世界らん展日本大賞2014(2月15日~23日、東京ドーム)に行きました。今回の世界らん展では、主催者の特別展示「知られざる胡蝶蘭の世界」で千葉大学大学院園芸学研究科植物細胞工学研究グループと石原産業株式会社との共同研究によって作出された「青いコチョウラン」が出品されるということで見に行ってきました。このランは、ツユクサ由来のフラボノイド3'、5'-水酸化酵素(F3'5'H)遺伝子が導入されており、花弁に青色色素デルフィニジンを蓄積します。現物を見ると、園芸店でよく目にする枝垂れた仕立ての大形の花のものとはちょっと違って、コチョウランとしては比較的小型の花をつける品種を組換え母本としていました。しかし、花弁は確かに青く(元の品種はピンク色の花弁のようです)、ディスプレイの光の加減の所為かもしれませんが、赤みは殆ど無い正に「青」といった感じの花となっていました。
会場の様子(東京ドーム)
今年の日本大賞はエピデンドラム アタカゾイカム「マウント イイズナ」が受賞
「知られざる胡蝶蘭の世界」ブースの入り口にあったコチョウラン
一般に「胡蝶蘭」と言えばこんな感じの花を想像する
青いコチョウラン 意外と小さい
結構青が際立ち、花全体が青い
ディスプレイには研究開発二種省令に則り「P1P 遺伝子組換え植物保管中」の表示
(「栽培中」ではないんですね)