2845号♪俺は河原の枯れすすき

今年は、仕事していた実感が薄い。
婿の求職活動、老母の骨折入院。
震災。老母の皮膚科受診で、老父と喧嘩。
…何やってんでしょね。何が何だか。
一応まあどれも解決に近く落ち着いた。

幸い、どう手を抜いても新年は皆に来る。
ほとんど約束もせず、なりゆきの六連休。

先日の内科受診後、神妙に体重計測。
米でいうと一俵位で横這い。
これから増えて、また減らすんだろうな。

仕事納めの退社後、普段通りの帰るメールに返信がなかった。帰宅すると真っ暗で無人。猫トイレを掃除して簡単な夕食。
ジムニーが無いので夫の身は心配しない。

こたつの天板に、焼芋が放ってあった。
急な事かと少しだけ考えた。

①次女が急に来るので迎えに行った
②長女母子が急に来るので迎えに行った
③休日で、友人と遊びに行った

普段から、互いにさして予定が無い。
食事や時間で特に擦り合わせる事も無い。
夫在宅の日は、夕方6時頃夕飯。
俺の帰宅は早くても7時過ぎ、普段8時前。
それから食事。銘々自分の食事を自分の分だけ作って食べる。
夫が台所の主となってから、休日でも主の邪魔をしない時間差生活。

朝食の夫のパン朝食の支度・実食・後片付けまでの間俺は台所スペースに入らない。
俺が早く起きれば、夫の洗面・髭剃の間にトースト朝食や朝刊をすませる。
それからの夫の朝食の間に朝シャワー。
着替えて化粧。夫もそれまでに車の雪を払い、庭除雪。俺が寝坊の日はシャワー化粧優先。地下鉄駅までの車内で、レーズンパンをちぎって食べる。

休日に二人とも在宅の日は、平日に準じて
夫の食事ひと通りが終わってから俺の食事の支度。娘達が来ていれば、適当に皆が分担しながら支度して一緒に食べます。

夫の年齢を考えると、無理に他者に合わせないほうが良いと思う。いつも家に居るのは夫だから、台所が牙城なら従うほうが無理がない。

しばらくして夫は帰宅。コンサートに行ってたらしい。俺の夕食も終わっていた。
必死に自分でつくった自分のラーメンを食べてました。
不思議といえば不思議だが、昔ひとり暮らしが長かった姑と短期間同居した頃を思い出します。
ひとり暮らしが長いと、他者に合わせるのが大変なこととわかりました。

さみしいというより、成熟のひとつの形と思えるようになりました。そして夫が帰宅するまでの短い時間、俺はお一人様を擬似体感。…猫が、重い。