烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

もともとケンミンSHOW?

2010-04-25 10:42:49 | 烏合庵の食卓
つれあいが所用から戻った翌日.有体に言えば外出時に風に煽られコケて打撲した自母の手伝いを頼んだのだが,まあ,大過なく.土産のリクエストは出自のソウルフード.早速,頂きます.


先ずはコレ,“はんぺん”.…“黒はんぺん”ってナニ? スーパーで十枚入り一袋(トレーではない)¥98- だったとか.一寸炙って,山葵漬添えて… ま,“摘入れみたい”と言われりゃ認めんワケにゃいかないが… ケド,ぺらっと薄いのがイイんだよね.
今回のように炙るも好し,フライや煮付けは定番.厚いところに串を打ち,“しぞーかおでん”にゃ欠かせない.勿論そのまま生姜醤油は,左党にはお約束.生粋道産娘のつれあいも,今ではすっかり“はんぺんと言えば黒”に感化されてしまった.
でも,今日ビの物は,昔よりチョット,魚臭さが足りんなあ(つれあいも同感だそうで… ^^;)ゞ


そしてコレ,“鰹塩辛”.ケンミンにゃ,“しおから”と言えばイカよりカツオだよね!
近頃はアルコールや甘味料,増粘料などでマイルドに仕上げたものも多いが,これは添加物が割合少ないようだ.


一年ものなので,塩練れはやや浅め.時々かき混ぜながら冷蔵庫で追熟させて,半年後あたりからが私好みかな.渋茶で茶漬けも乙だけど,かなり匂いがキツいので,揃っての食卓ではつれあいが許可してくれない (^^;)


坊主謹製,鰤粗炊(プチ鰥夫名残)も加わって,魚づくしの晩酌は,芋焼酎でキマリ(鹿児島ケンミンかッ !?)だね!
みんな美味しく,いただきました (b^ ')b
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切干大根の幸せ

2010-04-23 01:13:16 | 烏合庵の食卓
24時ちょい過ぎ,北広島での夜業から帰庵するとテーブルにメモ書き.そうか,今日はつれあいが所用から帰着する日だった.曰く,“お帰りなさい。鍋に切干大根があります”
つれあいの小鉢ものの中で,私がいちばん好きな一品.有難い.早速いただくことにする.


何てこと無い一鉢だけど,なんだかとてもほっとする.午後からずっと溜り続けたアドレナリンが,すっと奇麗に引いてゆく.この柔らかな味わいは,オレにはとても出せないんだよネ.
“お帰りなさい”は君もだね.ベッドで寝息のつれあいに,ありがとう,お疲れ様.明日からまた,よろしくね.
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“家常豆腐もどき”の夕餉

2010-04-21 23:36:01 | 烏合庵の食卓
前項がらみ,坊主の仕立てた夕飯を頂く前日は私が食事当番(昼飯はこっこ家さんにエスケープ).夕飯の食材を物色すると冷蔵庫に生揚げを見付けた.先日“同福堂”さんで頂いた“焼き豆腐定食”に絆されたこともあり,有り物で“家常豆腐もどき”に仕立ててみることにする.


用意は件の生揚げに野菜(玉葱・人参・青椒)と木耳.三枚肉は少し厚めの短冊に切って,酒・醤油・片栗粉で下味.合せ調味料は酒・味醂・白と赤の味噌・豆板醤少々,もう一品に使った乾椎茸の戻し汁を半量.


生揚げは厚さと縦を半分に割り,幅を6等分.ホントは全面に焼き色が欲しい所だがそこはナンチャッテ.オーブントースターで揚げ面が薄ら焦げる程度に温める.


鍋にサラダ油を熱し,先ずは野菜から.全体に油を廻す程度に炒めたら温めた生揚げを加え,馴染ませる程度に炒め合せておか上げする.


鍋を洗わずサラダ油少量を足して熱し,三枚肉の汁気を軽く切って軽い焦げ目が付く程度に炒めたら,


おか上げの野菜/生揚げを戻してざっと混ぜ,合せ調味料を加えて少し煮詰めるように炒め合わせれば,“家常豆腐もどき”の出来上り.


この日の献立.家常豆腐もどき・青梗菜と烏賊の炒め物(乾椎茸はこれに使用)・冷や飯利用の葱(と卵)だけチャーハン.木耳は家常豆腐の仕上げにと思いつつ入れ忘れ,撮影後慌てて混ぜたのはナイショです.

家常豆腐もどき,なかなか上手くいきました.一寸濃い目の,回鍋肉っぽい味噌味にした(その分炒飯のアタリは控えめ)ので,生揚げとの絡みもイイです.全品炒め系になっちゃったけど,味付け違うから勘弁ネ (^^;)ゞ
まずまず美味しく,いただきました!
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坊主,夕メシを仕立てる

2010-04-18 23:42:14 | 烏合庵の食卓
件の如く,つれあいの居ない週末.
昨日の夕餉は私のハンドル.今日は坊主が“引受けた (o^ ')b ”
… 先ずはお手並拝見,といきましょうか.


で,コレ.メイン,“豚ロースの紅茶煮”,レシピはWebで見付けたらしい.PET紅茶のおまけティーバッグ,“オレンジ & アールグレイ”を煮出して煮込んだと言う.ソースは市販マヨネーズに炒って当った白胡麻など(秘伝か?)… 卵は昨日の“えんたま”ネ.
いや,コレ美味い.“苦味ばしった,オトナの味(そんなに苦くは無いケド)”.さっくりとした赤身の歯触りと,クセが抜けしっとり甘い脂身のコントラスト.ソースも,胡麻の炒り加減がばっちりだ.ご飯は“(道産)アスパラ飯”.春だ,ねェ (^^)

ごっそさん,有難う! 洗い物はオレ,やるからネ
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やっと訪問,“青山滋鶏 こっこ家”@札幌/新琴似で“塩ラーメン&ミニたまご丼セット”

2010-04-18 19:18:00 | そとめし;ラーメン
昨年秋の開店以来気になってはいたものの,お邪魔せぬまま雪が積もって融けた.図ずも好機到来,屯田の大規模スーパーに坊主のスーツ受け取りがてら,一寸足を延ばしてお初の此方.ご存知,当別/青山;“とりたま食堂 こっこ家”さんの2号店.テーブル席・カウンター・小上り,一寸居酒屋さんっぽい店内.


口開け直後なので席には余裕があり,テーブルのひとつに落ち着かせていただくと,ホールのお嬢さんがお冷やを持ってきてくれた.本店のようなセミセルフではなく,各席毎にオーダーを受け配膳してくれるようだ.お馴染みの一品が並ぶメニューに,ラーメンとミニ丼のセットが目を惹く.更に,促すように張られたPOP,“ラーメンとミニ丼セット50円引(キャンペーンかレギュラーかは未確認)”.こりゃ,喰わんワケにはいかんでしょう (^ ')b
二人ともラーメンはお気入の塩をセレクト,私はたまご丼,坊主は親子丼をチョイス.空いていたこともあるのだろう,タイムラグ無く供された4品.私の“ミニ卵丼セット”,とても柔和なお顔立ち.


先ずはラーメン,いただきます! ズッとスープをひと啜り…
… ん? なんか,ちょっと,強い?
久々だからかなぁ.去年最後に青山の本店で頂いた時(2号店開店前)よりも旨味とアタリが強いように感じる.麺の具合もちょっぴり固め,美味い! 私同様こっこ家さん贔屓の坊主(親子丼お初)もご満悦のようだ.

たまご丼はお初.やっぱり“卵だく!”レンゲで掬って頂きます.つるりとした白味の舌触り,こっくりとした黄味の甘味.卵の旨さがダイレクト.ただ,親子のように鶏肉から来る押しが無い分,アタリはもう少しだけ強めなほうが私好みなんだけど.

何の彼のと言いつつも,ワシワシ・ウマウマ喰ってると,坊主がハタと小首を傾げた.曰く,“当たっちゃった (^ ')b”.
差出す指先見れば,ほんの小さな骨片ひとつ.ウチの食事ではこんなモン,アタリマエに噛砕いて喰っちゃうんだけど… こっこ家経験それなりだけど,目の前(他のお客様含め)で“当り”が出たのは初めてで,折角だから記念に“えんたま”ひとつ,頂きました.


いや,美味かった.ご馳走様.それにしても,引掛りは確かめねば… 今期初ぷちツー,厚田・当別方面;恒例の青山で昼メシは,決定事項です (^^;)ゞ


p.s.: 惜しむらく,2010年8月に閉店されました.

食べログ⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0102/A010201/1025908/
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鮪と和布蕪を和える

2010-04-15 23:04:01 | 烏合庵の食卓
つれあいが所用で家を空け,十日ばかりのプチ鰥夫生活.家事は“テキトーにやって (^^)/~~ ”
今夜は洗濯もあるので,晩メシはほぼ買喰い.仕事帰りのスーパーで半額表示の目鉢鮪切落しを仕入れてきた.山掛けが好みなのだが長芋を買っても余しそうだ.冷蔵庫を漁るとナメコ入りの味付めかぶを見付けた.コイツと合せてみる事にしよう.


鮪は醤油(酒も使いたかったが,休肝日にて自粛)でサクっとヅけて粗微塵の白葱を塗し,器に盛って和布蕪を掛ける.山葵を添えて,“目鉢の漬け,和布蕪和え”の出来上り.デリカコーナーのポテトサラダ,鞘隠元と薩摩揚の煮物を添えて食卓へ.


いやあ,美味い.目鉢と和布蕪,なかなか合います.本鮪よりも血の気が軽いので,和布蕪の風味と相性が好いのかも知れない.ナメコの存在はやや希薄になっちゃったケド.オクラ入りのほうが(本鮪なら余計に)好いかも.調子に乗って,ノンアルコール(ビアテイスト)3本も明けてしまった.飲みすぎですネ (^^;)ゞ

さて,洗濯物,干すとするか…
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今年もお世話に… “同福堂”@北広島/西の里で“焼豆腐定食”

2010-04-11 22:24:47 | そとめし;いろいろ
今年も恒例;春先3日に一度,黄昏目指す北広島通い.休日外勤の励みは美味いメシ.やっぱりコチラにお邪魔します.
(お店の外観と菜単は昨年5月の画像ですが,料理の価格に変更は無いようです ^ ')b


これまでに頂いた品々はどれも美味しく,品書きは多彩で毎度迷うのだが,先ずは初見の一品,“焼豆腐定食;¥650-”をお願い.土曜日夕刻とあってテーブル・小上りはほぼ埋まり,二階にもお客様がいらっしゃる様子.暫し有り供された“焼豆腐定食”,至極実直な面構え.


菜単では判り易く“焼き豆腐”とは言うものの,ほんまもンの“家常豆腐(ウチの定番豆腐料理)”である(此方の料理は家庭風:家常菜が身上と思うので,“本格的”の語は使いたくない).
表はさくさく・中はしっとり熱々の揚豆腐,たっぷりの野菜・きちんと下拵された薄切肉,油は少し多目ながら甜麺醤がふうわり利いたやさしい味わいの餡(辛味は付けていない).
箸休め;ちょっぴり辛いモヤシのナムル風と確り鶏がいる蛋花湯.白いご飯が,ガンガン進む.やっぱりココは,美味しいなァ.

後の作業に備え,“もう一膳!”をぐっと堪える“ご馳走様”.次回は何を頼もうか…

食べログ⇒http://u.tabelog.com/ravenatspk/r/rvwdtl/3758347/
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自家製,“ラー具?”

2010-04-10 14:07:28 | 烏合庵の食卓
朝起きて居間に下りると漂う炒め大蒜の香り.
さては坊主,夜食に何やらイタズラしたなと思っていると,昼飯時に冷蔵庫から具入りラー油の小瓶をそそくさと取り出してきた.ガッコの研修旅行で東京/横浜方面に出掛けた折に中華街で買ってきてくれた物だが,もう使い切ったはず… 訝しんで問えば,“作った”とのこと.にんにく臭はそのせいネ.


されば心して頂かねばなりますまい.昼飯は折良く餡かけ焼きそば.先ずはちょこっとトッピング.
粗微塵の長葱・大蒜,鷹ノ爪は種ごと使ってある.胡麻油でじっくり炒め,スモーキーな香味を出している.辛さは程ほど,アタリ(塩味)はつけていないようだ.油が少なめなので,ラー油ならぬ“ラー具(当人談)”と言ったところか.
いや,美味い.中々,よー出来てまっせ! いつもの餡の素付き焼きそばがいきなりエスニック.一言褒めれば当人は,“アリオリ(エ・ペペロンチーノ)の応用だョ”と事も無げ.普段の食事仕度にはあまり参加することは無いのだが,夜食のイタズラでそれなりに学習しているようだ.つれあいには“血は争えないってことよね”と呆れられてしまったが(坊主よ許せ ^^;)ゞ
近々,つれあいには餃子を所望しなければ…
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“味の大王総本店”@苫小牧/植苗で“醤油ラーメン”

2010-04-06 22:53:26 | そとめし;ラーメン

年度明け早々の外回り作業.午前中,鵡川~勇払方面.正午過ぎ終了,札幌向きR36沿い.
13時ちょっと,植苗あたり.と,なれば昼飯はコチラ.平日時分ちょい過ぎながら,結構広い駐車場と店内は4割程度の埋まり具合.食券買ってカウンター.

四半世紀以上前には“カレーラーメン”はまだ認知度が低く,当時(多分今も)ラーメンに関してコンサヴァティヴであった私はコチラ(当時は苫小牧市街に本店があり,植苗は支店だったはず)でも味噌や醤油ばかり頂いていた.暫くお邪魔する機会を得ないまま,話題のカレーラーメンを頂いたのはホンの数年前.ウマかった~.


などと回顧するうち供された“醤油ラーメン;¥720-”.
衒いのない面構え. 早速,いただきます!
結構黒めな醤油スープ.たまり系と思しき醤油だれのアタックが強めだが,出汁のコクも十分感じられる.ちょっと酸味がちなところは好みが分かれそうだが,私的にはなかなか旨い.
麺は札幌系よりも黄色みがやや淡い中太縮れ.風味にクセが無く,しなやかな中にもコシがあるのでスープを選ばないと思う.カレーラーメンのバランスの良さも,このあたりから来ているのかもしれない.具材もそれぞれ強い押しのあるものではないが,全体に纏り良く仕上がったラーメンだと思う.


サイドにお願いした“キトビロニンニクギョウザ;¥360-”.
肉汁溢れる,ほどのジューシーさはないが,その名の通りキトビロ(ギョウジャニンニク)の風味が利いて私好み.卓上の“ギョーザ用昆布塩”を酢に溶き,ラー油をたっぷり滴らしていただくと美味い.

美味しかった.ごちそうさま.この出汁と麺ならば,おそらくは“塩”も美味しいはずと思うのだが…
如何せん,時分過ぎの店内は芳しいカレーの香りに充ち満ちており,カレーラーメンの選択を強力に促す雰囲気となっている.次回はきっと,誘惑に負けちゃうんだろうなァ (^^)ゞ

食べログ⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0108/A010802/1003490/

p.s.:
カメラの撮影モード設定を間違ったため,近景画像が全て後ピンになってしまいました.
大きな画像をアップできず,すみません m(_ _)m
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なめた鰈を煮付ける #02

2010-04-04 13:39:16 | 烏合庵の食卓
例によっての休日スーパー,鮮魚コーナー.丸のババガレイ(青森県産,1尾¥350~400-;表記は“ばばがれい”)と目が合ってしまった… 
嘘です.無眼側(白いほう)上にしてパック詰めされてました (^^;)ゞ
とまれ好物“なめた鰈”,一匹付けには一寸大きめだが,休日の贅沢,人数分を求め煮付けることにする.


“滑多鰈の煮付け”は以前も記事にしたが,そのときの鰈は“ヒレグロ”.今回の“ババガレイ”のほうが身質がやわらかいので,綺麗に仕上げる自信は無いが…

あまり弄らぬように,束子でぬめ(滑)を落とし,背骨に沿って包丁目を入れる程度の下拵え.人様にお出しする訳でも無し,腸(わた)や鰓は抜かずとも,拙庵住人は自分で除けて上手いこと喰い切ってくれるから心強い.


水を張り昆布を敷いた鍋に並べて弱目の中火に掛け,沸き端にとろ火に落とし5分ほど.包丁目が弾けたら煮汁の味をみて,酒・味醂・醤油・生姜少々で薄味に調え,クッキングペーパーの落し蓋(湯気抜きに,真ん中を1cm角ほど切り抜いておく)をしてとろ火のまま20分ほど,時々煮汁を廻し掛けながら炊く.


一旦火を止め粗熱が取れるまで休ませて食べ際にさっと暖め,煮汁で和えた若布を添えるのは拙庵のお約束.案の定,盛付けで少々身割れしてしまったのは,些か鍋が小さかったから… と,日記には書いておこう.


夕餉の献立.滑多鰈煮付・茄子と鶏胸肉の大蒜炒・青海苔(ヒトエグサ;浜名湖産)と胡瓜の三杯酢・建長仕立味噌椀・胡瓜と人参の三五八浅漬.煮付け以外はつれあい謹製.
なめたの煮付け,美味いです.きめ細かくしなやかな身と,鰭ぎわ(エンガワ)にのった脂の上品な甘さ.これを食べたいがために頭を落とさず煮付けた,ほんの一箸(裏表あわせれば二箸と言うツッコミは無しネ)の頬肉のむっちり加減.一寸大きめかと思った一匹付けも,あっという間.
すっかり綺麗に,いただきました!



補追:
東北地方などで煮付けに重用される“滑多鰈”はババガレイのことで,しっとり柔らかい身質(と冬場はびっちり詰まったほくほくの真子)が身上だ.ごく新鮮ならば刺身も飛切り美味い(山葵醤油よりもポン酢に紅葉卸のほうが相性好いと思う).干物は今迄のところ(少なくとも道内では)見掛けた事は無い.見付けたら即座に手を伸ばしてしまいそうだが…
“なめたの干物”はヒレグロが普通でウェブショッピングサイトでもよく見掛ける.同じ大きさならばヒレグロのほうが身は薄めながらしっかりしており,干物に仕立てやすいこともあるのかもしれない.なかには商品写真は明らかにヒレグロだが,ババガレイと記載している場合もあり,ちょっと混乱しているようだ.
ヒレグロの無眼側はくすんだ色合いだが,ババガレイの地色は白い.所々に小さい黒斑(ホシ)の散る個体も多いが,ヒレグロにはホシはみられないことでも,尾頭(おかしら)が無くとも区別はつけられると思う.
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