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烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

2011 春?; Ape,始動!!

2011-04-24 23:33:36 | Ape & Imp
日曜朝.予想どおり,何だか今にも泣き出しそうな空なんだけど.
午前は恒例,つれあいとスーパーに買出し.午後は取敢えず,単車のご機嫌を伺おう.


半年振りに薄い日差しを浴びせたApe.
前日に燃料コックを開いておいたのでキャブには確り燃料が廻り,今年もキック一発で目覚めてくれた.今年はココ(Odo=10000+2414km)から始めましょう.
剥出しのエアクリーナーは随分と汚れ掃除をしたい処だが,洗浄すれば乾燥に時間が掛かり,今日中の組付けはムリだ.


取敢えずオイル交換,とショップに自走.店長・工場長,御久し振り! オイル交換とタイヤのエアチェック(エアくらい自分でやれ,つーツッコミは流れで却下ネ)をお願い.上れば一寸,時間に余裕.ちょっくらオイル,廻しておきましょ,で石狩方面.
悴む指先知らぬ気に,低い気温で発動機は絶好調.さりとて今日は,寒ィなぁ.ここいら辺りが退き際か.


帰り掛け,いつものGSに飛び込む寸前ぱらりと一当て喰らいはしたが,まあまあ良かれの初乗りでした.
ここ数年,ぷちツーは年間ほぼ 2000kmペース.燃費はだいたい 30km/L だから,レギュラーガソリン 70Lの無駄遣い.
  今年も大事に,走ります! (^ ')b
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“はちがら”を煮付けで頂く

2011-04-17 23:27:00 | 烏合庵の食卓
例に拠っての休日スーパー.
入荷が有りさえすれば是非にと求めたい陸奥(みちのく)の浜の恵みは,事象後一月を過ぎて(鮮魚としては)未だ届かず.沖に出ることも儘為らぬ漁師の無念を,今更に想う.
代りに札幌のスーパーでは終ぞ見掛けたことの無い道南/函館産のコイツを,有難く求める.


和名“ムラソイ(斑曹以)”.北海道での地方名は体色の変異の多さに因む“八柄”が由来とか.主に体色に因って4亜種に分けられているが,山吹色の斑紋が鮮やかなコイツは“オウゴンムラソイ(黄金斑曹以)”にあたると思う.


大きさ(尺を越えれば大物)の割に引きが強く,道南では磯の夜釣の好対象として夙に人気も高いが,市場には余り出回る魚ではない.
今日の入荷は大きさにより3~6尾のパック,600円前後.気分で煮付け用に大きめの3尾パックをチョイス.開けてみれば活〆こそ施してはいないが硬直が解れ始めたばかり,そのまま切り付けての刺身にはまだ早いほどの鮮度.早速仕込み.


鱗を落して腹を割きワタと鰓を外したら,背骨の下身側(盛付けて下になるほう)に沿って隠し包丁を入れておく.
身厚の煮魚の場合,味の廻りが良いようにと身頃に×(バッテン)の切込みを入れるレシピも多いが,背骨に沿ったほうが味も廻るし身崩れも少ないように思う.


あとは何時もの如く.
昆布を浸しておいた鍋に はちがらを並べ酒(水と等量)を振込みほんの少しの薄切生姜を散らして弱火に掛ける.
くらっと沸いたら煮汁の味をみて(大事なことなので,何度でも言いますよ),味醂と醤油で薄めに塩梅.
再び沸きかけたらキッチンペーパーの落し蓋をして,ペーパーの上から煮汁を廻し掛けながら10分程くらくら炊いて火を止め休ませる.

食べ際に弱火で温めて皿に盛り,片栗粉(馬鈴薯澱粉)で緩いとろみを付けた煮汁をたっぷりと掛けて供する.彩には冷凍市販の鞘隠元を煮汁(とろみを付ける前)でさっと煮付けて添えてみた.
“はちがらの煮付け”,早速いただきます!


うん,なまらイイ感じです.
きしゅきしゅと歯の上で軋むほどの身締り.加えて磯臭さが微塵も感じられない白身の仄かな甘さとむちむちした皮目の脂の旨味はソイ類のなかでも群を抜き,“北の鯛;ソイ”の名に些も恥じない.
で,有ればこそ.煮立てた濃い煮汁にどっぷりと浸し,ものの2~3分で仕上げてみたい欲求に駆られるが,それは煮汁を使い廻せるプロだけに許される手法だわな.残った煮汁の美味さは保証するから,誰か試してみてくれないかなァ?

今度良さゲな型モノが手に入ったら,是非とも紙〆の焼切りに造ってみたいなァ! 勿論,粗は潮でネ (o^ ')b
今日も有難く,存分に いただきました!
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帰り掛けの駄賃 ,“清洋軒”@室蘭/船見町で“味噌らーめん”

2011-04-16 23:15:57 | そとめし;ラーメン
金曜.東室蘭に日帰り作業,昼はコンビニめし.16時半作業終了,小腹が空いた.
“‘なかよし’寄ってく?”,同道の手錬Nクンに振れば,“いや,raven さん.俺,あそこの味噌が気になってんスよ”
お,異議なし.オレも! ってワケで白鳥大橋渡って船見町.
ショップカード,前に来た時は気が付かなかったなァ.




入店時,釜場はオヤジさん一人.地元の中学生らしき前客のお嬢ちゃん二人が丁度食べ終り,元気良く“ご馳走さま~”と挨拶して出て行った.ポポポポ~ン!
1卓だけある小さなテーブル席に落着き(水はセルフ),味のチョイスは2人とも味噌.Nクンは“特製・大盛(¥700+100-)”,私は“チャーシュー(¥850-)”仕様.ノーマルの3味では味噌だけが20円アップだが,特製やチャーシューでは価格差が吸収されているようだ.

オーダーが通ると奥から三代目が顔を出し釜前を引き継いだ.
手熟れた仕種で仕立てられ,オヤジさんの手で供された“チャーシューメン(味噌)”,仄り華やぐお顔立ち.チャーシューに加え,特製アイテム(半切り茹卵・茹法蓮草)もアドオンされている.


スープを一啜りして,思わず口元が緩んだ.何とも優しい,お味です!
昆布と魚(煮干と思う)を感じる柔らかな出汁を,甘めの白味噌が出娑張らずにしっとり調える.むちゃくちゃ,美味い (゜Д゜)
今日もしこしこに茹上げられた自家製麺の麦の風味は,塩や醤油以上にこの味噌スープとの相性が佳いように思う(ひたすら本人比).
しっとり噛み心地の良い腿チャーシューは厚めが5枚.味付けも程好く染みて大好きなタイプなのだが,贅沢を言えばこの味噌ならばもう少し味の無いチャーシューのほうがより相性良いかもしれない.
オヤジさんの気質か,年配の昔からのお馴染みさんが多い客層故か,法蓮草は私にすれば一寸茹で過ぎの感もあるのだが,でもそんな些細はカンケー無ェ! 塩の評価が圧倒的に高いこのお店にあって,伏兵に見事やられた感激の味噌ラーメンだった.

車に乗り込んでもニヤケっぱなしのNクン,“美味かったァ! 味噌なら俺,(札幌から)来てもイイなぁ!!”
同感です.良い意味で“味噌汁ラーメン(敬意を込めて)”,唯一無二.
こう言う味噌は,札幌じゃ,まず喰えんだろーなぁ.
ご馳走様でした!

食べログ⇒http://u.tabelog.com/ravenatspk/r/rvwdtl/3623851/
コメント (2)
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“サッポロ” 喰いに千歳まで… (^^;)ゞ

2011-04-09 21:55:56 | そとめし;ラーメン
“味の一平”@千歳市/北斗で“しおラーメン”

抜け切れてはいないけど一寸は春めいた陽気.
今年初めてImpでぷちドラ,喰気一本.折角土曜に休めたのだから,日曜に行けないお店にネ (o^ ')b


インプレは以前上げたけど,画ヅラは押えていなかった.


美味かった.
腹が満ちたら気晴らしに南千歳のアウトレットモールと恵庭の道の駅を素見(一寸買ったケド). 久々遊べて気が緩み,晩酌で酔ッぱけちゃったんで,今日のところは取敢ず.
フォローはきっと,有るンだろーなァ (オイ!)


で,フォロー(@2011/04/10 ^^;)ゞ

休日正午前とあって当然の行列.外ならびの3組目,当方の後にも瞬く間に行列は伸びる.数分後に暖簾を潜り店内の立待ちに.
逆L字のカウンターと小上りは当然満席ながら,CAさんをも彷彿する目配り/身熟しのお姉さんたちの見事な連携オペレーションであれよと言う間に丼とお客さんが回る.

パーサー格のお姉さん(若女将と思う)に“お席が離れても宜しければご案内できますが…”と促され,私とつれあいが端近の横カウンターの端2席(釜の真ン前),坊主は縦カウンターの真ん中処.落着けば,立待ちの間にオーダー(私;しお:¥700-・つれあい;特みそ:¥750-・坊主;しお大盛;¥700+200-)が通ったラーメンは,1分足らずで供された.お冷やより,速い (゜Д゜;)


顔立ち・お味,塩でも確り“サッポロ”ですね! 
豚骨清湯・一寸の魚介,しゃきしゃきモヤシの香ばしさ.熱々スープに蓋をする大蒜仕込んだサラダ油は,味噌より一層際立つか.
函館釧路方面,あるいは当別の,するする喰える塩ラーメンも大好きだけど,こっくり美味い札幌流の塩ラーメンも堪らない.
“お初”の皆さんに“特みそ”イチオシは異存の無い処だけど,“次”には是非とも“しお”を試して下さいね (^')b

ご馳走さまでした!

食べログ⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0107/A010701/1005544/
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かすべの燻魚風

2011-04-03 23:28:44 | 烏合庵の食卓
前の記事でも触れたが,小欄で検索からの閲覧が多い記事が“かすべのぬた”である.
駿河出自の私がかすべを食べたのは此方に来てから(初見は煮付け)だが,今では好物のひとつ.定番はやっぱり煮付け,気分で唐揚げ(北海道流に言えばザンギ)だが,今回はチト新作を.

仕入れはコチラ,“水かすべ(ドブカスベ←何とも可哀相な和名だ)”.
確かに真かすべ(メガネカスベ)と食べ較べれば筋繊維がやや粗いし水気も幾分多めだが,供給量は多いようだし何より安い(真かすべの半値ほど).喰わないテは無いでしょう!


で,“燻魚(シュンユイ:xun yu)”.大元は字義どおり魚の燻製だが,宛も燻製したように仕上げる揚げ物(くすべ揚げ)の手法.ただ,これをやると揚げ油が滅法傷んでしまうので使い回しの油が無い今回は変則法.


先ずは下拵え.かすべはざっと洗って水気を切り,酒2:醤油1,味醂(または砂糖)少々と微塵の長葱・生姜を併せた漬け汁に2時間ほど漬け込んでおく.


で,変則の仕立て.かすべの漬け汁を切ったら(漬け汁はタレ用に残しておく)片栗粉(馬鈴薯澱粉)を叩きサラダオイルを引いたフライパンを暖め中火で焼き付ける.確りと,“一寸,過ぎたかな?”,ムニエルで食べるには躊躇する焼き目が付くくらい.下地の醤油(と酒や味醂の糖分)が焦げて燻製紛いの香りが漂えば頃合だ.供する器に上げておく.


たれはササっと.かすべを焼いた鍋を強火に掛けて少々の胡麻油を垂らし,かすべの漬け汁を回し入れて煮立てる.半量ほどに詰まったら弱火に落し,鍋縁のこびり付きを汁に確りこそげ戻して水溶き片栗粉でまとめ,取り置いたかすべに掛ける.
白髪の葱をたっぷり天盛りして,“かすべの燻魚風”,出来上り!


うん,美味しい.たっぷりの油で狸色に揚げるのがベストだけど,これはこれ.惣菜には十分美味いです.
出来れば,皮付きの真かすべ(真かすべの真価はやはり皮付きと思う)でやってみたいなァ.
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ちょっと時事ネタ; “浄水器”

2011-04-02 18:18:09 | 徒然
小欄のアクセス解析の昨日(2011/04/01)分;検索キーワードの1位が“浄水器(2件)”であった(ちなみに,つぶ 煮付けかすべの酢味噌和え も各々2件ずつだった).

これまでにも拙庵で使用中あるいは以前使用の機種名での検索はあった(昨日は無い)のだが,一般名詞での検索で拙庵まで辿り着かれた方はいらっしゃらなかったと思う.水道水から放射性物質が検出された事例を受けてのことと推察する.

拙庵の2機種はどちらも精密ろ過フィルター(フィルターの形式は異なる)+活性炭式の物なので,ヨウ素を除去する能力は無い.と,言うか,そもそもヨウ素自体(放射性でない)が必須ミネラルなのでそれ(安定・放射性問わず)を除去するようには設計されていない.セシウムなど,自然界の水には通常含まれる筈の無い物質ならば尚更.

除去能力が期待できるとすれば純水(に近い水)を取り出す逆浸透膜(RO)式だろうが,家庭用でヨウ素・セシウムについて検証されているものは,少なくとも今震災以前ではおそらく皆無だった筈.
理科系の私としては,そもそも純水は化学実験用のもので,飲料水と言うイメージは無い.通ったキャンパスの実験室で製造器から失敬して呑んだ出来立ての超純水も,(温度条件も有ろうが)決して“ウマい!”とは思えなかったし…

効用を騙った便乗商法が蔓延しなければ良いのだが…
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