Rolling 55

「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

フランス紀行[4]  アヴィニョン④ 夜の旧市街2

2013年10月16日 08時17分27秒 | フランス紀行2013

再び城塞の中に入り、散策を続けます。このあたりからメインの繁華街となるのですが、
ヨーロッパの場合、ケバい看板等やらネオンサインがないので非常に落ち着いて見えます。

レストラン街がずっと続いて。ヨーロッパの人たちって屋外で食事を楽しむのが本当に
好きですね。ボクはパリのカフェでコーヒー一杯で道行く女性を眺めているのは好きですが、
どうも食事を外でというのは、落ち着きません。

こちらは5つ星のホテル。現役時代は出張で5つ星は泊まったことはありますが、ここ
数年は星なしばかり。見るのはただですので(笑)、ちょっと覗いてみましょう。

恐らく昔の貴族の館をリノベーションしたホテルだと思いますが、やたらリビングルーム
が多かったです。ボク等のように朝から晩まで観光で歩き続けていて、ホテルは寝るだけ
という旅人には猫に小判。昔は年取ったらこういうリビングでゆったり過ごす旅をしたいね
なんて奥様と言ってたものですが・・・
やはり貧乏症のボク等夫婦には永遠に全く縁がないようです。

こちらはダイニング。写真奥の中庭までずっと続いて。一体何席あるんだろうという感じ。
でも、室内で食事をしている人は全然おりませんでした。

鈴蘭水仙(すずらんずいせん)のランタンが一杯。そうそう、この花はこのあたりが原産地
でありました。

 

ー続くー

 


フランス紀行[3]  アヴィニョン③ 夜の旧市街1

2013年10月15日 16時27分53秒 | フランス紀行2013

宿で暫く横になって休憩。
夜の9時近く徐ろに旧市街を散策に。明後日以降の見所を下見にです。

このアヴィニョンの観光資源は旧市街地に殆どあります。フランスでも珍しい城塞都市。
城塞都市といえばボクのヨーロッパ経験では、完全な姿をしているのはここと、スペイン
の「アビラ」とドイツの「ローテンブルグ」のみっつかなぁ。その中でもアビラが一番
規模が大きく、モスリムとの激しい戦いを連想させるものでした。こちらとかローテンブルグ
の城塞は寧ろある程度平和時のそれという感じがしますが、いずれにしてもほぼ完璧な
カタチで残っているのは素晴らしいことです。

明日以降の下見ということで城壁にそって散策。まぁ、人通りのすくないこと。バカンス・
シーズン前ということもありましょうが、とても閑静な街です。

この城塞都市はアビラ同様に世界遺産の指定となっており、城壁の外にでっかい観覧車が。
フランス人ってこの観覧車が好きですね。ルーブル宮のそばにも確か。そうそう、大阪にも
とんでもないところに、ビルの屋上かなんかにありましたっけ(笑)

夕日に映えるのはアヴィニョン教皇庁の宮殿。これは後日「登りに」(笑)行きます。
教皇庁宮殿と言ってもまるでこれも要塞です。

ローヌ川の向こうに夕日が沈んで行きます。ヨーロッパはこの時期から夏場まで
日が沈んでからが長いんです。いつになったら眠れるのって感じで(爆)

向こうに見えるる中途半端な橋。これがかの有名なアヴィニョン橋。これについては
また別途渡った時に。今回のこの地の訪問の最大の目的はここを渡ることでありました。

新しい橋の上で記念撮影。しかし、凄い格好をしてます(ボクのこと)
今回の旅行中は殆どこの格好で。手に持つ白いバッグには望遠レンズが
入っているだけ(笑)

法皇庁の大聖堂の上に立つ聖母マリア像です。

アヴィニョン橋。

 

ー続くー


ホトトギスをソフト・フォーカスで

2013年10月15日 08時06分30秒 | はな・花・華

野川のほとりで。

ふとイタズラ心がムンムンと(笑)
結構素敵なソフトフォーカスでしょう。

実は散歩の途中で安い八百屋があったので、そこで買い物。そのビニル・バッグの
手提げ部分をレンズに当てて。ビニル・バッグの端がレンズにあたっているのは気づいて
いたんですが、ていうか、レンズを固定するためにビニルバッグをいちいち地面に下ろす
のが面倒くさくなって。まぁ、ええかてなことで撮っちゃったというのが真実ではあります。

あはは、こんなものでも十分ソフト・フォーカスが出来るものですね(爆)

 


フランス紀行[2]  アヴィニョン② ホテルの前で事故を目撃

2013年10月14日 16時50分22秒 | フランス紀行2013

スマホでの撮影です。
ここは在来線のアヴィニョン駅から徒歩5分くらいの距離にあるガード下。撮影している
ボクの後ろはこの日泊まるホテルがあるのですが。丁度画面の向こう側の歩道を歩いて
来て、「ああ、あそこが今日のホテルだよ」と奥様に向かって指さした瞬間でした。

突然ボク等の反対車線から一台の乗用車が横倒しになったまま、ボク等の方向
に突進してきたのです。

ありゃ、やばいなと思った瞬間、なんとこの円柱の支柱に車がぶつかって三本目で
漸く停止。もし、この支柱がなければ中央分離帯を乗り越えてきっとボクに直撃して
いたかも知れません。

写真は後続車が急停車して、後続車の乗客が急いで横倒しになった事故車のドア
を開けて、運転手を救出したところです。

幸いなことに運転手に大きな怪我はなかったし、他の車と接触するようなこともなくで
ほっとしました。それにしても、いきなり車が横倒してそのまま滑ってくるとは!
アクション映画ではよくあるシーンですが、なんでこんなことが起こったのか不思議。
この道にはコーナーなんてないので傾く原因が全く分かりません。こういう不可思議
なことって現実にあるんですね。

フランスの警察、消防もかなり優秀ですね。ものの5分もしないうちに必要車両が
全部そろいましたよ。それにしても、この鉄道のガード下で火災でも起こしていたら
大変。大過なくて本当に良かった。

こちらが泊まったホテル。こじんまりした良いホテルでした。

 

ー続くー


金木犀

2013年10月14日 08時25分24秒 | はな・花・華

漸く我が家にも秋の花が。

どうも剪定のやり方が悪いせいか、このバスケットが葉陰に隠れてしまって。なかなか
写真となるような姿、フレームづくりが出来ませぬ。ほんと匂いはいいのですが、難しい
題材です。

こちらは散歩道のお宅の大木。ちょっと見て、何の花か分かりませんでした(苦笑)
それくらい、我が家のものと比べて花つきが違います。この季節、ご近所ではこの花
を至るところで見ますが、この木がベストでありました。葉をうまく剪定してるんで
しょうね。ボクがやると素人の悲しさ、どこに花芽があるのか分からないので、切り
様が分からないんです。

この花が上向きに花をつけるなんて初めて知りましたよ。それもまだ花びらが開ききって
いない状態でこれです。

植木の世界もかなり奥深そうです・・・

 


フランス紀行[1]  アヴィニョン① TGV駅

2013年10月13日 16時12分24秒 | フランス紀行2013

イタリアのジェノバを出たのが朝の9時。アヴィニョンについたのは夕方6時頃。
途中2回のトランジットがありましたので、それほど飽きるということはありません。
夕方だというのにヨーロッパの初夏の日差しはまだ強く、これから日光浴が十分
出来そうです(笑)

この駅はTGV専用駅。日本でも新幹線専用駅があるのと同じですね。
流石フランスが誇る高速鉄道だけあって、この駅舎もかなり、もだ~んな
造りになっています。日本もこういうセンスのある駅を今度のリニア新幹線
で採用して欲しいです。

ガラス張りの内部は全部乗降客のロビーになっていて。なんとまぁ、贅沢な空間設計
なんでしょう。日本なら確実に駅弁屋と立ち食い蕎麦屋、コンビニで所狭しとなるんで
しょうけど。

この内部の半分を使った大胆なスロープは旅行客には本当に有難いです。エスカレーター
もいいのですけど、大きなトランクを持って歩くと結構危ないことも。
今度の東京オリンピックの諸施設にはこういうバリアフリー的な設計が高齢化社会
には必要でしょうね。

駅舎のスペースとしてはかなりコンパクトでありますが、片面が全面開口、反対側
はルーバ形式の壁で閉塞感は全く感じられません。かなり秀逸なデザインだと
思います。

1階部分のコンコース。こういうふうに機能を完全に分けて。すっきりしていてとても好感が
持てました。

外からの外観です。こうして眺めていると日本の新幹線駅にも似ています。
この駅広から観光の中心である旧市街地へはシャトルバスで10分くらいの
距離にあります。結構旧市街地までの道は渋滞していて、倍の20分くらい
はかかったでしょうか。やはり夕方の帰宅ラッシュはどの国でも同じです。

 

ー続くー

 


イタリア紀行[76]  ベンティミグリア② 駅前

2013年10月12日 16時44分24秒 | イタリア紀行2013

駅前の町並みです。意外と活気があるのにちょっと驚いて。

この通りをまっすぐ行くとものの2,3分でもう地中海の海岸へ。昼時でなんやら皆さん
ビニル・バッグでお買い物の人が多かったです。これから帰ってお昼ごはんなんで
しょうか。

表通りの横道。かなり落ち着いた街と見ましたが。結構、こういうところで長期滞在
なんていいかも。ニーズにも近いし。

地中海の海岸です。 

海岸に添ってこんな橋が。向こうは完全にリゾート・エリアになっているみたいです。

このあたりまで来るとまるで南国の風情です。きっと夏場はヨーロッパ北部から来る
観光客で賑わうのかも。

かなり大きな市場。ちょっとびっくりしたのは圧倒的に買い物客では男性が多い!
ボクも主夫のひとりとして彼らにエールを(笑)

 

イタリア・スペインはやはりオリーブ天国。日本の漬物みたいな感覚なんでしょうけど、
圧倒的に種類が多いです。

これは加工済みのパスタ。色々な種類があるんですね。いいなぁ、こういうのが
あると助かります。ボクなぞはパスタ好きだから、毎日種類を変えて、1ヶ月以上は
これでもちそう。

花屋さん。いやぁ、色々種類が豊富で。

このどんつきが鉄道駅。そろそろ出発時間です。間に合わなかったら大変。
これからイタリアの国境を超えてフランスに入ります。 

 

ーイタリア編おしまいー


イタリア紀行[75]  ベンティミグリア① イタリア最後のスパゲティ

2013年10月12日 08時10分43秒 | イタリア紀行2013

ジェノバを出て鉄道で一路フランスを目指します。今回の旅行の最終目的地は例によって
スペイン。地中海沿岸を列車で旅することになります。
ヨーロッパ鉄道は大変整備されて、特にイタリアーフランス間はフランスの誇るTGV(新幹線)
があり、インターナショナルに繋がっているはずなのですが、ボク等が旅した時期がオフ・
シーズンであったせいか、はたまたボクが検索したレイル・ヨーロッパの時刻表の読み方が
甘かったのか、ジェノバ→ベンティミグリア(普通列車)→ニース(普通列車)→アヴィニョン
(TGV)で概ね8時間掛けてフランス到着となります。

前回もそうでしたが、全て列車の予約は前記レイルヨーロッパのWEBから出来ますので、
本当に便利な世の中になりました。尚、ボクの経験した限り、ヨーロッパの電車は概ね正確
です。前回三年前この路線を走った時には例のアイスランドの火山爆発で、ヨーロッパ中の
交通機関が麻痺して、旅行日程がぐにょぐにょになって大変に慌てたこともありましたが、
これは例外であります。

 

地中海を臨みながらののんびりした鉄道の旅もまた楽しであります。

フランスとの国境に近いベンティミグリア駅。ここで1時間ほどのトランジット・タイム
があり、昼食を兼ねて駅前散歩。列車の待ち時間がこれくらいあると、寧ろ長旅も
楽しいものです。

駅前のカフェテリアで最後のイタリア料理を頼んで。ん~ん、ビールがうまいでございます。
日本と違い地中海沿岸って結構乾燥していて、初夏の日差しは強いのですが爽やかな
気候。これがビールに合うんです。

やはりスパゲティになりました(笑)料理の種類があまりなくて、ボロネーズを。ソースは
普通のお味でしたが、麺がしこしこの平麺で、イタリアに別れを告げるためゆっくり
味わいましたよ(笑)

奥様はチーズのたっぷりはいったリゾットのようなもの。こういう作り方は日本では見ないかも。
ちょっとおすそ分けしてもらいましたが、なかなかあっさりした味でうまかったです。

 

ー続くー


イタリア紀行[75]  ジェノバ⑯ スパゲティ・ジェノベーゼ

2013年10月11日 16時15分42秒 | イタリア紀行2013

ジェノバに来たらこれを食べて帰らねばなりませぬ。
言わずと知れたスパゲティ・ジェノベーゼ!!

ハーブ類が大好きなボクとしては、このバジルソースは大好物。ん~ん、いい香り。
じゃがいももしゃきしゃきして、こりゃ堪りませぬわ。

残念ながら我が家の小さな庭のハーブではこの味はでません(涙)
写真の濃い緑色は定番のいんげんです。

 

港町ということで魚介のグリルも頼んで。オイルがいいせいか、とても美味しく戴きました。
でも、この魚介のプレートなんですが、お魚がなんか変。で、サーブしてくれた可愛いお嬢さん
に、「この魚、何で半身のもう一つがないの」と聞いたものです。彼女、一瞬きょとんとして。
ちょっと間があいて顔が若干こわばって。そして何も言わずそそくさと厨房に消えて行きました。

暫くしてお嬢さん、厨房から出てきて・・・

はい、二枚におろした片割れと無事再会出来ました(爆)
結構、高級レストランであり、まさか片方の半身は別の客にというわけではないと
思いますが。真相は敢えて問い質しませんでした。日本人の感覚からすると、
やはり腹かっさばいた姿を見せるより、丸で出てきたほうが美しいと思うのですけど。
箸とフォークの違いで食べづらいということもあるのかしら。奥様と真相究明をあれや
これや。それが故にワインが進んで、二本も空けちまったじゃないかっ(爆)

このパンが妙にもちもちとして、もしかして米粉でも使っているんじゃないかと
思ったりして。そんなわけないんでしょうけど、かなりうまいパンでありました。
当然、お代わりも(笑)

あとはサラダをお供にして。
満足な食事でありました。

 

ー続くー


イタリア紀行[74]  ジェノバ⑮ イタリア洗濯干し事情

2013年10月11日 08時07分36秒 | イタリア紀行2013

イタリアというと洗濯物を干している姿をよく目にします。

街を歩いて日本のように電線が空を覆っているという風景は殆ど見られませんが。
こんなふうにお隣さんのビルとの間でもロープが張られていたりして(笑)
おまけに、全く日が差さないような場所でも悠然と洗濯物が干してあったりします。
更に凄いのは一昼夜平気で干しているところも(昔、ポルトガルで3日干というの
を見たこともありますが 爆)

しかし、どうやってこんなところに干せるのかずっと気になっておりました。
ふつ~に考えると危険が一杯のように思えるのです。

望遠レンズでアップしてやっと分かりました。なるほどであります。

こんな仕掛けがあったんですね!生活の智慧でありました。

 

ー続くー

 


イタリア紀行[73]  ジェノバ⑭ 王宮3

2013年10月10日 16時10分56秒 | イタリア紀行2013

中庭には彫刻も置かれて。

ミューズの彫刻でしょうか。面白いことに女神の膝辺りにこんなものが顔を出して。

ゴーガイルが一緒に彫られた彫刻なんて初めて見ました。フランスの教会建築の
定番だと思っていましたが。ゴチック建築華やかなりし頃の装飾だと思います。
やはり地理的にフランスに近いせいでしょうか。

可愛い子どもの顔が。

両ウイングの窓はこんなふうに。ガラリ戸を開けると色違いで面白いです。
上の窓は両開きですが、下は片面で表情に変化をつけています。意匠的
には面白いですけど、使う側はちょっと困るかも。

屋上にはこれまた沢山の彫刻が。遠くからですと小さく見えますが、きっと等身大
以上の大きさがあるんでしょうね。

天井からぶら下がったランタン。十字架を象ったエンブレムが。

 

ー続くー


イタリア紀行[72]  ジェノバ⑬ 王宮2

2013年10月10日 08時15分28秒 | 伊豆

この王宮は平面的にはコの字型をした建物です。向かって右側のウイングはこんな風。

正面は殆どが窓となっていて、ちょっと日本では考えられないような開口の大きさ
です。構造的によく持っているなと感心しきり。

中庭はモザイクタイルが敷き詰められて。見事な文様を描いています。

中庭の中心には池が配され、丁度睡蓮の花がお出迎え。

入り口の鉄扉。こういうのを見るとスペインのガウディの作品とか日本にあるフランク・ロイド・
ライトの作品はやはり秀逸だなと思います。

庭のモザイクタイルの文様も方向によってそれぞれ違ったエンブレムが描かれて。
芸が細かいです。

ー続くー


イタリア紀行[71]  ジェノバ⑫ 王宮1

2013年10月09日 08時31分31秒 | イタリア紀行2013

王宮となっていますが、元々はジェノバの豪商バルビ家が1650年に建築した邸宅
です。その後、17世紀から18世紀にかけジェノバの繁栄を迎えて様々な大規模
邸宅が建設されますが、ずっと最大規模を誇っています。それ故、「王宮」というような
呼称で呼ばれるようになったものと思います。

現代は表の看板でも分かる通り、ブルビ家とその後を継いだサヴォイア家が収集した
美術品を主体とした美術館となっています。生憎、この日が休館で、外観だけの見学と
なりましたが、往時のジェノバの繁栄がこの建物に象徴されているようです。

 

玄関ロビーにはサンダル履きの足の彫刻と、天使(ガブリエルかな?)がお出迎え。

壁と天井の際にはライオンを象ったモールディングが。ジェノバの人はライオンが
お好きなようです。

恐らく両家が当時使っていた馬車がさり気なく置かれて。

二階に繋がる階段。意外と素っ気ないほど簡素な仕上げです。でも、中の装飾と調度品は
逆に絢爛豪華なようです。美術品では英国絵画の祖と言われるヴァン・ダイクというフランドル
出身の画家の絵画が有名です。

ピロティを出て中庭から見た外観。これだけ大開口のサッシュ窓は珍しいですね。
かなり明るい室内だと思いますが、若干美術品には問題ありかな、なんて余計な
心配をしたりして(苦笑)

 

 

ー続くー


イタリア紀行[70]  ジェノバ⑪ 街角風景3

2013年10月08日 16時53分56秒 | イタリア紀行2013

街角でさり気なく置かれていた写真。恐らく18世紀から19世紀にかけての昔の
ジェノバの写真でありましょう。当時の繁栄ぶりがこれで窺えます。

注目すべきは中段の右の写真。チンチン電車のようなものが見えます。これが
前にご紹介した旧市街地と新市街地をつなぐフニクラ。今でもこのトンネルは
ありまして、電車のカタチは変わっていますが、実際に動いています。一般の
住居の一階部分を突き抜けて登っていくというのがとっても面白かったです。

こういう写真を見ると日本の横浜・神戸も明治・大正期の建物が残っていたら、また
随分と違った風情を醸し出していたんだろうなと思ったりして。もう日本の人口も
1億2千万人を突破するようなことはないでしょう。7,8千万人くらいで推移する
として、雨後の竹の子のような超高層ビルは必要ありません。是非、やっと残って
いる昔の町家の姿だけでも保存する方向で考えて行きたいですね。

まさに下町風情。東京の下町ですと通路に盆栽やらプランターやらが置かれちゃいますが。
それにしてもこういう裏道を歩いていてもゴミが落ちていないのに感心しました。とても
イタリアとは思えない(笑)

既にご紹介した建築群はこの一帯で歴史的建築物として世界遺産に登録されていて、
その影響があるのかも知れません。
日本の富士登山道を含め、ゴミが世界遺産登録を機になくなるといいのですけど。

ヨーロッパの街角を歩いているとよくこの風景に出くわします。ずっと随分とでかい
ゴミ箱が沢山並んでいるものだと思っていましたが。

なんとお店やさんでありました。本とかレコードとか、あと雑貨とか。丁度店をしまうところに
出くわして、この正体が分かりました。
蓋の上部に蛍光灯までつけているんですね。なかなか合理的だなと感心した次第。

突然で恐縮です。奥様が「余りにも歩きすぎ、暑い熱中症になっちまうだろ」と駄々をこねた
もので、はい、イタリア名物ジェラートを振る舞って。泣く子と奥様にはこれが一番(笑)

 

ー続くー