烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

久々アクアリウム;市立水族館@室蘭/祝津

2011-09-16 22:30:36 | 徒然
先週末,所用にて室蘭行き.用事は日曜早朝からなのを良い事に,土曜午後早く室蘭入りして半島サイドをぶらり.


先ずは母恋駅にて今宵の酒のアテ購入.


おやつに近い昼メシは,此方の“特製ラーメン(塩)”


三代目の御点前.んまかった~ (o^ ')b


魚好き(見るのも喰うのも)のお目当てはコチラ.四半世紀ぶりくらい.
3.11にも特段の被害には及ばなかった由.重畳,々々.


入館時に丁度始まったフンボルトペンギンの散歩.ペンギンも,燥ぎながらわらわらと追い掛ける見物の子供たちも可愛く和やか.


自身もペンギン追っかけ奥まで来たからにはヤッパリ名物のコレ.
Twitterに看板うpするのが流行ったとか,ど~とか…


小振りながら真つぶです.2個で250円(大きいのは1個250円);トレー・手ふき紙ともども手作り感満載.一寸しょっぱめのタレながら,後乗せの卸生姜が利いて美味し.


館側面に描かれたシンボルフィッシュのキャラクター横目に館内へ.
ココはやっぱり身近な魚の展示がイイなァ.


先ずは紅葉子(たら子:明太子)の親,助党鱈(スケトウダラ)ね.
たら子取った後の身は練製品の原料として重要だけど,もっと鮮魚としても評価されて良い素材と思う.新鮮なのは本当,美味いし.


メガネカスベ(真かすべ)の餓鬼ンちょ;手の平サイズ.ぴらぴらで可愛ゆし.ぬたにゃ足りんけど.


当代シンボルフィッシュ;1m弱のアブラボウズ君,一寸コワモテ.
“クエ(あら)”の偽装品として汚名を着せられて仕舞いましたが…
食べたことないけど,きっと美味いと思います.ギンダラ科だし.但し深い海の魚は総じて(お腹の緩く成りやすい方は特に)美味い脂気の喰い過ぎに御注意.
この個体は今年3月に地球岬沖で捕獲され,7月から展示されているようだ.以前訪れた時に居た個体(日本初の飼育例;シンボルキャラの由来)は2005年に35年の天寿を全うされたとのこと.合掌.


もう1枚,ゆるキャラ系;北方系の魚としてはヴィヴィッドなフウセンウオ.周りにも沢山.貝殻に停まった近めの2尾と時折目が合う.和みます.
ごっこ(ホテイウオ)に近いので,喰えない事ァねーだろうケド… 小っちぇーしナァ.

他には暖流系の魚や水母の展示,ドクターフィッシュの体験コーナーなど有り.
古い小さな館(遊具施設も含め敷地は広い)だけど,北海道沿岸の魚の展示はなかなか充実してるし入館料も安い.
寒流系のイメージを強調する為か,“水族館色(強い照明で白っぽく色落ちした展示魚特有の色合い;殆ど死語)”を抑える為か,水槽の照明がかなり青っぽく感ずるのは否めないが,タッチプールの設置はこの館が全国初めてだった筈だし(未確認;畳一枚ほどの小さい物だったが)若造の頃仕事でバックヤードにお世話になった分想い入れもある.
がんばって欲しいな.
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砕氷艦“しらせ”を見学する@石狩湾新港

2011-09-03 23:35:02 | Ape & Imp

石狩湾新港に砕氷艦(南極観測船)“AGB5003 しらせ”が初寄港,艦内一般公開の情報.台風接近中ながら,土曜(9月3日)朝には強いエコーは日本海上.石狩湾には未だ達していない.Impは坊主が使用予定,居ても立ってもおれずApeを起こす.帰りのずぶ濡れは覚悟の上.


事前案内の公開時間(9時~;前日に8時~に変更された)より早く着いた事もあって,思ったよりも人は疎ら.天候も今一つだしね.


広い西埠頭に静かに佇む,鮮やかなアラートオレンジの艦体.


基準排水量;12,650㌧は先代;5002 しらせ(以前苫小牧港にて見学)より10%程度の増加に止まるが,見た目はそれ以上に大きく感ずる.
どっしりと腰の据わったダブルハル.圧巻!である.


先代には無かった装備;融雪用散水装置の放水口.
砕氷時,ポンプで汲み上げた海水を放水して雪の抵抗を軽減する.艦首左右に各10箇(画面左外の喫水直上にあと6箇)開口している.


今日の喫水はほぼカタログスペックの 9.2m.積荷の少ない訓練航海で,バラスト航行と思う.満載喫水は10mくらいだろうか?


乾舷,高っ! 艦橋,でかっ! ファンネルの存在感もハンパ無い!

舷梯(タラップ)際で白い第3種夏服の乗組員さんに迎えられ第1甲板から乗艦.先ずはラッタルでなく自衛艦には珍しい普通の階段(勾配はキツい)を登り5層上(05甲板)の操舵室(ブリッジ)へ.


ブリッジはほぼ艦幅(28m)いっぱいなので,横幅が途轍もなく広い.
右舷(スタボー)側に赤いカバーの艦長席.


艦長席からの前方視界.ブリッジは先代よりも高いそうで,眺望はとても良い.艦首が丸いので,前甲板が広大に見える.


ブリッジ中央に位置するメイン・コンソール.操艦の要.
新しい艦なので,操舵系はジョイスティック&ダイヤルかと思いきや,しっかり舵輪. …流石自衛艦.硬派,やねェ (o^ ')b


コンソールのコンパスは着岸時の艦首方位(ヘディング;137°)を示す.


メインコンソールの左にあるMFD.こちらはラミング(go to You Tube ⇒)のログを表示.進出(≒砕氷)距離=前進距離-後進距離.ラミング番号は3000番台.前回(第52次)南極航海時のものだろう.


画面変わってこちらは艦位(艦首方位・傾きなど)と操艦状況(速度・軸回転・操舵角など)の表示.
このほかナビ画面なども表示できるようだ.


左舷(ポート)側,副長(Excel)席からの前方視界.イイなァ,この席!


ブリッジ左舷端より艦尾方向.北西からドリズル(drizzle;にわか雨)が迫りつつある.
ブリッジで説明にあたる士官(オフィサー)に聞けば,台風接近に伴い日程変更,4日の公開は中止.今夕18時出港,日本海を台風に向け南下とか.“大変ですね”と振れば,“本艦は荒天の航行が身上ですから問題有りません.寧ろ係留中に(波に煽られれば)岸壁を壊しかねませんから…” 冗談ながら頼もしい.

01甲板に下り,艦載ヘリの格納庫(ハンガー)へ.
“しらせ”紹介のパネル,現地で使用のスノーモビル(YAMAHA製),南極の石や魚の標本などが展示され,持帰った南極の氷に触れるコーナーもあった.“しらせグッズ”販売コーナーでキャップ・パッチ・ステンレス‘ダブルハル’マグなど購入.
艦載のCH-101ヘリ2機は岩国で機体整備/飛行要員訓練中で,今航海には帯同せずとのこと.会えなかったのが一寸残念.


片隅の自販機(一般公開用かな?)で見付けた道内ではレアな一本,久し振り.飛行甲板眺めつつ.やっぱ,道民(帰化だけど ^^;)の口には“ガラナ”のほうが合うかな.


更に一層下って第1甲板艦尾の観測甲板.案内ロープに秋茜が停まってました.


退艦して艦尾方向に進めば,折しもHACのSAAB(函館便かな)がOKD/RWY14にアプローチ掛けてました.


艦尾に臨めば乗艦時より風は瞭に廻り,艦尾からの風に自衛艦旗(旭日旗)翩翻.
艦底から響く補機の低い呻り,燃油や防錆塗料の重い香り…
辞し難し,然有れど… ドリズルに追われる様に帰路に就く.
Bon Voyage, しらせ!

帰り掛け.ぽつぽつ落ち始めた雨掻い潜り,ほぼオンタイムの昼メシは,久々“はちまき屋”さんで私定番の“しお+きくらげ多め;¥700+30-,薄めコール”
新港でコンデジのバッテリー使い切って,画像有りません.ラヲタにゃ有るまじき体たらく.然有りとてケータイで撮る気にゃ毛頭成れんし.
大将・女将,今日も美味しかった! ご馳走様でした!

はちまき屋さんから数km.帰庵間際にざっと一当て喰らっちまったけど,
赤道越えて心拡がる半日でした.
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