2016年 中国
監督：チェン・アル
出演：葛優(グォ・ヨウ)、章子怡(チャン・ツィイー)、浅野忠信、鍾欣潼 (ジリアン・チョン)、袁泉(ユアン・チュアン)
第二次世界大戦直前の上海。やがてくる嵐を前に、上海の裏社会でも、今の身の処し方がその後を大きく左右する事態にあった。実力者のルーにも、日本の実業家から取引の依頼があったが、日本人である妹の夫の渡辺のアドバイスで、その誘いを断った。が、そのせいで、ルーは命を狙われることになる・・・
ん～・・・大物を揃えてきたなぁ～と思うけど・・・なんだかなぁ～。大作っぽくしすぎなのかも・・・文学的にしようという欲もあるのかな・・・もっと素直に撮った方が、わたしは好きだったかも。ずっと付きまとう僅かな違和感みたいなものが、鑑賞の邪魔をしつづけるのが残念っていう・・・そういう感覚でいました。
2014年 台湾
監督：陳果(フルーツ・チャン)
出演：任達華(サイモン・ヤム)、黄又南(ウォン・ヤウナム)、文詠珊(ジャニス・マン)、英紅恵(クララ・ワイ)、林雪(ラム・シュー)、チョイ・ティンヨー、李璨琛(サム・リー)
香港市街から１７人の客を乗せて郊外の町に向かう深夜バス。いつもと変わらぬ日常のはずが、トンネルを抜けたあたりから乗客たちは違和感を感じる。終点について、人影がまったくないことに気づくが・・・
この映画も、馴染みのある監督さん&役者さんで、安心して観ることができました。内容的には、安心しちゃダメなんですけどね(^^;。パニック系の映画は大流行りで、たくさん作られているけど、ほとんど見てないんですよね。だから、相対的にどのレベルの出来なのかは判断できないんですが、悪くはないんじゃないでしょうか。一人ひとりのキャラもしっかりしていますし、複数の構成になっているし、ドラマとしてもちゃんと成立している気がします。わたしは楽しみました(^.^)。
2019年 中国
監督：サム・クァー
出演：肖央(シャオ・ヤン)、譚卓(タン・ジュオ)、陳冲(ジョアン・チェン)、フィリップ・キョン、チョン・プイ
タイで暮らす中国人家族。父親のリー・ウェイジエはインターネット回線会社を経営。長女は高校生で、次女はまだ幼い。ある夏、サマーキャンプに参加した長女のピンピンは、金持ちの不良息子であるスーチャットに睡眠薬を飲まされて暴行される。スーチャットは、キャンプが終わってからも、暴行シーンを撮影した動画をネタに、ピンピンにを脅して付きまとう。思わず抵抗し、スーチャットを死なせてしまったピンピンをかばうため、リーは家族のアリバイを工作するのだが・・・
濃いタイプの美人さんは苦手なんですが、タン・ジュオは好きなんですよね。ジョアン・チェンとかチョン・プイとか、古い香港映画ファンの私でも知っている役者さんも出てるし・・・なんだか安心して見られました。主人公が映画ファンで、アリバイ工作は、今までに見た映画からヒントを得ているというのも、なんか擽られますしね。客観的に良い映画なのかどうかは分かりませんが、個人的には楽しい映画でした。ジョアン・チェンの使い方は、勿体ないというか、ちょっと残念な感じでしたが(^^;。
