烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

'09,9月の出先メシ;上川編 #03

2009-09-29 21:11:24 | そとめし;いろいろ
“たぬきや”@士別市/士別駅前で“天ぷらそば”

長期ロード終了前日.ロード中のネタも少し残ってはいるのだが,若干のトピックがあるのでこっちを優先.

今日も“手練Nクン”と二人.時折夜来の雨の名残がパラつくものの,現地作業はサクサクと良いペースで進む. 作業終盤,沢伝いの林内を進むと少し先を歩いていたNクンが声を掛けて来た.
“ … あの倒木,あんなでしたっけ?”


訝って指す方を見ると,二抱えは有ろうかと言う倒木がバラバラに裂けて,白腐れした内部を晒している.昨日までは裂けてはいなかった筈だ.近寄って内部を見ると,蟻の空けた穴が無数に見える.



ありゃ,“親父っさん”,メシ喰ったナ … (^^;)
良く見れば,引っぺがす時に立てた爪跡も.
一寸離れた木肌には小さい爪跡もあったので,恐らく親子.ッて事は親父っさんじゃ無く御袋さんか? 多分,ゆうべの美味しいデザートだったんだろう.良かったね!
豪快なテーブルマナーに,Nクンも感激頻りであった.

そんなこんなは有ったが作業自体は早目に終了.“むらやま狙うヮ”と言えばNクン“この辺,火曜定休多いっスよ”流石にNクンも定休日までの調べは付いていない模様.されど明日は午後にも掛かる.行くなら今日しか,駄目元で… Nクン,乗ッた.
だが然し.暖簾,出てない! 多分,“米代”も… ンでもって次善,“たぬきや”さん.


構えも造りも,典型的な駅前食堂.蕎麦メインだが丼や定食系も充実(うどんやラーメンもある).正午前だが,結構席は埋まり,テーブルに空が無く小上りへ.
実は此処,ロード前半にNクン(二度目)に連れられ初訪,“天おろし(天麩羅と大根卸の冷ぶっ掛け;画像無し)”を頂いた.香りの立つちょい太の田舎・サクサクの天麩羅,汁もひね過ぎず強すぎず,されど出汁の芯が通って美味かった.Nクン,私のツボを擽り過ぎる(‘いずみ食堂’を教えてくれたのも彼だったりする ^^;)b

前回が冷たいのだったので,今日は温かい“天ぷらそば”.ネタは中海老2本・榎木茸・私の知らない青菜.


汁は甘味・塩気・出汁とも左程強くは無いのだが,膨らみがあって田舎系の蕎麦を良く包んでいる.天麩羅も熱々で衣の散りが良く,汁に一層のふくよかさを与えている.一つだけ,喰い終りに近づくにつれ(太さの割に)蕎麦がだれ気味になるのは致し方の無いところか. … やっぱり美味しく,いただきました!

因みに“親子そば(温;大盛)”を喰ったNクン.
“親子以外の具が多すぎ.玉葱,ちょっと甘味出すぎるし…”
… うるさい奴ッちゃな …
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'09,9月の出先メシ;上川編 #02

2009-09-28 21:07:41 | そとめし;ラーメン
“米代”@士別市東7-7で“味噌ラーメン”

長期ロード中盤,2日間のインターバルを取りに一時帰札する日.作業を終え,車中で日報にカキコしていると,“手練Nクン”が寄って来て思わせ振りにボソリ.“帰りがけ,‘むらやま’オサえて下さいョ”
Nクン居残り,交代のウチの若手との作業を託す.私が戻る日にはNクンは別件で日高.暫しの暇.

社中泊に備え,モバイルカードをレンタルして来た(無論,仕事上のメールチェック用である… よね?)と言うNクン,食い物の情報チェックも抜かり無い.“むらやま食堂”は士別市街の外れ(名寄向き),R40沿いに在るラーメンのお店.スープ切れ次第終了(概ね13時頃)とハードルが高く,Nクンも未食と言う.
ならば先鋒,と意気込んだのだが,一歩及ばずタイムアウト.仕方なく市内を流すと住宅街にアヤしい店構え.赤い暖簾に“米代”の大書.あれ,Nクン“味噌,美味いス”って言ってたよな.


カウンター3席・キツキツ4人のテーブル2脚・小上りにこれもキツキツ4人の卓袱台2つ.こじんまりとした店内は,Nクンの言“ヒマそう”からの予想に反しカウンターを残し埋まっている.休日だからかな? 
この日の厨房はおじちゃん・おばちゃんと若衆一人で回していたが,おじちゃんは私の入店と前後して出前に出動,若衆は追廻に終止.
カウンターに収まり,品書筆頭の醤油をスルー,Nクンプッシュの“みそ,お願い!”
その後も空いた席は次々後客で埋まり(出前の電話も入る),


おばちゃん大車輪で供された“みそラーメン”の面構え.
一啜り… 濃い!味噌が! 何を措いても味噌が来る!
次いで卸大蒜のアタック,韮の香りと旨味・モヤシの甘さ.出汁は何なのだろう? 獣系+αとは思うが,この強い味噌味では仔細は定かに判別できない.


旭川系の中細緩縮れ麺は,出前を受ける店の習い性か,かなり硬めの茹揚げだが,在りがちな粉っぽさは無く強い味噌味に好い具合で対抗している.
野菜を炒める音は聞こえなかったので,恐らくは出汁を行平に沸かし,野菜を火当てしたところに味噌ダレ(肉味噌状のものだと思う)を溶くのだろう.湯煎したラード(多分)と卸大蒜は予め丼に仕込んでいた.


ご馳走様.美味かった!
何にせよ,直球勝負.頭で作った味じゃァ無い.俺には少し味噌が濃すぎるから,今度機会があれば味薄め(挽肉の量はガッツリ減るだろうなァ)でお願いしてみたい.

色んな想いで店を辞し,車をバックで車線に出せば,対向に見覚えのある車…
Nクン,結構御執心なのね (^^;) …
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久々ぷちツー to 厚田,昼飯は“こっこ家”さん

2009-09-27 23:05:04 | Ape & Imp

お盆以来,何やかやで出れなかったぷちツー.好天に誘われApeを起こす.  レギュラールート短め,反時計回り.


刈入れの始まった田畑や色付き始めた林を抜け,なだらかな丘陵地帯を縫って走る田舎道は楽しいが,この時期農耕車両が田畑から引き出したデブリが路面に散る事も多いので油断は禁物だ.

昼一寸前,こっこ家さん,前客2組ながらオムカレーを受け取る頃にはボックスは埋まる.


マイルドなカレー,ふわトロのオムレツ.今日も美味しく,いただきました.

20℃を割る気温に発動機は絶好調.最低4速,快適な山越え.
夕日の丘のパーキング,好天に誘われた単車達・四輪達で賑わう.石狩湾越し,札幌近郊の山々のスカイラインが美しい!


左手;風不死岳・モラップ山・恵庭岳


右手;余別岳・積丹岳,積丹岬方面



海岸沿いから高岡越えも順調にコナし,

Odo = 0,364.7 - 0,235.1 = 129.6km Trip.
Fuel = 129.6km ÷ 4.13L ≒ 31.4km/L.
高く澄んだ秋空に,気分も晴れたぷちツーでした.

p.s. ; Somthin' New!
こっこ家さんのレジカウンターに置いてあったパンフ.楽しみです!
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'09,9月の出先メシ;上川編 #01

2009-09-26 22:05:11 | そとめし;ラーメン
“大勝食堂”@和寒町東町で“正油ラーメン”

9月一杯の長期出張,作業初日朝.作業地至近のコンビニで,この長いロードに付き合ってくれる,協力会社の“手練Nクン(社長サンである)”と落合う.十数年来勤務先の業務を手伝ってくれている,気心の知れたヤツ.何と,この長期ロードを車中泊で乗り切るつもりと言う.タフやナ!

初日の作業は特段のイベントも無く,サクサクと昼前に終了.昼飯,如何しようかなァ?
Nクンに諮るも,彼も近間に持ち駒無し.なら,ちょっと足は伸びるが久々和寒の“大勝(だいかつ)”に寄ってみようか.Nクンは初訪のようだし…


私は初訪以来3年ぶりかな.変わらぬ店構え.けれど女将さんは代替わりしてた.他のお客さんとの遣取りを小耳に挟めば,先代の女将さんは引退されて旭川で隠居なさっているそうな…
変った事がもう一つ.選択肢が出来た! 大盛りと,季節限定(9~10月)のねぎラーメンが品書きに加わっていた.以前は店に入ってパイプ椅子に腰掛け,“ちょっとまっててね~”の声を聞いて一寸待ってれば自動的にラーメン(正油味)が供されたものだが…


一応,“正油ラーメン(味の選択肢は相変わらず無い)”注文.
“一寸待って”供されたラーメンの面構え…
細濁りの豚骨魚出汁,中細やや縮れ麺.大別すれば旭川系.師匠筋,同町“都”譲りの油のテクスチャ,都よりやや強めの醤油気.先代の時に一度訪れただけなのでデカい口は叩けないが,代替りにあたっても良く受け継がれていると思う.節系が,ほんの少し強くなったかな.チャーシューはジューシーさが加わり美味い.
先代を受け継ぎながら,当代の意気込みを感じさせる一杯.ご馳走様でした!
手錬Nクン曰く, “都より,こっちが好きかな”
お気に召して頂けたようで何より (^^)b
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8月の出先ラーメン;函館番外編

2009-09-24 21:58:49 | そとめし;ラーメン
“かね久山田”@函館宝来町で“もり&とじ蕎麦”

盆休暇の道南ツアー二日目.函館で,書き留めておかなければならない一軒.
カテゴリ違いの蕎麦である.何故,このカテゴリに入れたかといえば,記事の流れもあり,またこの店が蕎麦のみならず私の“麺料理”についての認識を改めてくれた一軒でもあるからだ.

発端は10年近く前,購読している新聞に挟んで届けられた小冊子.道内の蕎麦とラーメンの店について,読者アンケートや記者さんの経験を交えて紹介したもの.当時は今ほどネット上にそれらの情報は揚っておらず,この冊子の記事を手がかりに何軒か好みの店(“まるひら”@釧路など)を見つけることが出来た.


さて,“かね久山田”.初訪出来たのは6年ほど前.長男坊の函館在学を好い事に,度々函館に様子見(遊びに?)行っていた頃.キィワードは津軽蕎麦.大豆の呉を繋ぎに使うと言う.今回は小腹塞ぎ,4人で“もり”2枚・“かけ・卵とじ”各1杯をお願いする.


“もり”
かっちりと打ち上った蕎麦である.
所謂“江戸蕎麦(並木藪など)”のツル・しこ感とも,“田舎(いずみ食堂など)”のもっちり感とも異なる,サクッとした歯切れ.強いほうではないが,何故かふうわりと鼻に抜けてゆく蕎麦の香りが心地良い.蕎麦粉だけでは無い,とは感じるだろうが,言われなければそれが大豆の介在に拠るとは恐らく判らないだろう.
辛汁の出汁は煮干.節系の酸味(と渋味)が無く,実に柔らかい.勿論,蕎麦との相性は抜群だ.余りにも柔らかいので,残った分を蕎麦湯で割ったら消え入ってしまうかと思ったが,猪口の縁近くまで割っても崩れないのには驚愕した.


“卵とじ”
相前後して入店のお客さん,“天ぷら無いの?(以前は在ったが,今はやっていない)”との問いに女将さん,“…とじ,美味しいですよ”.じゃ,ウチも.
私は此方の甘汁も好き.辛汁よりも煮干の風味がひろがる.此処の甘汁を頂いて以来,拙庵の蕎麦汁には煮干が欠かせない物となった.ふうわりと綴じられた卵に,柔らかな汁が負けていない.蕎麦の香りも確りと透けている.美味い,なァ(^^).


いただきました,ご馳走様!
インパクト,だとか凄味などというものは微塵も無いのだけれど,食べ終えて思わず唇の端に微笑がこぼれる様な,そんな美味しさ.何時までも,そう有り続けてほしいと願う.

その後判明したのだが,聞き取れなかった“…”は“たぬき”であったらしい.品書きに載らない“たぬきとじ”…これは何時か,また函館まで奔らなければ成りますまい.ちなみに,現時点での温かい蕎麦のお勧めは“花巻”です…
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8月の出先ラーメン 04;オホーツク編

2009-09-22 17:21:06 | そとめし;ラーメン
“ゆうらく軒”@湧別町栄町で“みそラーメン”


製麺工場として使われていた古い映画/芝居小屋を改修した記念館“湧楽座”の中にあるお店.
記念館見学には入館料が必要だが,ラーメンを食べるには入館料は要らない(併せて見学も出来る).経営する ㈱つらら は製塩・味噌醸造・製麺(みなみかわ製麺㈱)の会社で,つまりは此処の麺・塩・味噌は自家製である.
ちなみに,拙庵でも“つらら味噌”と“昆布焼き塩”は日頃常備して使っている.


メニューは塩筆頭(端麗・濃こくの2種)・みそ次席・しょうゆの順.今回はみそをお願いする.
みそラーメンの面構え.スープは赤みの強い味噌色で油は浮くがさほど多くは無い.
一口すすると,“あ,つららの味噌だ (^^)b!”.熟成して塩熟れの利いた,尖らず深みのある味噌味.鶏がら系と昆布が主体(ひょっとしたら乾貝柱も?)と思われる出汁はさほど強くは無いのだが,こく深い味噌の風味を良く引き出し,さりげなく補っている.


麺は中細緩縮れ.程好い腰と麦の風味があり,喉越も良く美味い.
具材は柔らかいバラロールのチャーシュー・メンマ・若布・焼海苔.しゃっきりと湯掻かれたもやしは以前(~2007)は載らなかったと記憶するが,追加された模様.いずれもでしゃばり過ぎず,スープや麺に良くマッチした仕立てになっている.
以前に塩系の2種も頂いたが,こちらも劣らず自家製塩の風味が生きる仕立てとなっており,さすが塩・味噌屋さんと思わせる味わいであった.


いや,美味かった! ご馳走様.実は,みそ味を頂いたのは2年ほど前以来二度目なのだが,スープ・麺とも以前より美味くなっているような気がする.4年ほど前から拙庵で愛用している味噌自体もここ2年程で更に熟成度が増した感があるので,これからも目が離せない一軒である.
ちなみに私は此処でしょうゆ味を頂いたことが無い.味噌・塩が美味いのと,遠来の身,せっかく来たなら自家製を… と言うバイアスが働くためだが,これだけの物を供してくれる店である.自家製ならずともしょうゆ味にも気を配った仕立てをされている事だろう.折をみて是非頂いてみたい.
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8月の出先ラーメン 03;函館編 2/2

2009-09-21 23:42:26 | そとめし;ラーメン
前項 p.s. の如で遅ればせの一報,
“星龍軒”@函館若松町で“塩ラーメン”

盆休暇の道南ツアー二日目.









朝市周辺で買喰い数件;長男坊の通ったキャンパスにImpで駆け登り,再び戻った市街.函館,2杯目のラーメン.


ラーメン専門店ではなく,中華料理屋さん.確か4年ほど前の初訪以来,拙庵一同此処の塩ラーメンにぞっこん.今回もオーダーはもれなく“塩ラーメン”! 久々の面構え,如何でしょう?


スープを含んだ刹那,爽やかに三つ葉が香り,程なく豚の甘さが立ち上がってくる.中細麺の風味と茹上げ,腿叉焼やメンマの仕立て.其々が確かで,かつ全てが調和している.やっぱり,此処,美味いなァ!



ご馳走様! 満足してImpで一路,この日の宿.泉質・風情・料理・持成し,どれも素晴しい.満足の一晩.坊主供のバックショットはご愛嬌.











翌日は再びR5にて帰庵.道南;温泉・食道楽ツアー,無事終了!
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鯵の中落で味噌汁を作る

2009-09-21 21:03:27 | 烏合庵の食卓
9月一杯,名寄出張のインターバル.久々,拙庵の厨に立つ.
スーパーで見掛けた真鯵をたたきに造り,中落ちでもう一品.残念ながら潮を点てるほどのコンディションではなかったので,味噌仕立ての汁とする.




べた塩をして1時間ほど休ませ,氷水で洗って残った血合いなどをきれいに落とし,水気を切ってこんがりと焼く.


水を張り昆布を沈めた鍋に焼いた鯵中落ちを入れ中火に掛ける.昆布が柔らかくなったら(沸く前で良い)取出して細目の短冊に切って鍋に戻す.


沸いてきたら味を見て,酒と少量の味噌(鯵から塩気が出るので,風味付け程度)で整え,再度沸いた処に笹切りの長葱を散らせば出来上がり.


鯵の出汁と,焼目の香ばしさが味噌と馴染んで美味い! 吸い口には茗荷などもオススメ.    ……… そして〆はコレ.


丼メシに残しておいたたたきを載っけ,これも残った味噌汁を熱々にしてぶっ掛ける!  ビズホじゃ絶対出来ない一品 !!.
いただきました! 美味かったー (~^)b

p.s.:
ウルトラモバイルを携え意気込んで出掛けた長期出張だったが早々にPCがトラブル(水割りをしこたま飲ませてしまった).以下のUpは暫く想い付くままの順不同.御覧の諸兄,請御容赦!
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ビズホ@名寄の夕飯

2009-09-06 23:14:56 | そとめし;いろいろ

8月末日から単騎名寄のビズホに缶詰.コンビニグルメもそろそろ飽きた.ここらで何か,と思った矢先,昼飯に寄った道の駅“もち米の里☆なよろ”でいい物発見!



ホテルのお皿を拝借して,日曜晩酌の友.





地元農家さん作の胡瓜の焼酎漬け(¥300-);アルコールは残っていないそうだ
薄塩なのだが(下漬けして戻したかな)一寸奈良漬に似た風味があって美味い.そのままも好いのだけれど,ピクルス的にタルタルソース等に使ったら風味が生きそう.帰庵の日に在庫があれば,是非とも仕入れて試してみたい.


名寄産大豆を使った木綿豆腐(半丁分:¥170-)
しっかりとした木綿豆腐.近頃流行の甘ったるさが無いのが嬉しい.麻婆豆腐に仕立ててみたいなァ!
横浜での製造なので,確りフードマイレージを稼いでいるのがツラいところ.


フリーズドライの山わさび粉末(¥398-;山わさび=西洋わさび=ホースラディッシュ;原料栽培地:野幌町)
見た目細粉なので練ったら滑らかなペーストになるかと思ったが,卸した山わさびに近いテクスチャになった.豆腐との相性はバッチリ.練り方を工夫すれば(ほんの少し砂糖を加えるとか)もっと風味を引出せそうだ.残りがあるので,帰庵したら忘れず試してみよう.

2009/09/06補追:
粉末山わさび,水と等量の芋焼酎で練ってみた.昨日ほのかに感じた粉っぽさがまぎれ,辛味も立った様に感じる.練った後容器を伏せて冷蔵庫で1時間ほど休ませたのも良かったのだろう.醤油を垂らし,鯖の水煮缶にたっぷり載っけて喰うとウマい!

2009/09/15再補:
2日間のインターバルにて帰庵;懸案の粉末山わさび.
小匙2杯分程に粗製糖一つまみ;普段の焼酎(甲)を等量の水で割ったもので練ってみる.容器を伏せて1時間…アタリ! 今のとこ,この練り方がベスト. 秋刀魚の造りにバッチリ.
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8月の出先ラーメン 02;函館編 1/2

2009-09-03 19:40:49 | そとめし;ラーメン
“来々軒”@函館末広町で“チャーシュー麺(塩)”

盆休暇.予て定めた道南方面への道行にImpの鼻を向ける.
基本R5,朝里⇒倶知安はR393でショートカット.黒松内;道の駅“Toit Vert Ⅱ (トワ・ヴェール・ドウ)”で一息入れたら仕入れたベーグル齧りながら一路函館.
午後2時過ぎ,遅い昼飯.十字街近く,電車通りに面した“来々軒”初訪(駐車場は無いのでImpは最寄のPへ).


元々は洋食屋だったと言うレトロな店内.入口近くの左手には石組みが造り付けられており観葉植物が植え込まれている.4人がけのボックスに収まり,私は“チャーシュー麺(塩)”,つれあいは“塩ラーメン”,帰省中の長男坊は“特タンメン”をオーダー.ゆっくり・ゆっくり流れる時間・・・・・・


やがて供されたチャーシュー麺.清んだスープに散る油滴.メンマと刻み葱.シンプルな盛付けながら分厚いチャーシューの量感が頼もしい.
先ずスープ.これまでに頂いた函館の(塩)ラーメンのなかでは(王さん・星龍軒・あじさい・そして此方;実食順)最もあっさりとした印象.塩気も全く尖らず,大変すっきりとしている.


麺は函館流;中細ほとんどストレート.加水率は高くは無いと思われるが,この店の流儀か茹で上げはかなり柔目.つるつると喉越しが良く風味のある麺だけに,個人的にはもう少し硬めの加減で頂きたかったところ.
腿チャーシューは歯応えがあり,薄い味付けで肉自体の味を噛締めるタイプ.適度に残された脂身が甘い.スープを啜りながらわしわしと喰うのが旨い.メンマも薄味.どちらもあっさりとしたスープに相応しい仕立てだ.


スルスル・するりと平らげて,いや,この潔さは一朝一夕に成せるものではない.ある意味感服の一杯ではあった.ただ,正直言えばもう少しだけ“下世話”な味が好みかな.醤油も一寸,気になるところ.ともあれ美味しく,いただきました.

p.s.
長男坊の“特タンメン”は,予想と異なり醤油味;広東麺風の仕立てであった.函館のデフォなのだろうか?
私たちの落ち着いたボックスは前述の石組みに近く,観葉植物と土の匂いがそこはかとなく漂ってきた.気になる方は席取りに気を配られたほうが良いだろう.

p.p.s.
この後朝市近くのビズホにチェックイン.市電の一日券で市内巡り.


谷地頭温泉(相変らず熱い!)


五稜郭の居酒屋“新(Shin)”(中央病院電停近く)
小鉢類や造りの仕立てが見事!あしらいの針生姜・扇面胡瓜や大根妻まで包丁が切れる.花板御見事;お勧めの一軒.


“じゅんさいと帆立のジュレ(確か¥700-くらい)
新芽でヌルが確りとした風味の良いじゅんさい,ぷりぷりの帆立.
土佐酢ジュレの塩梅が素晴しい!

市電で函館駅前;大門小路で一杯.
訳あり後発(JR)の次男坊と合流,ホテル帰着.
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