稲垣栄洋『世界史を大きく動かした植物』
★★★★★
【Amazonの内容紹介】
一粒の小麦から文明が生まれ、茶の魔力がアヘン戦争を起こした――。
人類は植物を栽培することによって農耕をはじめ、その技術は文明を生みだした。
作物の栽培は、食糧と富を生み出し、やがては国を生み出した。
人々は富を奪い合って争い合い、戦争の引き金にもなった。
歴史は、人々の営みによって紡がれてきたが、その営みに植物は欠くことができない。
人類の歴史の影には、常に植物の存在があったのだ(本書の「はじめに」より)。
【本書の目次より】
コムギ――一粒の種から文明が生まれた
イネ――稲作文化が「日本」を作った
コショウ――ヨーロッパが羨望した黒い黄金
ジャガイモ――大国アメリカを作った悪魔の植物
ワタ――「羊が生えた植物」と産業革命
チャ――アヘン戦争とカフェインの魔力
ダイズ――戦国時代の軍事食から新大陸へ
チューリップ――世界初のバブル経済と球根
サクラ――ヤマザクラと日本人の精神
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kindleの読み上げ機能で、作業中や寝る前に聞いていたのだけど、
知らないことばかりでとても面白かった!!
言われてみると確かに、種を皮に包んでまき散らさない
トウモロコシの構造は謎すぎる。
寺や橋の欄干にある擬宝珠が
葱坊主をかたどったものだということも知らなかった。