2022年の映画⑦『RRR』(S・S・ラージャマウリ監督)
★★★★☆
★★★★☆
【シネマトゥデイの内容紹介】
1920年、イギリスの植民地政策下にあるインド。
野性を秘めた男・ビーム(N・T・ラーマ・ラオ・Jr)は
イギリス軍に連れ去られた村の少女を救うため、
仲間と共にデリーへ向かう。
そこで、ある出来事をきっかけに
内なる怒りを燃やす男・ラーマ(ラーム・チャラン)と出会い、
互いの身分を知らないまま親友となる。
しかしラーマはイギリス軍の警察官であり、
ビームの本当の目的を知った彼は友を投獄する。
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映画館にて視聴。
視聴してからもう4年以上経ってるのに、
『バーフバリ』の印象は鮮烈で、
Ω <王を讃えよ~!
ΩΩΩ <バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ!
これを思い出すといまだにテンション上がってしまう。
同じ監督の最新作で、話題になっていたので
見に行ってきた。
いや~……
もうめちゃくちゃだよ!!!
あらすじにあるように、過去の現実世界が舞台になっているし、
目を覆いたくなる暴力シーンもわんさか。
エンタメとして無邪気に楽しむには、政治色が強すぎる。
エンディングには、英国に抗ったインドの英雄とおぼしき人々が出てきて、
ストレートにそういう映画として製作されたのがわかる。
(後から知ったことだけど、主人公たちも実在の人物が
モデルっぽい??)
主人公サイドに都合が良すぎるし
(総督の姪っ子?までハッピーエンドの場面で笑顔なのは
さすがにどうかと思う)、
この後すごい報復をされる可能性、には触れられない。
そういう気になる点は山盛りなんだけど、
でもねー、とにかくもう勢いがすごくて、
めちゃくちゃ興奮してしまうのだった。
民族の誇り、怒り、友情の圧倒的パワーと
めちゃくちゃなアクションシーンで、
ありとあらゆる「そうはならんやろ」というツッコミが、
野暮に思えてきちゃうんだよ。
「これくらいの超人、インドと中国にはいるだろ」
と思わせてしまうんだな。
好み度でいったら★5はつけられないんだけど、
見終わってから5時間以上経っても、
この映画のことで頭がいっぱい。
3時間もあるので、事前にお手洗いに行っておくことを
おすすめします。