旧東海道散歩 番外編⑬ 一夜城

旧東海道散歩中にずっと気になっていた「（石垣山）一夜城」。
先日、箱根旅行の帰りに立ち寄ることができました。


豊臣秀吉による小田原攻めの際、小田原城の西側の山に築かれた城です。


秀吉は山林の中に、白い紙で（ドラマのセットのように）張りぼての白壁を造り、一夜のうちに周囲の樹木を伐採しました。
小田原城から見ると、まるで一夜で城が完成したように見えます。
この（張りぼての）一夜城を見た北条氏側はとても驚き、士気を失ったと云われています。

実際には80日間かけて築城し、秀吉はこの城に（北条氏が降伏するまで）100日間滞在しました。
その間、天皇の勅使を迎えたり、千利休や淀殿を呼び寄せ、能役者や猿楽師も呼ばれたそうです。余裕ですね。

一夜城からの景色です。


小田原城はココ。




当時もここから水陸15万の秀吉側の大軍が小田原城を包囲する様子を見渡すことができたはず。
北条氏を滅ぼし、天下統一したことを実感している秀吉の顔が容易に想像できます。




一夜城の駐車場に隣接した「一夜城　ヨロイヅカファーム」。
パティシエの鎧塚俊彦さんのお店で、店内に入るのにも行列ができていました。


相模湾を一望できる素敵なお庭も併設されています。
何となく長野にある「ヴィラデストガーデンファーム&ワイナリー」に雰囲気が似ている・・・と思ったら、店内に「ヴィラデスト」とのコラボ商品がありました。


お店に隣接した農産物直売所で「ゴールデンオレンジ」を試食。
皮が苦くなくて、甘くて、とても美味しい。お土産に購入しました。