烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

復興へ! ポイントで支援募金を

2011-03-24 18:07:22 | 徒然
昨日.小欄のアクセス状況確認のためブログ編集画面を開いたところ,トピックス欄に“【ブログパーツ】ポイント募金で東日本大震災復興支援!に対応しました(3/22)”とのコメントアップを見つけた.
開いたところ,眠っている私のポイントも寄付可能と判明し,些少ながら寄付させて頂いた.期限が迫り風前の灯であった青社さんのマイルが少しでもお役に立つなら嬉しい.
使い易く,その他のリンク先も寄付先が明らかな処ばかりで信頼できると思い,配布元サイトの趣旨に賛同して僭越ながら小欄のサイドバーにパーツを掲示させて頂きました.
御来庵の皆さん.ポイント,眠っていませんか?

03/31;使えるポイント,増加中! (パーツに反映されてます o^ ')b
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日高の“鮫鰈(サメガレイ)を尽くす

2011-03-21 14:35:43 | 烏合庵の食卓
休日恒例のスーパー買出し.鮮魚のショウケースに日高よりの異彩.かちっと活〆,刺身用.札幌で,丸のまんまは,初めてだ.


並んだ3尾のうちで最も小振りを求めたが,それでも全長40cm・体重は約1.1kg.


有眼側には卸金のようなざらざらの鱗.


無眼側は白っぽい個体もあるようだが,今回のものは全面暗紫褐色.大きさや棲み場などにも因るのかも知れない.鱗は無く,皮はだぶつき滑りが強い.
刺身主体のつもりなので,先ずは皮剥き.兜とワタ,周りの鰭を落とし,軍手を穿いてベリベリと力ワザ.


剥き上がれば裏腹,艶やかな白身が顔を出す(画像は無眼側です).釧路;和商市場などではこの姿で“むきかれい”として店頭に並べられている.


後は普通に五枚に卸し柵取りしたら,中落ちと兜は粗炊きに.


兜はサッと熱湯に潜らせ霜振り,冷水に取ってヌメを落す.中落ちは霜を振らなくても大丈夫.


水を張り昆布を敷いた鍋に兜と中落ちを並べて酒を振り入れ,薄切りの生姜を散らして中火に掛ける.
ふつと煮立てば弱火に落とし,さっとアク引き.煮汁を味見,味醂と醤油で塩梅.キッチンペーパーで落し蓋してくつくつ20分ほど炊いたら火を止める.

肝は肝醤油用に.さすがに生では,の状態だったので,酒で炒り付けながら潰し,粗熱が取れたらごく少量の醤油を合せておく.


粗炊きを温め刺身を引いて,鮫鰈の夕餉,いただきます!




刺身はぽん酢(市販品)に炒り肝を好みで溶いて,小口の小葱と七味で頂く.脂載り・身締りとも良く,甘味があって美味い.こりこりのエンガワが結構取れるのでお値打ち感もあり.


粗炊きはほろほろ・とろりとして旨味も十分.“きんきの煮付け”が御好きな向きは,地味な色目に惑されず,こちらも是非にお試しを.


そして一興.昆布出汁で,刺身を軽くしゃぶしゃぶと.たれは同じく,肝ぽん酢.白身の甘さが一層開く.
エンガワは刺身,身頃はしゃぶしゃぶがイチオシかな.

どれも美味しく,ご馳走さま!
道内の浜も,先日の津波の被災少なからずと聞え伝わる最中.
  漁(すなど)り,届けてくれる皆さんの,
   気持ちも一緒に,いただきました!

p.s.;
初めて見掛ける素材は,兎角扱ってみたい性分(たち)なので,壱も弐も無く皮剥きに挑んだのだけれど,正直一寸,梃子摺りました.
いや,剥けるんだけど,剥がす切ッ掛けを探るのに手間取ったり,身を押さえるのに余分な力が入り過ぎたり.
随分素材を,イジメちまったよーな…
プロにはきっとワザが有ると思うので,次回見掛けた折には意地を張らず,魚屋さんにお任せしようかな,と (^^;)ゞ

今更ながらだが,今回は“むきかれい”の姿に拘ってしまい,折角自分で剥いた皮の使い道まで気を回せずにそのまま捨ててしまった.
思えば表(有眼側)の皮はカリッと素揚げして塩を振れば“皮煎餅”としてビールのアテに恰好だったかも知れないし,無眼側の皮もヌメを落して煮付ければ好い煮凝りが出来たかも知れない.
次回はもっと,尽くします.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東日本大震災;表題さえ思い浮ばない

2011-03-13 20:28:35 | 徒然
まず始めに,この度の震災を被られた全ての皆様に,心よりお見舞いを申し上げます.

金曜午後.職場にて長く強い揺れを感じる.情報を得ようと点けたTVの画面に釘付けになった.
気仙沼の魚市場;四半世紀も前.まだ新妻であったつれあいと,処狭しと並べられた近海の目鉢鮪や毛鹿鮫(もうかざめ=ネズミザメ;ふかひれの原料)を興味深く見て歩いた,正にその上屋(うわや)が津波に呑み込まれてゆく.前夜美味しい晩酌を楽しんだ,気の好い親父さんの居酒屋は,市場の直ぐ裏手であったはず…
 … 言葉も,出ない.
更に道内.浦河・広尾・釧路・函館;一度ならず訪れ歩いた覚えの街角が水に浸かっている. 
明けて土曜日.次第に明らかとなりつつある被害状況を伝えるメディア尻目の休日出勤.帰りに寄ったいつものSS;満タン所望すれば“ローリーが動いていないので20リッターまででお願いしたいのですが”とのこと.無理からぬ.
今日;日曜恒例のスーパー買出しも,肉や野菜に差当りの不足は無いが,さすがに鮮魚の入荷は少ない.当座の煮付け用に道産の生鰊,後日の焼き物用に冷凍のツボダイ一夜干しを手にしたが,ツボダイのラベルに“宮城産”の表記.これがこのショウケースに並ぶまでに携わられた方々も多く被災されたと拝察する.心痛めつつ,然在れど大事に頂くと誓い購入.
帰庵すれば引続きTVに流れる被災地の映像.震災三日目,依然予断を許さぬ状況が見て取れる.

今は唯,お一人でも多くのご無事を祈るほか無い.
被災された方々には早々お見舞いの意を表したかったのだが,拙庵利用のインターネットプロバイダは地震直後から回線不通,今日の午後ようやく復旧したばかり.
改めて,心よりのお見舞いとお悔やみを申し上げます.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする