林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

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三陸鉄道乗り潰しの旅10.

2024-08-14 | 鉄道・旅行

 10.三陸鉄道2日券と旧南リアス線-綾里

事前に調べたダイヤより6分早めに盛岡を出た「はまゆり53号」は、
定刻通り、13:58に釜石に到着した。
ここからは三陸鉄道に乗り換えて、旧南リアス線を乗り潰す。
乗り換え時間は15分で、ここで三陸鉄道全線フリー乗車券を購入する。
JR釜石駅を出て、隣の三陸鉄道釜石駅に行く。
有人改札で全線フリー乗車券を購入しようと思ったが、
列が出来ていたので有人改札での購入は断念した。
事前に三陸鉄道のホームページで券売機でも購入できると知っていた。

全線フリー乗車券は2日間有効で価格は6,100円である。
多分だけれど、券売機で購入した切符の中では最高金額だと思う。
今日はリアス線の中で旧・南リアス線を乗り潰すが、
全線利用可能なので先ずは綾里で下車し、恋し浜まで戻って、
そこから盛まで行くことにしていた。
14:13釜石始発の盛行きに乗り込む。

乗り込んだ車両は36-700形36-701だった。
三陸鉄道の36-700形は東日本大震災で廃車となった代替に、
2013年4月3日に盛から吉浜までが部分開業した時、
新造車両として36-701から703の3両が新造投入された。

新造にあたってはクウェートから支援を受けていて、
そのことを感謝する表示がアラビア語、英語、日本語で書かれている。

 We greatly appreciate the support from the State of Kuwait.

 クウェート国からのご支援に感謝します。

これに乗って40分の旅で綾里に到着する。

三陸鉄道綾里駅は相対式2面2線の地上ホームを有する、
リアス線(旧・南リアス線)の駅である。
1番線は上り盛方面、2番線は下り釜石方面が使用する。
旧・南リアス線の中で唯一上下線交換の出来る途中駅である。
綾里駅が開業したのは1970年3月1日で、
盛線として1970年3月1日に盛から綾里まで部分開業した時に、
終着駅として開業、1973年7月1日に吉浜まで延伸し、途中駅となった。
駅の愛称名は「綾姫の里」で、この地に機織りを伝えた綾姫の伝説に由来する。
因みに駅名は「りょうり」と読む。

駅前には「綾里大権現保存庫」があった。
これは1991年から地域活性化のために作られたもので、
1996年に製造されたものは頭部のみで2m、200kgあり、
ショベルカーで操る踊る大権現としては日本一だそうである。

乗り換え時間は40分で、時間を持て余したのであたりを散策した。
坂道を降りていくと「これより先津波浸水想定区域」の看板があった。
東日本大震災がもたらした爪痕はこんなところにも見て取れる。
駅に戻って15:32発の久慈行を待った。

 ※参考:一般社団法人大船渡市観光物産協会ホームページ https://sanriku-ofunato.or.jp/


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