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2344号山越え谷越え

2017-01-25 21:01:38 | 作品写真
紙の山から書類箱の谷間。本当はもちろん山ってほど体積はない。山越えにかかる時間と気力体力の負荷がそれに近い。
年次の作業で何となくのイメージはある資料作成製本仕事ですが、内容や会議での発表にはノータッチの身分。状況や関連部署のタイミング、上席達の都合でころころ変わる。昨年やらなかった出力を今年初めてやったがためのミスもありました。1頁ずつカラー指定して出力するのに7クリック。しかもプリンタがしばしばサボる。『調整中』『節電中』だったりする。
去年まではただプリントアウトを必死でほぼ全店分ホチキスどめ。今回はホチキスはぐっと減りました。全店ではなく札幌での総会に集まる店舗分のみ、概数で5〜6割。しかしかかった時間は昨年の倍でした。キャー!
もう自分が人間ではなくプリンタとファイルを繋ぐ機械の一部のような気がした。オールドタイプのIT原人はまだモダン・タイムスの中にいます。時代は既にポストモダンですよね。
無職で迷走していた頃、夫の車やマイ自転車を押しながら山遊びに行きました。いつも同じ裏山。夫は釣りや山菜採り野苺狩り。ひとり自転車で大型車両用(未舗装)を行く時は、純粋に分かれ道の先を探検。細い渓流につかず離れず、登山道を横切って少し向こうまで行きました。
そこで登山道に従い登れば頂上があるかも知れない。まだ見てません。国土地理院の地図にも点線さえ無い辺りは、携帯のGPS機能で地図を見てもさっぱりわからない。『あなたは道ではない地点にいます』と星印が告げる。以前の風台風の後、斜面の向きによっては散々に木が折れ倒れてそこを重機で均した跡でした。
そんな荒れた斜面に伸び始めたのが低い木だったタラの木や棘だらけの野苺、山葡萄。昔の造成林の谷に畑かと思う程の山葡萄を見つけた。
そんな風に、ミツバの湿地や上物の蕗の沢をひとつひとつ確認しました。市民の話題になることの全く無い、林業関係者しか知らないような道。たまには同好の方や昆虫採集・野草スケッチの方々もいました。なにせ明らかに熊がいる山です。登山の方は熊よけの鈴を鳴らして歩く道。俺はこの山で初めてカナヘビや海老殻苺の熟れきった蒼い実をみました。釣れた採れたも嬉しい。それ以上に早朝の蝦夷栗鼠やわわしい春蝉、何ということもない道端や見晴らし土手でのお茶を娯しんでいた。
仕事でもお金でもなく、そんなたのしみを夫婦でしたい。意外にたいした野望なのかも知れません。
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