3717号誰がためにカレーは

この中古住宅を買って住み
ほぼ三十年になる
住み始めた時、長女4年生
次女新1年生
夫はやたらはりきって
よくキャンプやドライブに
遊びに行きました
苦しいと言うほどではないが
この調子でレジャー三昧だと
ちょっとなー　
そうそう、車も2台に…数年後
週２日塾の助手バイトを始めた

『お母さん、月・木遅いから
その日はカレーを作って置く
お父さんと三人で先に食べて』
誰からも文句なく
喜ばれた位だった

引っ越し前、まだ姉妹が小さくて
俺が専業主婦だった頃
夫が月～土の週六日勤務
遊びで『土曜じゃんけんカレー』を
していました
夫の帰宅時間は遅くない
こちらはカレーの材料のみ用意
夫の帰宅後『どちらがカレーを作るか』
夫婦で全く真剣に、
子ども達の目の前でじゃんけんで
決める!姉妹はわくわく
勝負を見守ります
組んでねじった手の指の窓を覗き、
大きな声で　じゃん　けん　ぽん！

子ども達は、敗者のカレー作りを
手伝います　皮向きや切り分け　
それはどちらが勝っても変わらない
でも、お父さんお母さんの
どちらになるか目が離せない

土曜は他のお父さん達がお休みで
いつもの公園に行っても
いつものお友達もいない
そんな寂しさや週の育児ストレスを
じゃんけんカレーは慰めてくれました
気迫の違いか、結果
お父さんカレーのほうが
多かった気がします

材料に牛スジ水煮が加わり
普通の中辛カレーを子ども達も食べた
子ども用のカレーは作らなかった
アコガレは豪華シーフードカレー
カツカレーもたまにあったかな

もう昔、オホーツク海岸へ
キャンプした時には
『まぼろしのカレー』
名産のエビ以外に、購入した
缶詰の鹿肉トド肉(熊肉?)を
どんどんぶちこみ
ワイルドに食べました

昨夜、後手後手ながら
久しぶりにカレー作り
人参やメイクイン茸を
切り揃え、玉葱はオリーブオイル
茸はバターで炒めて
四種類のルーを投入

今朝『一日経ったカレー』的に
食べました
うん、なかなかいける
炊飯器が音をたてる
炊きあがりまで30分
夫は、炊きたての米で食べてくれるかな