6.東海道本線膳所の再取材と京阪電車
大津で昼食を喰い、12:01発の快速野洲行きに乗り込んだ。
次の取材先は隣の膳所で、12:03に到着した。
膳所は島式2面4線構造の地上駅で、
2007年7月7日に訪問済みだが、
2012年から橋上駅舎化工事が開始され、
2017年6月24日に完成、供用が開始された。
※地上駅舎時代の膳所駅
※撮影時刻 2007/07/07 11:17:32
橋上駅舎となった膳所を取材するため、ここで下車したのだ。
駅前には歌碑が設置されていた。
そこには、
木曽の情 雪や生えぬく 春の草
とあった。
説明には「芭蕉・義仲顕彰の街」とあり、更に、
芭蕉句碑碑文
この膳所の地の義仲寺には俳聖・松尾芭蕉と
朝日将軍・木曽義仲が共に眠っています。
義仲公の生き様に深い感銘を受けていた芭蕉翁は
生前この一句をこの地に残しています。
木曽の情 雪や生えぬく 春の草 元禄四年一月
「当地における義仲寺の草庵前の土中から
厳寒でありながらも早くも春の草が芽を出している。
されば義仲公の育った山深き木曽でも同様に
雪の下より若草が芽を吹き出していることであろう。
このことは疾風怒濤の人生を若くして終えた木曽義仲の
情念を思ってのことかもしれない・・・・・・」
という句意である。
~詿解~芭蕉と義仲の会
とあった。
膳所は京阪石山坂本線との乗り換え駅でもあり、
新しくなった京阪の駅舎を取材、
更に隣接する踏切を通過する車両を待って取材した。
2本の列車を取材してから、12:33膳所発普通野洲行きに乗り込む。
再取材先はここで終わり、ここからは未取材駅の取材を開始である。