烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

怒涛の外勤ラーメン,2連荘 !!

2009-04-24 21:47:12 | そとめし;ラーメン
2日続けての外勤,昼飯に狙うは,当然,ラーメン! と,いうことで,
先ずはDay1.
“だるま軒”@札幌二条市場で“醤油ラーメン”

早朝より日高町へと赴いた帰路,中央区で昼ちょっと過ぎ.懸案事項,コナしましょう!
二条市場の入り口に張り付いた,目立たぬ構えのこちら.何故か中々,来れなかった.こちらで初回頂くならば,やっぱり“札幌みそラーメン以前”でしょう.


醤油ラーメン(¥600-)の面構え.炒めモヤシ無し.昨今の札幌流に言うならば,“昔風”てヤツかな.ここではデフォの3味でモヤシが乗るのは味噌だけのようだ(別途,野菜ラーメン有り).具は腿叉焼・メンマ・海苔,薬味の葱.画づらの押しは,鳴門でも茹卵でもなく薄切の伊達巻.澄んだ醤油色の汁と相俟って,さながら“傍目蕎麦(=岡目蕎麦)”の趣だ.


汁の味も見た目を裏切らず,すっきりとした豚の旨味を良く練れたかえしが出車張らずに調える.ズっと啜った,イマドキの主張の強い麺とは裏腹,ちょっと軟めの中細白目ながら,軽い風味と舌触りの心地よい麺が“もっと,もっと”と汁を欲しがる.レンゲにたっぷり掬って追いかける.“スープの持ち上げ”なンぼの物じャ!あれよと言う間に丼の底が見える.


基本メニューの他に昔風を謳った一杯を供する店もある.だが,この店ではこの一杯が基本であり,歴史であり,今なのだ.レトロでは無い.繰り返す,これはレトロでは無い.必ずや,他2味も喰わねばならないであろう. 良いものを,いただきました.御馳走様でした!

⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1000510/


明けてDay2.千歳で一仕事終え,次に移動のR36.昼ちょっと前.
“味の一平”@千歳市北斗で“特製味噌ラーメン”

千歳市街を札幌向けに抜け際.左手側道沿い,誘われる黄色の佇い.平日昼前に拘らず,店舗前数台分の駐車場は埋まり,側道対面のスペースにも数台.引戸を潜ればお待ちのお客様数組.されど回転の速さは経験済み,店に入れればさして待つほどの事でもない.待つ間に通してくれるオーダー,迷わず“特味噌(¥750-)”!
席に案内されれば2分と待たずに供された.


よくあるネタ.醤油・塩には特製はありません.味噌には特製しかありません.そのココロは? 味噌には炒め野菜が載ってます.醤油・塩には載りません.
柔らかな味噌の風味としゃきしゃきした炒め野菜の甘味たっぷり.札幌流としてはやや細めながら程良い腰を感じさせる麺が,大蒜風味が心地良いサラダ油膜で封印された熱々の一杯.
以前伴った坊主(はちまき屋みそ至上)は“俺にはマイルド過ぎる”と小生意気にも宣うたが,私は好きです,こういうの.慌しい店内だけど,なんだかとても,ほっとする.熱いんだけど,何故か口中火傷した覚えが無いんだよね.

嗚呼,美味しかった.御馳走さま!
啜り切って一息ついた頃合を見計い,“お済みの器,お下げして宜しいですか?”… 勿論,構いません!次のお客様がお待ちです.
さりとて,この店で完食丼を撮影出来るチャンスは,易々とは巡って来ないのかも知れない.

⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0107/A010701/1005544/

p.s.;追記コメント@'09/04/28 ご参照下さい.
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'09 Ape初乗り:厚田⇒青山,そして外めし

2009-04-14 01:26:44 | Ape & Imp

日曜朝.起きて窓を覗くと薄雲から覗く青空.庭の木蓮の蕾は膨らみ始め.昨年より十日ほど早い初乗り.ガレージから引き出せば,今日も一蹴りで目覚めたApe,アイドリングもリズミカル.
走り出して定番の厚田方面.当別⇒高岡貯水池⇒望来⇒古潭⇒厚田⇒青山.南の風はちょっと強め.ホイルベースの短いApe,札幌大橋の右横風はちょっとしんどいが,ほぼ標準大気圧・低めの気温(≒1013hPa±/+10~15℃)に発動機は絶好調.厚田からの青山越え,3速に落すことなく駆け上がる.


下って飛び込むこっこ家さん.冷えた体に塩ラーメンも恋しいが,前回メニューに見掛けた今日のお目当て,オムカレー(¥600-).初物笑って,頂きます.


白身と黄身のマーブルがきれいな,ふわ・トロのオムレツ.福神漬(無着色と思う)をちょっと載せれば,これだけでご飯が美味い!
鶏ミンチがたっぷり入ったカレーはやさしい味付け.カレーだけなら正直俺にはちょっと甘めだけれど,卵とご飯にしっくり寄り添う.少し粗めのミンチがさりげなく鶏の存在を主張する.如何にもこっこ家さんらしい一皿であった.今度は“目玉おやじカレー(御想像通りの筈)”も試してみたい.

腹も足り,ゆったり気分の帰り道.スゥエーデンヒルズ外周への上り坂(上らなくても良いのだが…),スロットル開ければコココッとストールの予兆.おっとイケナイ,ガス切れか!フューエルコックをリザーブへ.ここからならば辿り着く.行きつけのスタンド,給油を済ませ帰宅する.

Odo;9,163.2 - 9,050.4 = 112.8 km Trip.
Fuel;112.8km / 4.55L = 24.8 km/L.
帰りの向い風だけ,ちょっと恨めしいぷちツーでした.
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試作! 蕗之薹でペスト・ジェノベーゼもどき #01

2009-04-12 21:01:52 | 烏合庵の食卓
天麩羅で頂くのにより分けたふきのとう.残りは蕗味噌にすることの多い拙庵だが,思うところあって今回はイタリアン.ジェノベーゼもどきのペーストにトライ.上手く出来たら,御喝采?


ふきのとうは表の汚れた葉を取って縦に2ツ~4ツ割,傷みのないことを確認したら変色しないよう次々水に放つ.割き終わったらざっと洗って水を変え,そのまま2~3時間浸しておく.ほかに胡桃・大蒜・オリーブオイル(エクストラバージン).緑の色出しに法蓮草の葉も入れてみた.

先ずは胡桃(一袋)を乾煎り,大蒜(一株分)・塩・少量のオリーブオイルとともに擂鉢であたる.



粗方ペースト状になったところにさっと湯掻いて(湯には塩少々とオリーブオイルを一滴し加える)きつく絞ったふきのとうと法蓮草を加え,具合を見てオリーブオイルを足しながら根気良くあたる.ほぼペースト状になったら塩でアタリを調えて出来上がり.容器に移し,表面をオリーブオイルで覆って保存.1/4 は冷蔵庫,残りを冷凍庫へ.お味のほどは次の週末,試しましょう.


p.s.
・ペーストは,これを使った次回予定の料理も含め,できるだけ日本産(できれば北海道産)の食材で作れるものにしたかったので,ジェノベーゼでは必須の松の実を胡桃に変更した(但し,今回使用した胡桃は米国産です.松の実の採れる松は,日本では商業栽培されていないようで,国産を入手するには五葉系の松の自生地に松毬を採りに行くしか無さそうです).
・緑の色目を整えようと入れてみた法蓮草だったが,あまり効果はなかったようだ.食味からすれば入れなくても良いと思う.
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ふきのとうを天麩羅でいただく

2009-04-06 21:53:05 | 烏合庵の食卓

土曜昼過ぎ作業に赴いた北広島近郊.河原にふきのとうが出盛っているのを見掛け,思わず空き時間に収穫.帰宅が夜半近かったので拵えは翌日.まずは天麩羅で頂く.

ふきのとうは小振りでしっかり閉じた蕾を選ぶ.汚れた外側の葉を取り,へたを落としたら,蕾に水が廻らないようへたを上に向け,水をくぐらす程度にさっと洗ってしっかり水気を切っておく.
つれあいが仕立ててくれた衣を下の方2/3くらいに薄く塗し,蕾の上のほうを摘んで,高温(拙庵のコンロの揚げ物用温度設定200℃;積層鍋を使用しているので,油の温度はもう少し低いはず)の油にゆっくりと衣の付いている処まで浸す.そのまま10秒ほど衣を落ち着かせたら,そっと放して油に泳がせる.ゆっくりと転がしながら揚げてゆき,蕾の先が薄すらときつね色に色づけば頃合いだ.つれあい手練れの野菜かき揚げ(牛蒡・人参・玉葱のMix;私はかき揚げを揚げるのは大の苦手である)に添えて盛りつける.


今日の献立.蕗之薹天麩羅・野菜掻揚・春告魚梅煮(紋別産;白子持ち)・鮭中落佃煮(市販品;ちょっと鰊とカブった)・〆鯖(市販品;練和芥子を添えて)・若布と馬鈴薯(キタアカリ)の味噌汁.中々に春めいた夕餉の膳となった.
ふきのとう天は,はじめは拙庵愛用の昆布焼塩(㈱つらら@湧別)で頂く.鼻に抜ける鮮やかな香りと舌の根の苦味の余韻が春の息吹を感じさせてくれる.一頻り楽しんだら,次は天汁.香りは塩のほうが立つが,ほろ苦さと甘さの膨らみは汁が勝ると思う.


そしてコレ! マヨネーズ(あ,軟弱にカロリーハーフね)に醤油をひとたらし.邪道と言われようが知ったこっちゃない.こっくりと美味いんだな,コレが.ふきのとう以外に,こごみの天麩羅にはこれが一番と思ってるし.

ともあれ春の恵み,とっても美味しく頂きました!
少し大きめのふきのとうで仕込んだもう一品は,近々.

p.s.;2009/04/08 補追
蕾のしっかり締まったふきのとうならば中に埃をはらんではいないので,敢えて開いてまで洗わなくても良いと思う.この状態でダメージがあるのは虫の仕業.へたを落したときに断面に黒ずみが見られるならその先に巣喰っている筈なので,落した方が無難である.
コメント (2)
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