金木犀、薔薇、白木蓮

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映画:『エル ELLE』

2017-09-14 15:32:11 | 映画の感想
映画:『エル ELLE』(ポール・ヴァーホーヴェン監督)
★★★☆☆

【シネマトゥデイの内容紹介】
ゲーム会社の社長を務めるミシェル(イザベル・ユペール)は
ある日、自宅で覆面の男性に暴行されてしまう。
ところがミシェルは警察に通報もせず、
訪ねてきた息子ヴァンサン(ジョナ・ブロケ)に平然と応対する。
翌日、いつも通りに出社したミシェルは、
共同経営者で親友のアンナ(アンヌ・コンシニ)と
新しいゲームのプレビューに出席する。

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ポスターの煽り文句から、
「ヒロインが犯人に復讐する」、あるいは
「実はヒロインが犯人」等の展開を予想してたんだけども、
なんだか思っていたのと違う。
途中で「あ、これ、フランス映画か」と気づいて
あきらめモードに……。

共感を得にくいヒロインの性格に、
暴力と流血、ぶっ壊れた倫理観……と不快要素満載で
一般受けはしないだろうけど、
個人的にはそんなに嫌いじゃないよ。

大量殺人鬼の娘であるという設定は、
もう少しストーリーに関わってくるかと思っていたので
拍子抜けしたけど、ヒロインの驚くべき性格の悪さ、
警察への不信感、他者への対応の背景としては
機能していたのかな。
ストーリーは散漫で、どこへ話が向かっているのかわからなかったけど、
「犯人が誰か」という謎で興味をひきつけることには成功している。

ヒロインも相当な性格だが、一番怖いのは犯人の妻。
知ってたのかよー!

ヒロインは結構な歳なんだけども、
おしゃれできれいなせいか、
性愛がクローズアップされてても不快でない。

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