ち飲みで呑ませる店がオープンした
   友人と二人で行ってみた

   店内はきれいで清潔感があり生ビールはジョッキではなく、特殊な透明のプラスチックだった
   二重構造になっていて冷えているビールが生ぬるくならないようになっていた
   おつまみもあまりなくシンプルなものが多かった

                

   2杯飲んだら帰ろうと思っていたら
   話しがはずんでしまい、クイクイと3杯目が終わった
   きれいなアルバイトの女性が多数いて、グラスにビールが残っていないのを見ると
   「おかわりはいかがでしょうか?」と来る
   「いや、結構です」と二人とも言った
   もう一度そんな会話があって、少し酔った余韻を二人で楽しんでいた

   そうしたら、いきなりスタッフの女性が
   「お会計をさせていただきます」と伝票を取り上げた
   二人ともビックリして目を合わせた

   「お会計をお願いします」はお客様が言うことばであって
   店側が言うと「帰れ」を意味する

   せっかく美味しい生ビールを飲んだのに二人ともしらけて酔いがさめてしまった
   言葉ひとつで全てが変わってしまう
   人気があり行列ができていたとは言えあまりにひどいことだった
   いい経験をした

                
    

声のライブラリー2

2013-05-14 | 読書
         

    先週の土曜日の午後、駒場の日本近代文学館に行き、「声のライブラリー」を聞いてきました
    これは、自作書の朗読と座談会が行われ約2時間楽しめるものだ

    今回は朗読は
          植木 雅俊さんの「梵漢和対照・現代語訳・法華経」
          大塚 ひかりさんの「ブス論」

    座談会の司会は詩人の伊藤 比呂美さんだった

    
                      

    テーマは日本文学への仏教の影響から
    そもそもインドから正しく仏教や法華経が日本に伝来してきたのかだった

    今回の目玉は、植木さんの法華経の訳がおそらく原文に正確な訳であったこと
    それは彼がサンスクリット語をしっかりマスターしたたまものだった
    つまり今までの法華経の訳が誤りであったと述べる

                      

    もうひとつ面白かったのは司会の伊藤さんの個性が破天荒であったこと
    現在カリフォルニアに住んでいて実家は熊本県
    詩人でありながら翻訳や子供むけ絵本なども書いている
    
    一番驚いたのは、詩人の感性なのか
    法華経を聞いた彼女は言葉の意味も大切だが、発せられた言葉の音の響きを強く感じるのだった
    庶民に宗教を説法する時に、言葉を発する
    文字が読めないひとには、リズムで言葉を覚えてもらう
    そして唱えることで救われる

    そんなことが会話されてとても面白いライブラリーであった
    年4回あるので次回は8月に開催予定だ

                      

山種美術館

2013-05-13 | アート
        

    先週の土曜日は日本の美を満喫してきました
    午前中に行った山種美術館といい、午後大雨の中に行った日本近代文学館といいよかったです

    さて、今日は山種美術館に行ったときの感想をお話ししましょう
    テーマは「百花繚乱」ということで四季の花がテーマでした

    結果は素晴らしいものでした

    たとえば上の奥村 土牛の「吉野」や


        

    こちらは、石田 武の「吉野」
    よく見ると、木や桜の花びらが細密に描かれていて感激しました

    また、下の速水 御舟の「春の宵」もよかった


         


    一番よかったのは、ポスターにも載っている速水 御舟の「名樹散椿」の迫力と
    牧 進の「寒庭聖雪」でした
    牧の作品は貼り付けできませんでしたが障子の向こうに庭があり雪が積もっているのですが
    竹と水仙の花が描かれていて手前に雀がたくさんいます
    これがとてもよかった
    お見せできないのが残念です
    これらがすべて所蔵品ですからうらやましいです
    日本人がいかに花や鳥を愛して絵をかいてきたかがよくわかる展覧会でした
    また行きたいと思います
    コンパクトな図録は1000円でとてもよく編集されていてお勧めです
    最後におのおのの花の「花言葉」が出ていて面白かったです


                     


              

旧前田邸(和館)

2013-05-12 | 日記
          

   大雨の中、目黒区駒場にある日本近代文学館に昨日行った
   場所は井の頭線の駒場東大前から徒歩10分くらい
   高級住宅地を歩き、駒場公園の中に入る

   すると、左側に塀が続き門が見えて来た
   中には素晴らしい書院造りの屋敷が見えてきてビックリ
   丁度読み終わった小説は江戸時代の武家屋敷に関わる内容だったからだ

   中に入りたかったが時間がなく、講演が終了してから入ろうと思ったら門が閉まっていた


                  


   調べてみるとやはり加賀藩の前田一族の末裔の屋敷であった
   明治時代はこの土地は駒場農学校で、その後東京帝国大学の農学部だった
   途中中島飛行機株式会社がこの土地を買い取ったこともあった
   前田家は本郷からここ駒場に移ってきたこともわかった

   上の写真は16代当主侯爵の前田 利為が昭和5年に建てたものであった
   中には手入れの整った庭や茶室や水琴窟もあるという
   時間を作って中に入ってみたい
   入場無料で隣には素敵な前田邸の洋館もある