烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

ぷちツーtoリベンジ積丹, & “天ぷらラーメンくえすと外伝”;“堀食堂”@古平/浜町で“肉ラーメン”

2011-10-29 23:12:36 | Ape & Imp
先週末オダって出したは良いが一中喰らって結局撤退の積丹ぷちツー.
今朝のレーダーエコーは積丹→手稲方面に小さく掛かるが南下中.
後は多分… と踏んで,しょーこりも無く今週も出しちゃいました.
何時ものウェストバウンドコース.手稲下で雪虫の弾幕に飛び込むも,他は大過なく積丹/入舸.


何時もの高台駐車場から入舸漁港方面.殆ど正午ながら南中を過ぎた低い日輪は雲に隠れ,柏の枯葉は既に初冬の風情.




夏には彩な島武意海岸の積丹ブルー(2011/06/05撮影)も今はシックな具墨を帯びる.浜に降りる遊歩道は,今期は(崩落のため)結局開放されなかったようだ.


古平に戻り,今期どうしてももう一度訪れておきたかった此方.暖簾潜ればカウンター奥に前客一組お二人様.入口端近のカウンターに落着く.

初訪で頂いた“天ぷらラーメン”に絆され,再訪(2011/08/27)して頂いた“ラーメン(¥600-)”.香を抑えた鰹出汁と醤油・大蒜.具材も汁も鶏や獣の気配を感じない潔い仕立で思った.これに肉気が加われば…,
 … でキメ打ちの“肉ラーメン(¥700-),お願い!”
前客様ご注文;天ぷらラーメンの天婦羅揚げる油の香ばしさ嗅ぎつつ,再放送のドラマ横目に暫し.


“お待ちどおさま,肉ラーメンです”. 湯気から覗く,外題どおりの御顔立.麺・汁・肉・葱,以上!
 なんちゅー潔癖 m(_ _)m, そして美味し!!
(おそらくは都度,かえしと出汁でさっと煮付けたロース薄切り)豚肉が,“いー仕事,してますねぇ!” 大蒜でなく仄かに香る生姜が乙. 細目の西山麺は土地柄かほんの少し緩め(本人比)の上りだが,風味があって美味しい.熱々の汁と相性好く,最後までダレないところは流石.
いや~,美味しい! 着込んで来たとは言え浜風切って冷えた体に染渡る. 一滴残さず啜り切り,おばちゃん今日も,ご馳走様.
いやあ,堀食堂のラーメン,深し! 他のラーメン(具材の重複しそうな品とざるを除いて五品)制覇まで,こりゃー来期も古平通いになりそうな.あ,“天ぷらそば”も喰わなきゃな!

食べログhttp://u.tabelog.com/ravenatspk/r/rvwdtl/3480011/


先週の消化不良解消,満足の帰路.南樽にも寄らず一気に帰庵.雪くずれの小雨にはらり中りはしたが久々濡れずのぷちツーでした.
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新得帰り; 最後?の樹海ロード,“樹海苑”@むかわ町/穂別福山で“樹海らーめん”

2011-10-27 20:49:48 | そとめし;ラーメン
月曜から2泊の新得出張;作業は水曜午前完了,札幌向き.
今週末には札幌まで繋がる道東道を占冠で降り夕張ICまで繋ぎの下道,r610からR274に折れて直ぐ.何十遍と通った“石勝樹海ロード”,飯時ならずその度横目で過ぎた此方.


時に昼下り,ふらり寄るには恐らく最大・最後のチャンス.同道二人と暖簾潜れば前客様無し,おばちゃん一人の切盛り.


テーブルに着き,壁の品書ラストメニューの“樹海らーめん;¥800-”,もれなく三ッつ,お願い!  待つ間,後客お二人,ばらけてご来店.


“お待ちどおさま~”で供された“樹海らーめん”.湯気から覗く,ざっくばらんなお顔立ち.
鶏&豚ガラ系(と思う)の出汁,野菜の甘さと大蒜が効いたあっさり目のみそ味.麺は少し細目・緩縮のオールドサッポロ風情,思ったよりも(失礼! ^^;)ゞ しゃきっとした茹上り.
野菜(白菜・玉葱)と共に炒めた水煮の山菜(蕗・蕨;自家採取かな?)たっぷり,茸(ぼりぼり=ナラタケ?)も少し.あと,チャーシュー(一寸しょっぱい;本人比)・メンマ・若布,薬味の小葱.
屈託無く温かい一杯,美味しくいただきました.

おばちゃん,ご馳走様.来シーズンは是非,Apeぷちツーがてら“スタミナらーめん(アイヌ葱=ギョウジャニンニク入りらしい)”喰いに寄るから,“高速出来たらお店閉めるかも”なんて言わないでくださいね!


p.s.: 2012年4月末日を以って,惜しくも廃業されたそうです.
スタミナラーメンの実食は成りませんでした.残念です.

食べログ⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0107/A010704/1029950/
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シーズンラスト? ぷちツー to 積丹くずれ;“みかん”@南小樽で“昔らーめん”

2011-10-22 22:12:33 | そとめし;ラーメン
土曜朝,雨の予報は昼下りから.気象庁のレーダーエコーはまだみちのく周辺だけど… 解ってる.わかっちゃいるけど出しました.そして案の定,銭函辺りで一中て.積丹遠し…,  つーワケで.


毛無にも上らず南樽一直線.パーキングの車列後にちょこんと停めれば暖簾掛かるにゃチト早い.横を流れる勝納川畔ぶらり.


秋の勝納川.予てより遡っているとは聞き及んでいたが,居ました秋鮭,私は初めて.


市場直ぐ脇のこの淵で4尾.2尾はホッチャレ(産卵後),もう2尾はこれからかな.一所懸命,命を繋げて欲しい.


戻れば頃合,暖簾は掛かる.カウンターに着けば前客お一人様はお召上り,もうお一方は調理をお待ち.
壁の品書観るとなく,やっぱりツーにはさらっと喰い切れるのがイチバン. “昔らーめん(¥700-)お願い!”.
前客様の味噌;モヤシ火当ての香ばしさ嗅ぎつつ暫し.“お待ちどおさま,昔らーめんです”, 塩仕立てと然程変らぬ御顔立.


ずッとスープを一啜り… あ,美味い.
初見では一寸醤油の酸が立ち気味な印象(本人比)で,以来暫く塩でお願いしてきたケド,随分和らいだような.麺は勿論,具材の乾筍や味卵の醤油気との相性も好い.今なら敢えて,“塩で!”コールは無用かな.
美味しかった,ご馳走様! 来シーズンも是非,お邪魔しますね (o^ ')b

食べログ⇒http://u.tabelog.com/ravenatspk/r/rvwdtl/3482557/


川沿いで食後の一服,市場でつれあいのオーダーと私のお気にを仕入れ一路札幌.久々ショップに着ければシールドに雪虫の痕跡多数.


店長・工場長と世話ばなし.表に出れば,あっちゃー,来ちゃった!
  最後の10kmで,しっぽり濡れちまったぷちツーでした.



補追:雪虫
私が内地から移り住んだ当時驚いた雪虫は,正に雪の如く一匹々々白い綿毛が鮮かで,思えばそれはきっと“トドノネオオワタムシ:椴之根大綿虫”だったのだろうけれど,近頃の雪虫は一寸小振り.多分違う種なんだろう.札幌の気候や植生も,四半世紀で移り変っているのだろうなァ,きっと.
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蝦夷鹿で“ハヤシカライス”を

2011-10-15 20:02:26 | 烏合庵の食卓
週末の晩飯ネタ探して冷凍庫漁っていたら,昨冬白糠出張の折“道の駅 しらぬか恋問”で求めた蝦夷鹿の腿ブロックが出てきた.そー言や,その後ルーキーハンターのFクンからお裾分けが相次いで,そっちを優先している内に的限り仕舞い込んだ侭になていたっけ(㈱馬木葉;松野サン,御免! m(_ _)m).


賞味期限(製造日から6ケ月)は過ぎてるけれど,一度も解凍してないので自己責任.狩猟シーズンに入った事も有り,ストッカーに余裕を(オマエハナニヲキタイシテイルノダ),つーワケで…
鹿カレーは既に十八番の域に入ったつれあいに託し,此方もお得意,ハヤシライス(普段はオージービーフの切落し)に仕立ててもらう.


鹿腿(シンタマ)塊は真ん中のイイ処を3枚カツレツ用に切り出し(計300g程,翌日のお楽しみ),残り500g強を使う.8mm程の拍子木に切り塩・胡椒.サラダ油でソテー,半カップ程の酒でデグラッセして煮込鍋に移す.同じフライパンで櫛切りの玉葱(小3個)もソテー,1カップ程の水でデグラッセして同じ鍋に.


汁気はひたひたに足りない程度になっているのでベイリーフ1~2枚を放してそのまま中火に掛け,煮立ったら赤ワイン 3/4カップを加え弱火に落して10分ほど煮込む.アクは余り出ないが気になれば除く.


ここで伝家の宝刀,デミグラスソース缶!(w).具合を見ながら,今回は1缶半使用.塩・胡椒で整え,トマトケチャップ大匙1で締めてコトコト10分程.火を止めて,食べ時まで2~3時間休ませる.
食べ際に軽く温め,しゃきっと炊上げた熱々の白いご飯にたっぷり掛ければ出来上がり.“ハヤシカライス”,いただきま~す!


うん! ふつーに美味いね.それがイチバン (o^ ')b
長い冷凍保管で追熟して,もっと鹿肉らしさが強く出るかと思ったけれど,そんな気配は毛頭無し.捕獲後製品迄の処理がイイんだね(或る意味期待外れ ^^;)ゞ
肥育されて脂の載った牛・豚と違い,煮込み過ぎるとぱさつきがちなので注意は必要だけど,鹿肉なんざ高級でも珍味でもなく,何時もの料理にアタリマエに使える食材だと思うんだけどなァ.
ご馳走さま.今期新しいのが手に入ったら,どんな料理にしましょうか?


p.s.:明けて日曜早暮れて… つれあいハンドル,鹿カツの夕餉
(後の丸いのは市販冷凍品を揚げたメンチカツです).


叩いて延ばして塩胡椒,あとはフツーにカツに揚げただけだけど…
(ソースは市販の‘バジル&チーズ’ドレッシングを合わせてみました)


美味いです.昨日のハヤシより,確り鹿です.学校給食に鯨カツがリアルだった世代の私テキには,“鹿肉”の実感は矢ッ張り“カツレツ”なのかなァ (^^;)ゞ  逆を言えば,昨日みたいに一寸強い味に絡めてしまえば,何て事ァ無い唯の“肉”なんだよね.
今日も美味しく,いただきました!
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“きなんぼ(マンボウ)”を共ぬたで頂く

2011-10-13 22:49:49 | 烏合庵の食卓
職場で内業していると,ウチの連中と一緒に噴火湾方面に出張っていたSクンが意味有り気に目配せしながら現れた.
“raven さん.おみやげ,要る?” このヒトがこ~ゆ~言い方する時ァ大概,ミョーなモンなんで. “…何さ?”
“きなんぼ.食べる? 出先のスーパーで見掛けたんだけど,ウチだけじゃ多くってサ”,取出した白身のブロックと肝のセット.
おー!こりゃ若造の頃鞄持ちで出向いた大分の小料理屋(上司の奢り)以来四半世紀以上振り.有難や,是非頂きますともッ! つーワケで.
帰庵して“軽く霜振って,ぬたに造って”とつれあいに託し,風呂から上がればビアテイストの肴.飛切新鮮なら肝も生で食えるそうだが,今日は安全を採って確り湯掻き,酢味噌に摺込んでもらった.
(つれあい任せなので調理画像は無しネ ^^)ゞ


拵えた身と共酢味噌を卓上で和えて頂く.青味は小葱や若布を添えても好いと思うが,今日は有り物.長葱の青いトコを刻んで.
好いですね.歯触りは魚と言うより烏賊と鶏笹身を綯交ぜた印象.味いはあっさりした帆立,赤味の強い所(血合筋)は仄かに目地鮪の風味.霜降りの表面と内側のコントラストも狙い通り.休肝日とて芋焼酎で流せないのが恨めしい.
反省点は,初見(大分)の供し方に拘り肝を全部使った共酢味噌が余り気味だったこと.もっと平たく,肝はスライスして身に添え,普通の芥子酢味噌で頂いた方が持ち味を生かせたと思う.あと,身に酢味噌を和えるとどんどん水気が出て酢味噌がユルユルになってしまうので造り置きは無用.
道内でも太平洋や噴火湾では時折定置網に乗り,大概地元で消費されると聞くが,今度何処ぞで見掛けたら,是非とも(芋焼酎と一緒に)リベンジしたい素材ではある.
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々名寄,“一膳や”@西三条南六;西条近くで“あさりとんしおラーメン”

2011-10-09 22:58:45 | そとめし;ラーメン

3連休中日とて昼過ぎからコマーシャル名寄乗込み.釣瓶落しに急かされ名寄駅間近の定宿にチェックイン.晩酌のアテに格好だった駅弁は既に無し.然有れば…


駅前通りから一寸折れてコチラ.2年振りかな.前客2名様は既にお召上がり中,後客様無し.しょうゆ・しお系はどれを頂いてもウマいのだけど(みそ系は失礼ながら未食),偶さかならば私テキにはやっぱコレかな… で“あさりとんしおラーメン:¥880-”お願い!
実直な御店主の,私一人前の御点前.浅蜊をフランベする“ふぁいやー!”横目,サザエさんのエンディング眺めつつ暫し.


“お待ちどおさま,あさりとんしおです”で供された,お懐かしや! お変りも無く… の御顔立.
抑制の効いた旭川流豚骨出汁を底上げする浅蜊の風味,しゃきっと茹上げられスープを好く含む加藤の旭川麺.しっとり仕上げられた薄切りの大判チャーシューまで,矢ッ張りコレは美味いなァ !(^^)!
有体に言えば今日は,“タイショー! 気合入って浅蜊にも確り火が入っちゃったゼぃ (@本人比 ^^;)ゞ”の仕上がりでは有ったのだけれど,浅蜊もヒトも生き物だからネ.美味しく頂きました.ご馳走様でした!
やっぱり此方は“あさりとんしお”,醤油系ならば“焦がし”がお勧めかな. あ,でも,フツーの塩や醤油(旭川系としては珍しく‘正油’では無い)もゼヒ,食べて欲しいなァ (o^ ')b

食べログ⇒http://u.tabelog.com/ravenatspk/r/rvwdtl/4246459/
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする