気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

気の強さは野鳥界屈指 ケリ

2022年08月07日 | チドリの仲間

今シーズンは近所でケリの子育てを観察できました。
徒歩で10分ほどの田んぼ。6月田植え後に撮った写真です。
今年は6月から厳しい暑さでしたが、水田の上を吹く風は爽やか。

ケリは、気が強い、怖い、とよく言われます。
特に、子育ての時期、親鳥は子を守るため神経を張り詰めています。




ケリッケリッケリリッ 鋭く響き渡る鳴き声でヒナに警戒を促していました。
ヒナは周囲の草むらか畑の作物の間に隠れたらしく姿を見られませんでした。

赤い眼が見ひらかれて凄みを感じます。





時には子を守るため、人間や車にも威嚇攻撃を仕掛けてくるケリですが、
この地の夫婦は、子育て中のケリにしては穏やかでした。
パッと白い翼をひろげて飛び立つことで自分に注意を引きつけるばかりで攻撃せず。



5㎞ほど離れた田んぼに棲む別のケリ夫婦は好戦的で
キジバトやカワラヒワの群が落穂ひろいをするだけで、攻撃を仕掛けていました。
刺激しないよう私も100mほど離れての観察でした。
地の利も幸いしてその勝ち気なケリ夫婦は4羽のヒナを育て上げました。






ケリ(鳧、計里) Grey-headed lapwing 全長約34cm
チドリ目チドリ科タゲリ属


◆怖いもの知らず!?ケリとはどんな鳥?  生き物情報ナビ
https://living-creature.com/grey-headed-lapwing/




兵庫県では昨日8月6日、新たに1万1625人が新型コロナウイルスに感染したと発表されました。
1日の新規感染者数として過去最多を更新し、自宅療養中の方を含め11名の死者出たそうです。
経済への悪影響を考慮して行動制限はしないという県知事の方針ですが、医療現場のひっ迫が懸念されます。
いつどこで誰が感染しても不思議ではない異常事態。
陽性判定されるも「軽症」なので自宅療養、その際の対処療法のための薬も不足しているそうです。
私自身も家族も、いまだ感染せずにすんでいることを幸運に思います。

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。


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ケリ 雛から幼鳥へ

2022年06月21日 | チドリの仲間

ケリの雛 幼鳥を呼べるほど大きくなりました。

田植え作業に追われるように点々と場所を変えています。
最初は4羽の雛がいましたが この日は一羽だけでした。








子どもは自由奔放 怖いもの知らず
両親は気が気ではないでしょう。

それでもつかず離れずで子を見守っています。




一枚の田んぼを挟んで反対側の畔からしきりに鳴く親鳥


向こう側にいる子どもに指示は伝わったようです。



「人間が見ているから近くへ行かないで 人間から離れなさい」?



ケリ(鳧、計里) Grey-headed lapwing 全長約34cm
チドリ目チドリ科タゲリ属


◆たじま(但馬)の自然 ケリケリケリのケリ
https://www.tajima.or.jp/nature/119047/

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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ケリの親子 2

2022年06月07日 | チドリの仲間

田畑のあぜに2羽のケリ つがいでしょうか。
ヒナの姿はありません。すでに今期の繁殖を終えたのでしょうか?

この時季、田園地帯を車で走っていると、あちこちでケリを見かけます。




家の近くのケリの親子が気になって帰り路に立ち寄ってみました。
最初に目撃した農地は水が張られ田植えの準備中 親子の姿はありません。
ふと、道の反対側の農地に目をやると 小さなヒナがちょこちょこ動き回っています。





もう一羽は、あぜの草の間にちょこんと座っていました。



4羽いたはずのヒナは2羽しか見当たりません。
生き延びた2羽は元気いっぱい たくましさを感じさせる立派な足。







もう一羽も草の中から立ち上がって土塊の上に出てきました。
車の中から撮っているのでヒナは気づいていない様子。
親鳥は時々、こちらを注視しますが、警戒態勢にはなりません。




2羽の雛を見守るケリの親鳥
この日は成鳥を一羽しか確認できませんでした。


ケリ(鳧、計里) Grey-headed lapwing 全長約34cm
チドリ目チドリ科タゲリ属


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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シロチドリとハマヒルガオ

2022年05月28日 | チドリの仲間

ハマヒルガオの咲き乱れる海岸でシロチドリのペアを見かけました。
何年か前にはこの場所で小さなシロチドリの雛が育っているのを確認しています。

繁殖のさまたげにならないよう短時間でその場を離れました。
ひょっとしたらかわいい雛が草の中に隠れていたかもしれません。






夏のような暑さで海岸にも陽炎が立っていました。
遠くから撮った画像をトリミングしているので背景がめらめらユラユラして見えますね…












シロチドリ(白千鳥) Kentish plover  全長約17㎝
チドリ目チドリ科チドリ属


◆バードリサーチ シロチドリはいま? シロチドリの繁殖状況
https://www.bird-research.jp/1_katsudo/shiro_chidori/index.html


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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ケリの親子

2022年05月22日 | チドリの仲間

農道を歩いているとケリのけたたましい鳴き声が聞こえてきました。
ケリリ…キリリリ…ケリリリ…  鋭い声があたりに響きます。

声のする方を探すと 農耕地の中にケリの姿が見えました。
そして、よくよく見ると、毛玉のような小さな雛が。




草の間にしゃがみ込んでいる親鳥 お腹に下に他にもヒナが隠れています。
さかんに上空を気にしています。 トビかカラスでも飛んでいたのでしょうか?







二羽の小さな雛は、ちょこちょこ動き回っています。
雛たちに呼びかけるかのように鳴き声を上げる親鳥。







上空を何度も見上げて警戒していました。
少し離れた所にもう一羽の親鳥の姿も。
こちらの親鳥は電柱の陰に隠れていた私を警戒していたようです。
私の視線を雛から逸らして自分に引き付けようとしていたのでしょうか。
隣接する畑へとことこ歩いていきました。




ケリ(鳧、計里) Grey-headed lapwing 全長約34cm
チドリ目チドリ科タゲリ属


◆福井新聞 動画ニュース ケリが水田で子育て
https://www.youtube.com/watch?v=CK7zqolKSeU



北海道から届いたジャガイモと玉ねぎで久しぶりにカレーを作りました。
ちょっと奮発して、週末サービス特価の和牛切り落としを入れました。
旨味が濃くてとても美味しかったです! 
一晩冷蔵庫で寝かせた今夜のカレーも楽しみです!

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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コチドリも 海岸に

2022年05月19日 | チドリの仲間

前回のシロチドリと同じ海岸にはコチドリも暮らしています。
ほぼ毎年のようにヒナが誕生して数羽が育ちあがっています。

コチドリの多くは繁殖のため日本に渡ってくる「夏鳥」ですが
私の地域では越冬する個体が年々増えている印象です。


↓ 越冬中のコチドリたちの様子はこちら!
▼コチドリ 泥んこステップ
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/85504675f1b9cbe8e4ceb02e23b61ec7











コチドリ(小千鳥)Little ringed plover  全長約16cm
チドリ目チドリ科チドリ属


下のリンク先には「干潟や砂浜など海岸へは出ないことが普通。」と記載されていますが、
写真の通り 私の地域ではコチドリは海岸部にも生息・繁殖しています。


◆サントリー愛鳥活動 コチドリ
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1523.html


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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砂浜の主? シロチドリ

2022年05月18日 | チドリの仲間

一羽のシロチドリが凛と立っています。

堤防の上から観察すると砂浜を巡回しているようでした。
前回登場のキアシシギ 最初はこの砂浜に降りたのですが
このシロチドリが矢のように飛んできて追い出されてしまいました。






一週間ほど前 この浜に来た時はメスとオスのシロチドリが二羽
今回はオス一羽しか確認できず。フラれてしまったのでしょうか?
広大な砂浜ではカップルになってから産卵場所を探せますが、
この辺りは人口浜で砂浜がわずかしかありません。
オスはしっかりと縄張りを確保しているのかもしれませんね?





波に寄せられた漂流物の中に 丸めて捨てられたマスクが
使用済みのマスクは責任持って処分しなければいけませんね。



シロチドリ(白千鳥) Kentish plover  全長約17㎝
チドリ目チドリ科チドリ属


◆バードリサーチ シロチドリはいま? シロチドリの繁殖状況
https://www.bird-research.jp/1_katsudo/shiro_chidori/index.html

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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メダイチドリ 新婚旅行?

2022年05月09日 | チドリの仲間

春と秋の渡りの際 日本にたちよる旅鳥のメダイチドリ
胸元のオレンジ色が美しい夏羽です。

浜辺をちょこちょこ歩き回って食べ物探し
↑ 上の写真はゴカイの仲間を捕食中
しばし休息の後 ユーラシア大陸の繁殖地まで 長い旅が続きます。








オレンジ色が淡い手前のメダイチドリ メスのように思われます。
二羽は仲の良いカップルに見えました。 繁殖地への旅路が新婚旅行?



ハクセキレイ メダイチドリの動きを監視していました。



くぼみに体を伏せて休息 保護色になりますね。


メダイチドリ(目大千鳥) Lesser Sand Plover 全長約19cm
チドリ目チドリ科チドリ属


母の日にリクエストしてお気に入りのタオルをもらいました。
「魔女の宅急便」の黒猫ジジの刺繡入り 
 


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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メダイチドリとコチドリが

2022年04月29日 | チドリの仲間

メダイチドリコチドリが 小さな浜辺で出会った

メダイチドリは長い渡りの旅の途中
コチドリは浜の草地で巣作り子育て






存在を誇示するように飛び回るコチドリたち






危険な相手ではないと悟ったのでしょうか 
警戒しつつも闘いを仕掛けることはありませんでした。






メダイチドリ(目大千鳥) Lesser Sand Plover 全長約19cm
チドリ目チドリ科チドリ属

コチドリ(小千鳥)Little ringed plover  全長約16cm
チドリ目チドリ科チドリ属


◆鹿児島県徳之島天城町 文化遺産データベース メダイチドリ
http://jmapps.ne.jp/amagi/det.html?data_id=5836


◇野鳥観察こぼれ話◇
我が家の脇に立つ電柱に今年はスズメが巣を構えています。
風に乗って雛たちの甘えたような鳴き声が聞こえてきます。
何度も忙しく虫をくわえて巣に戻る親スズメ
代わりにヒナの白いフンをくわえて出てくるまで わすか2~3秒の早業です
巣から離れたあたりでポトンとフンを地上に落とします。
ヒナの排せつ物はゼラチン質の膜に被われて運び出しやすい形状になっています。
スズメの雛たちが無事に巣立ってくれるよう願っています。

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。


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ムナグロ 春の田圃に

2022年04月28日 | チドリの仲間

田植えの準備を始めた水田にムナグロの群が降り立ちました。
大きく感じますが、ツグミほどの大きさのチドリの仲間です。
春と秋の渡りの際 旅鳥として日本に立ち寄ります。

オスの夏羽は名前のとおり顔から胸~腹部にかけて黒い色をしています。












採食を終えると畑の凹みなどに身を伏せて休息します。
保護色になってどこにいるのか見えにくくなります。





ムナグロ(胸黒)Pacific Golden Plover 全長約24㎝
チドリ目チドリ科ムナグロ属


ネギ坊主が農業地域のあちこちに見られます。


ムナグロは秋の渡りでは太平洋を一気に越冬地まで南下しますが
春の渡りでは日本が重要な中継地になっていることが
フラッグや足環などの調査から明らかになってきたそうです。
◆明らかになってきたムナグロの渡り〜日本は重要な中継地〜   山科鳥類研究所
http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/news/201503munaguro.html

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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コチドリもケリも

2022年04月22日 | チドリの仲間

水辺で採食するコチドリたち

休み休みおっとり食べ物探し

この辺りで越冬した小群かもしれません。





まったりお団子状態


このコチドリは右足の先が欠損していました。
現地では気づかないほど自然な動きで生き抜いています。



しばらく座り込んでいたコチドリ
すくっと立ち上がってテケテケ走り出しました。

コチドリ(小千鳥)Little ringed plover  全長約16cm
チドリ目チドリ科チドリ属




同じ水辺ではケリの見られます。
この近くに営巣場所を探しているカップルのようです。



ケリ(鳧、計里) Grey-headed lapwing 全長約34cm
チドリ目チドリ科タゲリ属


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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コチドリ 泥んこステップ

2022年02月07日 | チドリの仲間

水を抜いたため池の底でコチドリたちがしきりに足踏みしています。
見る見る足は泥だらけ よく見ると泥地の上には小さな鳥の足跡が無数に

くわしい仕組みはわかりませんが 足踏みの振動で虫の居場所をさぐっているようです。
主な獲物はユスリカの幼虫「アカムシ」と呼ばれる細長く微細な虫と思われます。






仲良く並んでステップステップ








じ~っと地表を見つめる二羽

この姿を見る限りでは、
足踏みの振動で驚いた地中の虫が動いたところを狙っているように思えます。


コチドリ(小千鳥)Little ringed plover  全長約16cm
チドリ目チドリ科チドリ属


昨日は北風が吹き荒れて日中も気温が上がらず
温暖な瀬戸内には珍しく一日を通して冷蔵庫の中のようでした。
土曜の晩にクリームシチューをたくさん作り置きしたので
寒い中、買い物に行かずに済みました。
シチューは小どんぶりに盛り付けるので冷めにくく
器を包む手のひらもあたたかく一石二鳥
これも日々の小さな幸せですね。

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。




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夏羽のメダイチドリ

2021年05月09日 | チドリの仲間

河口付近で夏羽のメダイチドリが二羽見られました。
胸元のオレンジ色が美しい夏羽です。
春と秋の渡りの際 日本にたちよる旅鳥のメダイチドリ。
この後 ユーラシア大陸の繁殖地まで 長旅が続きます。









メダイチドリ~目大千鳥といいますが、夏羽では過眼線が黒々していて目の位置さえもはっきりしません。

秋の渡りの冬羽姿では大きな目がクリっとしている様子がよくわかります。

2018年秋撮影


メダイチドリ(目大千鳥) Lesser Sand Plover 全長約19cm
チドリ目チドリ科チドリ属

いつも見ていただきありがとうございます。
新型コロナウイルスの感染拡大で元気の出ない日々が続きます。
更新のない日にも多くの方が閲覧して下さっていると知り励みになります。
みなさまも健康にご留意してお過ごしください。
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ムナグロ飛んだ

2021年05月03日 | チドリの仲間

この春もムナグロの群を確認していますが いずれも遠いので在庫から。
2019年5月二年前に撮影して下書きのまま残っていた写真です。
田植えを終えたばかりの田んぼで夏羽のムナグロたちが羽休めしていました。

ムナグロは赤道付近や南半球で越冬し シベリアやアラスカの高緯度地域で繁殖するそうです。
ムナグロは全長約24cm ムクドリほどの大きさで驚異的な距離を旅するのですね。











(2019年5月撮影)

ムナグロ(胸黒)Pacific Golden Plover 全長約24㎝
チドリ目チドリ科ムナグロ属


ムナグロは秋の渡りでは太平洋を一気に越冬地まで南下しますが
春の渡りでは日本が重要な中継地になっていることが
フラッグや足環などの調査から明らかになってきたそうです。
◆明らかになってきたムナグロの渡り〜日本は重要な中継地〜   山科鳥類研究所
http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/news/201503munaguro.html

最後まで見ていただきありがとうございました。
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タゲリ そろそろ旅立ち

2021年02月27日 | チドリの仲間

三寒四温の言葉の通り
厳しい冷え込みと春のような温かさが数日おきにやってきます。

お天気の良い日には田畑で作業を始める農家さんの姿も見られます。
田圃で越冬していたタゲリたちもそろそろ北へ旅立っていく頃です。














タゲリ(田鳧、田計里)Northern lapwing 全長約32cm
チドリ目チドリ科タゲリ属


最後まで見ていただきありがとうございました。
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