金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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平岩弓枝 『小判商人―御宿かわせみ』

2006-05-12 23:27:08 | 06 本の感想
本の感想98:平岩弓枝『小判商人―御宿かわせみ』(文藝春秋)
★★★★☆

久々のかわせみシリーズ。
「メキシコ銀貨」(『初春弁才船』所収)で出てきた小判商人の話題が
ちらほらと出てきて、表題作「小判商人」でついに対決。
今回も花世ちゃんの出番がなくてさびしいですが、
千春に優しい麻太郎と源太郎にときめきます。
別れて暮らしていた母子の情愛を描く「初卯まいりの日」では
思わずほろり。
レギュラーメンバーはそれぞれに安定した生活を送り、
すっかり落ち着いた大人になってしまっているので、
やや物足りない気も。
前に世代交代の話があったけれど、
やむなしというところかなあ……。

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