りばぁさいどらいふ

東京を流れる某川のほとりから。
ガーデニング、アウトドアなど生活を心地よくするために思うところ、備忘録、いろいろです。

「旧東海道散歩 その13-① 二宮~」

2015-12-21 20:38:00 | 旧東海道散歩
今回は車で移動。
二宮駅周辺に駐車場が見つからず、国府津駅の近くに駐車しました。たまたま見つけた駅前の「相仙」でランチをすることに…。
小鉢にはかまぼこ。小田原が近いことを感じます。


ご常連が多い人気店。調べたら、歴史のあるお店でした。
大正時代、国府津駅は小田原、熱海、箱根への玄関口として栄えていたそうで、待合茶屋「AISEN THE HAUSE」は、外国人遊覧客も接待していました。
相州(相模国)の「相」と主人の名前「せん」から「相仙」。名付け親は伊藤博文。
せんの兄が伊藤博文の用心棒だった縁で、伊藤博文もこのお店で電車の到着を待っていたそうです。

niko昔の相仙 です。(相仙H.P.より)

JR東海道線で国府津駅から二宮駅へ移動し、改めて「二宮駅」から出発です。


国道1号線をしばらく歩くと…


分岐点に「押切坂一里塚」。日本橋から18番目の一里塚です。

分岐点を左に進んだ堀切坂が旧東海道です。

坂の途中にある家の庭先に「松屋本陣跡」


本陣・・・とはありますが、宿泊する場所ではなく、休憩所だったようです。
江戸時代、宿と宿の間にある村は「間の村」と呼ばれていました。
大磯宿と小田原宿は16kmと長いので、この辺りに「間の宿(あいのしゅく)」として休憩所があったそうです。
近くの酒匂川が増水すると、旅人はこの「間の宿」で待機せざるを得なかったようで、かなり賑わっていたようです。

途中に道祖神。


押切坂といっても、平坦な道が続く・・・


と思ったら、下り坂は結構急でした。

niko振り返って見たところです。

国道1号線に合流し、さらに進み・・・押切橋を渡り・・・


ついに小田原市に入りました!


押切坂を上り、下ったところで遠くに海と箱根の山々が見えてきました。今後、難所と云われるあの箱根の山を超えなければなりません。

旧東海道沿いに大山道(羽根尾通り)の入口。立派な道標が目を引きます。


ここから北へ向かうと大山です。江戸時代、大山詣でが盛んであったことが垣間見えます。

あまりにも立ち寄る場所が少なく、単調な散歩なので、旧東海道を少し離れ、北へ向かいました。高台にある「近戸神社」に到着。


思いの外坂道が続き、少し道に迷い、遠回りとなってしまったのでやや疲れました。静かな居心地の良い神社だったので、ここで休憩。旧東海道へ戻る道で、遠くに相模湾が見えました。

余談ですが・・・この日は気温が高く、こまめに水分補給をしたかったのですが、今回の散策では、なかなか自動販売機と出会えず辛かったです。

国府津駅入口。先程駐車した車を確認しつつ通過します。


真樂(しんらく)寺。


親鸞聖人が7年間過ごした草庵跡があります。
そういえば、夏に比叡山で親鸞聖人が修行した場所を訪れました。
90歳まで生きた親鸞・・・その人生を少し知りたくなりました。
(つづく)
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