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《 リアル 芸能 ルポ 》 ♪わかるかなあ、わかんねえだろうなあ。松鶴家千とせ、独特話芸、健在なり! そして、今、ケーシー高峰は・・・・

2022-02-17 18:31:35 | 演芸イロモノ

 【 2019・4・10 掲載記事 】

 昨日、4月9日の朝。

 この記事にでは無かったが、「ケーシー高峰、最期のテレビ出演か?」の記事に、急に検索が増大し、出てきた。

 ん?・・・・・・ひょっとして・・・・・・という、危惧が芽生えた。

 といって、人の不幸を、事務所に、すぐ、聞こうと言うのは、ためらわれた。

 けさ、4月8日に、住まいである福島県いわき市にある病院で、この世を去ったことを、知った。

 やっぱり・・・・・・かあ・・・・・・・・。

 その、ケーシー高峰の、病気のことを知ったのは、下記の事が、きっかけだった。

 唯一無二の、医事エロ漫談を貫き通した、門脇貞夫(本名)が、出演を辞退した?

 コレには、なにか、あるな、というのが。発端。

 返す返すも、その死は、残念でならない。

 ありきたりの、御冥福を・・・・・・などという、文言は、使いたくない。

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 この記事で、久々にその名を思い出した、松鶴家(しょかくや)千とせ。

 この方の、ナンセンス芸。

 そうと、分かっていても、笑わせられた。

 この方には、ぜひとも、長生きしていただきたい。

 それにしても・・・・・・・

 今朝からの、芸能・雑多ワイドショー。

 そのネタの、ラインナップに、「ケーシー高峰 死去」の、「ケ」の字も、見かけられない。

 あれだけ、かつて、世を席巻した芸人に対して、コレかあ・・・・・・・と。

 話芸が、お好きな方。まあ、お読みください。

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 ≪ 2018・6・30 掲載記事 ≫

 アフロヘアに、サングラス。

 ♪ わかるかなあ、わかんねえだろうなあ・・・・シャバダバダア、シャダバダア。

 独特のフレーズで、ホントに、かつて一世を風靡(ふうび)したと言って良い、芸人・松鶴家千とせ(しょかくや ちとせ)。

  この5月23日(水)。北海道の襟裳岬に連なる海岸線の町、広尾町(ちょう)に建つ、

  「町立図書館」も併設してある、「広尾町児童福祉会館」の特設舞台に、この、80歳にもなった芸人が立った。

 もう、出だしから「絶口調」。

 「どっから来たの?」

 「イエ~」(家~)

 「どこに帰るの?」

 「いえ~」(家~)。

 聴いてて、思わず、ずっこけ、笑ってしまった。

 そう、聴いてて。舞台から1か月後強。6月30日、ラジオで放送された話術に、感心し、全盛期に使ったフレーズに、今も、あまりのナンセンスさに、笑えた。

 演芸ファンなら、記憶しているフレーズは、今も健在だった。 

「♪ 夕焼け小焼けで、シャバダバダア 

 俺が夕焼けだった頃、弟は、小焼けだった

 わかるかなあ、わかんねえだろうなあ・・・・」

 クスクス笑いから、爆笑に次第に変わってゆく。

 独特の間合いと、テンポと、無国籍メロディ口調。

 歌声は確かで、声量も充分、音程に、狂いは無い。

 「俺が手袋だったころ、弟は、胃袋だった」

 あまりの、ナンセンスさに、どっと笑いが起こる。

 「父さんが、堪忍袋だったころ、母さんは池袋だった」

 これが、なんでか笑える、キャリアかなあ、独特の間、かなあ。

 故郷、福島県相馬市での、幼き頃の想い出で、しんみりさせ、一気にナンセンスな笑いに引きづり込む。

 帰った家では、スポッと脱ぎ、くつろぐ。写真にあるように、家~は、足立区にある。

  かなり昔から、パソコンなどを駆使。

  機材には、とても強い。

 ところで、先の舞台公演。 実は、ケーシー高峰が出演予定だったことを知った。

 急きょ、それが松鶴家千とせに、出演者が変更されたという。

  ん? ケーシー高峰に、ナニがあった?

 すでに、84歳。

 最近の舞台では、足取りが、いくぶん、かつてより重く、遅い。だが、声は、よく出ている。車イスを使うことはない。

 ただ、今年の春の舞台。

 このように白衣を着て、黒板を背に、エロ医療マン談を笑いを呼びながら、いつものように勤めあげた「ケーシー医師」。

 去り際に、「おれ。これで引退するわ」と、ポツリ。

 それまで笑い転げていた、演芸場の観客が、「ええ~っ!」。

 「というのは、ジョウダンだ」と、ケーシー。

 すかさず、客がどっと笑った。

 これまで「舌癌」をわずらったことがあるものの、克服し、再発の症状はみられない、

 彼が、舞台でよく話しているように、家族、兄弟、親族のすべてが、医師や歯科医師。

 彼自身も、後を継ぐべく、日大の医学部に合格。

 しかし・・・・次第にやる気を無くし、演芸の世界へ。医師の免許は、持ってはいない。だが、実際の知識は、ものすんごい、持っている。

 だから、ホントのハナシのように、勘違いさせるし、客をだまくらかせる。

 芸名の「ケーシー」は、その昔の人気医師ドラマの主人公「ベン・ケーシー」から獲ったものであり、「高峰」は、大好きだった女優・高峰秀子から獲ったもの。

 4月以降の舞台には上がってはいない模様。

 医者の不養生、か?

 母は、100歳近い長命まで生き、他界したというのに・・・。

 他の、親・兄弟も、すでに、この世を去った。生きているのは、末っ子の、彼だけ。

 彼のような「医事漫談」は、他に誰一人としていない。

 すぐさま、事務所に電話を入れた。

 快く、答えていただいた。

 「実は、肺のほうに、ちょっと病気が見つかりまして・・・・」

 「4月くらいから、どうも体の具合が良くない、疲れるようになったと言い始めて」

 「それで、病院に連れて行って、診察を受けたら・・・・肺気腫だと」

 「入院していただいて、しっかり治療して、終えて。退院して3週間は経っていたんですが、飛行機で遠くまで行って仕事するには、ひょっとしてきついかも? そう考えまして、出演を取りやめて、変わっていただいたと。そういうわけなんですよ」

 「引退? ハハハハ。それは、いつものネタみたいなもんですよ」

 「とはいえ、もう、84ですからねえ・・・・。いつ何があっても、おかしくはない年齢ではありますんでねえ」

 「もう、しっかり、ここ2~3か月。自宅療養をして戴こうと。無理は、させたくないな、と」

 「仕事の依頼、2~3本入っていたんですが、すべてお断りいたしました」

 ーーーとなると復帰の舞台は、いつごろに?

 「早くも今、夏みたいに、暑くなってきてますんでねえ。今のところ、9月の三越劇場を予定しています」

 「知り合いの落語家さんのお弟子さんの、真打ち披露が予定されてますんで、そこに出て欲しいと声掛けられてますので、まあ、そこらあたりから始めようかと」

 なるほど。経緯と詳細、実情が分かった。

 他に代わる芸を持ち、笑えるひとはいないので、永久に元気でいて欲しい。むろん、先の松鶴家千とせも。

 例えば、東西落語家、今、3000人ほどもおり、名前だけの「真打ち」は腐るほどいるが、99%は「落伍家」。

 常に笑える噺家は、10人ほどしかいない。

 さらに、イロモノの、常に笑いが取れる芸人は、きわめて少ないだけに・・・・・。

 ---早く、元気になって欲しいですね

 「御心配かけてすいません。ありがとうございます」

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 《 2022・2・17 緊急追記 》

 上記、ケーシー高峰に、続き、この、松鶴家千とせが、本日、この世を去った 

 舞台や、スタジオに顔を出せば、同じ、ハナシや、フレーズをクチにしても、確実に笑いを誘い、そして、笑えた、「昭和の芸人」が、またお一人・・・・・

 一部,情報によれば、1月28日,かぜをひき、診察を受けると、重度の心筋梗塞と判明。

 入院しながら、バイパス手術を受ける予定でいたのだが・・・

 2月17日、午前10時4分「心不全」というくくりで、お亡くなりになられた・・・・

 インタビューはしたことはなかったが、舞台もナマで観たし、テレビやラジオでも、たくさん、拝見した。

 パソコン、巧みにあやつる人だったので、おそらく、3年8か月前の上記記事も、目にしてくれたのではないでしょうか

 にしても、おんとし、84歳にしても、惜しいなあ・・・・・

 追悼記事に,代えさせていただきます

 

 

 

 



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