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烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

こっこ家 @当別町青山 の醤油ラーメン

2008-04-29 00:39:05 | そとめし;ラーメン
つれあいの居ない,休日の昼メシ,坊主と二人.
作るのも,ちと面倒という訳で,ドライブがてら.
こないだApeで走った厚田方面へのルートを,
今日はImpでトレース.曇り空だが,其処此処
に咲く山桜と芽吹きの柔らかな緑はしっとりした
風情.でも,気温は低いし風も強いから,単車は
さすがに少ないなあ.尤も俺も,四輪だけどね.
山中の脇道に,停めた車がちらほらと.行者大蒜,
独活ねらい? 蕗にはちょっと,早いかな?

昼前,“よくばりコッコ”の駐車場.
此処にも単車の影はなし.

先日塩を頂いたので,今日は醤油を頂くことにする.
初訪の坊主は,塩をチョイス.鶏飯は,はや売り切
れで,白飯に変更.焼鳥一皿,コッコ餃子6つ.
結構,ゴーカな昼メシね.

まずはラーメン,ご登場!私は醤油を,頂きます!


ズズッと啜れば口の中,
 イチメンノトリタマ
   イチメンノトリタマ
     イチメンノトリタマ
       アザヤカナセウユノカヲリ
         イチメンノトリタマ…

隣では,坊主もツボにハマッたようでご満悦.
 “今までの塩で,一番美味いかも…!!”
キミの中では今,ココが,
 星龍軒・きちりん・まるひら以上なワケね.


焼鳥は確かにカタいけど,奥歯でしっかり
噛みしめて,じんわり,じんわり滲みだす旨味.


餃子も強い押しはないけれど,ココにも
しっかり,トリがいる.向かいの直売,お土産
買って
,スープ餃子も,イイかもね.

スープもさらり,たいらげて,
         緩む口元,ご馳走さん.
美味しい卵に旨い肉.親鶏さんに,有難う.

素直にご馳走さまと言える店は,何件か思い
当たるけれど,此処は,素直に“頂きます”
を言える店なのかもしれない.

そう言えば,ガキの頃,ウチの食後の挨拶は,
 “いただきました”だったなぁ.

買って帰った,“飯取ったり(鶏めしの素)
翌朝,坊主が炊き上げて (炊飯器だけど ^^;),
今日の二人の,昼弁当.


こちらも美味しく,  “頂きました!”

⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0107/A010702/1006815/
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陳先生の麻婆豆腐

2008-04-27 03:21:44 | 烏合庵の食卓
週末.このあいだの,坊主への答礼.何にしようか
悩んだ挙句,いつも作っている麻婆豆腐.

けれどココは,久し振り,お師匠様に教えて頂いた
(on TV だけど…)麻婆豆腐に回帰してみようか.

勿論私は,陳建民先生にお会いしたことはないし,
鍋を振るわれた料理さえ,頂いたことはない.
私が氏を勝手に“先生”とお呼びするのは,偏に,
高校生だった頃,偶々見た料理番組の故なのだ.

すでに“マーボー豆腐の素”なるものは出回り,
使ってもいたが,先生の,いかにも懐っこそうな笑顔と
シンプルな調理に俄然インスパイアされ,作ったそれは
幸い家人に好評で,以来,私の十八番となった.

今日は,そのころの私の麻婆豆腐を,また作ってみよう.
当時の“きょうの料理”のテキストは持っておらず,また
メモも採っていたわけではないので,放映された先生の
手順とは,いささか違うところもあるとは思うのだが.


・木綿豆腐(大きめ≒400gのもの) : 1丁 ;
 斜めにしたまな板などにのせ,軽く水気を切り,
 縦2つ,横6つ程度に切っておく.
・豚挽肉 : 200g ; 室温に戻しておく.
・長葱 : 1本 ; 粗みじんにして,2等分しておく.
・大蒜 : 2片 ; 粗みじんにしておく.
・生姜 : 大蒜と等量 ; 粗みじんにしておく.
・豆板醤 : 小さじ2~3 ; 好みで加減.
・塩(にがりを含んだものが良い) : 多めの2つまみ
・黒胡椒(粗挽き) : 少々
・酒 : 1/2カップ ・ 湯 : 1カップ
・片栗粉 : 大匙1 ; 1/4カップの水で溶いておく.
・胡麻油 : 大匙2

・山椒(花椒) ; 先生は使っていなかったと記憶するので,
 調理には用いず,テーブルトッピングとする.

鍋を強火にかけ,すぐに塩を投入して,お玉で
かき混ぜながら,鍋肌から薄煙が立ち,塩がぱちぱちと
はじけるくらいまで熱する.


胡麻油をなじませ,葱の半量,生姜・大蒜を入れて,
さっと一混ぜ.挽肉を投入し,ほぐしながらぱらぱら
になるまで炒め込む.胡椒を振って一混ぜ,豆板醤を
加えて香りを立たせる.


豆腐を加えてざっと一混ぜ,酒を加えてもう一混ぜ.

ここで,放映のレシピでは,スープを加えることに
なっていたのだが,先生は,きれいに澄んだ清湯を
加えながら仰った.

“すうぷ無ければネ,水でも,いいんだヨ.
        豚肉から,味,でるからネ.”
以来,麻婆豆腐には水(お湯)を加えるのが
私の常道になった.

少し煮込んだら水溶き片栗粉でまとめ,残しておいた
半量の葱を加えて一混ぜすれば出来上がり.


もう一品は,プチツーリングで買ってきた鶏腿燻製で
棒々鶏もどき.たれが要るなら,麻婆のを絡めてネ.

では,頂きます.
何の外連も無いけれど,これはやっぱり美味いなぁ.
ここから始まって,いろんな工夫をしてみたけれど,
“戻るべき処がある”ことは,なんと幸せなのだろう.

陳先生,あなたの“嘘”は,美味しいです.

浸って喰っていたら,ちょっと待てェ!!
二合炊いた飯,坊主が全部,喰っちまいやがった.
嬉しいけど,そりゃ,無しだゼ…

        あ,冷蔵庫に,冷や飯,あった…
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3月の出先ラーメンその②;珍満@網走市のラーメン定食

2008-04-25 00:39:31 | そとめし;ラーメン
下旬の某日.網走往復.丘珠から空路女満別へ.


NH4865: OKD 0855⇒0945 MMB; JA802K ひまわり 5D
0915;大雪山系(御鉢平?)上空.右舷にニペソツ山を遠望.
天狗のコルからの登り返しがゴッツぅキツい山だった.


中華料理“珍満”は,網走駅前から国道334を斜里・知床方面
に向け約1km,道路が網走川に沿う辺りの対面(右側)にある.
結構人気の店で,平日も昼時には客足が絶えない.
元々は斜里が本店であったらしいが,斜里の店は
経営者が変わったとも聞いた…. ともあれ,

一品料理も美味い店だが,昼飯ならラーメン定食で決マリ!!
ラーメンに小点心(餃子・焼売・春巻からのチョイス),
ライス,香の物がセットで¥870- とリーズナブル.
ラーメンは,デフォでは肉旨煮麺(醤油味;広東麺風)だが,
私はワケ有りで,五目麺(塩味;湯麺風)が定番だ.



来たきた! では,頂きます.
澄んだスープに,彩の良い,とりどりの具材.
海老・烏賊・鳴門・茹卵・豚肉・筍・白菜・葱,
肉厚の乾椎茸…. そして何より,



周りを食紅で色付けた,かっちり焼上った腿叉焼!!
固めの食感と甘めの味付けが,いかにもレトロなソレ.
コレこそ,私が五目麺をチョイスするそのワケなのです.
故郷でラーメンといえば蕎麦屋の外連だったガキの頃,
偶の外食に連れて行ってもらった,中華料理屋のタンメンに
入っていた紅の焼豚. …  私の,オールウェイズ…


閑話休題.
いつもながらの味とボリュームに満足して,
午後の仕事も順調に.帰りは女満別から丘珠へ.
天候にも恵まれ,充実の日帰り出張であった.



NH4868: MMB 1700⇒1800 OKD; JA804K こすもす 5D
1725;大雪山系(旭岳)上空.右舷に愛別岳方面を遠望.
愛山渓からのスキー登高,雪焼けが,キツかった.
この後徐々に高度を緩めながら,砂川市,当別町
石狩平原スキー場の上空をかすめ,石狩市花畔(札幌VOR)
から丘珠 RWY14 ファイナルへ.約10分の早着.
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寡の夜食

2008-04-23 02:45:03 | 烏合庵の食卓

今週,つれあいは所用で家を空けている.家事は
“テキトーにやって” ということで,坊主と二人,
プチやもめ生活.

仕事が夜に架かり,11p.m. をまわって帰り着いた我家.
“俺は喰って帰るから…” と言い置いたのだけれど,
自分の夕飯の中から,つまみ分を残しておいてくれた.

安かったと言う本鮪,カルパッチョの残りをヅけ,
卵白(カルパッチョに卵黄を使った残り)と小麦粉を塗して
ソテーしてある.
      ↓

                         ↑
鶏腿の皮目を焼き,滲み出た脂で炒めた玉葱ベース
のスープ.とろけた馬鈴薯・大蒜,筍・人参・青椒・焼葱
と具沢山.酒・塩・醤油・胡椒に酢を少々.

コンビニで求めた浅漬けを添え,夜食の卓は華やかに.
どちらもじんわり腹に沁み,アドレナリンが退いてゆく.

自分の食器と使った調理器具はすでに洗ってあり,
洗面所では洗濯機が廻っている.

坊主よ,おヌシ,ヤるではないか.
           そしてホントにありがとう.

  週末は,俺の番.何を食わせてやろうかな….
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Ape初乗り 2/2 ;当日編

2008-04-21 18:53:19 | Ape & Imp
厚田から山越え;当別川筋,
“とりたま食道こっこ家”@当別町青山で塩ラーメン



明けて日曜.ゆっくりめに起きて窓を覗くと,
柔らかな日差しを浴びた庭の木蓮の蕾は
はち切れんばかり.格好の単車日和.

ガレージから引き出せば,今日も一蹴りで
目覚めたApe.アイドリングもリズミカル.

シーズン初手ということで,軽めに厚田へと
向かう.いつもは当別川筋を遡り,青山中央
から山越えして厚田に出るが,目論見あって
今日は逆コース.
当別⇒高岡貯水池⇒望来⇒古潭⇒厚田.

夕日の丘には,すでに多くの単車達.
オーバー1リッターの狭間にちょこんと停めて,
これまたシーズン初手の,ベタな写真 m(__)m .


山越えして青山中央⇒当別方向.
途中,今日のお目当て,ちょうど昼過ぎ.


ハーレー軍団御一行さま,満足げな爆音を残し
お発ちになるところ.

此処はやっぱり,オレ的には塩ラーメンが
定番かな.あと,ギョーザ3コね!!
  伝票にカキコ,カウンターに出して暫し.

“4番テーブルのお客様~ぁ,
       塩ラーメンが,出来ましたぁ”
 後出し餃子とのタイムラグは,ご愛嬌ね.
       あ,ギョーザ撮るの,忘れたし.


ズズッと啜れば口の中,
 イチメンノトリタマ
   イチメンノトリタマ
     イチメンノトリタマ
       ヤワラカナシオノアジワヒ
         イチメンノトリタマ…
 シンプルだけど,しみじみ,美味いなぁ.

向かいの直売,お土産に,えんたま3個,
ウェストバッグに忍ばせ,一路札幌.
ショップに廻って,懸案のチェーン発注.
次の週末,オイルも一緒に交換しよう.

我が家にたどり着けば,
今朝方 蕾の木蓮が,艶やかに咲いて お出迎え.



Odo: 7,943.7 - 7,821.8 = 121.9km Trip.
  給油は 3.9L で,燃費 ≒ 31.3km/L.
うらうら陽気に大満足の,プチツーリングでした.
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Ape初乗り 1/2 ;前日編

2008-04-21 12:35:20 | Ape & Imp
土曜日.午前中はつれあいと買い物.
冬の間,ずっとAutoポジションにしてあった
インプレッサのエアコンが,今年初めて,冷気を
吐いた.道すがらの其処此処で,走りに向かう
単車達とすれ合い,また,並びかかる.

 季節が,来たな…

すぐにでも走りたいけれど,やんぬるかな.
夕刻から,仕事を抱えてしまっている.
せめて,冬眠している類人猿の,
目だけでも覚まさせてやることにしよう.


殆ど半年ぶり,日差しの下にApeを引き出す.
Odo:7,821.8km.昨年10月始め,毛無峠を走り,
もう一度くらいは近間を流すだろうと給油して,ろくな
メンテもせずにガレージに押し込んだままだった.

これで4度目の越冬だけれど,これまで目を覚ま
させる時には,10回以上のキックは余儀なくされた.
まして昨シーズンは,これまでで最も大きな手の
入れ方をしている…ぐずっているんじゃないかな…

けれど,そんな杞憂は全く要らぬものだった.
最初の一蹴り,たった一発で,


こいつは,待ちかねたように目を覚ました.
これまで何台かの単車に,幾度もの冬を越させて
来たけれど,一発で目覚めてくれたのは,
実に,今回が初めてだった.

嬉しかった.ありがとう.君も走りたかったんだね.
そうと決まれば,やれることはやっておこう.

灯火はチェック.ワイヤー類もOK.
オイルも少し汚れてはいるが,様子見くらいに
走るなら,何とかなるだろう.


タイヤは昨シーズン前半に替えて,以降,
走行 2,000km余り.トレッドには全く問題はないが,
エアは若干減り気味.型式の指定圧は,前後とも
175kPa だが,殆どターマックばかり,
平均速度も原チャにしてはやや速めの走り.
エア圧も心持ち高め,180kPa に合わせておく.


チェーンは… やっぱり伸びてるなあ (^^;).
よく伸びるチェーンだからな.
今年は手入れの仕上げに,もうちょっと真っ当な
チェーンを入れてあげよう.それまで,もう少し…


さあ,明日は何処まで,走ろうか…
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柳葉魚蕎麦を喰らう

2008-04-06 14:33:44 | 烏合庵の食卓
昨年12月初旬,仕事で釧路を訪れた折,道の駅
しらぬか恋問で買求めたシシャモの干物が残っていた.
今日の昼飯は,コレで鰊蕎麦ならぬ柳葉魚蕎麦と
洒落る事としよう.



シシャモといえば,子持ちの生乾しが人気だが,
きっちり乾したいわゆる本干(ほんかん)物も,
特に雄は,潮風に当たりひねかけた風味が乙なものだ.


今回求めた物は,雄雌込み,やや小ぶり(特に雌)で,
多少の身割れや欠け,卵の漏れはあるものの,
100g(このパックは雄6・雌14)¥550- とお買い得である.


さて仕込み.
シシャモは今回,一人充て雄1尾・雌2尾を使った.


香りを立てる程度にさっと炙り,
昆布を水出ししておいた鍋に加え,弱火で炊いてゆく.


沸々と沸いて,シシャモの旨味が飴色に拡がった頃合で,
砂糖・酒・味醂を一息づつ置きながら順に加えて


20分ほど弱火で炊いたら,醤油を加えてさらに10分.
火を止めて2時間ほどそのまま休ませれば,
具材のシシャモと掛け汁のかえしが同時に出来上がる.



出汁は,昆布を水から入れて中火に掛け,
鍋肌に浮いた小さな泡がはがれて浮き上がりだす頃合に,
削り節を一掴み.煮立つ間際にさっとかき混ぜて,
削り節がゆるゆるとジャンピングするほどの弱火に落とし,
くらくらと1分ほど.

吸い地を採るなら丁寧に上澄みを引くが,今日は蕎麦出汁.
火を止めて,削り節があらかた沈んだら,
昆布を引き上げ,網杓子でざっと節を漉す程度にする.



具材としてもうひとつ.
長葱をぶつに切り,裏表,斜交いに切目を入れて,
こんがりと網で焼く.



休ませておいたシシャモの鍋に加え,
軽く火を入れて具を岡揚げしておく.
かえしを出汁に合わせて,足りなければ醤油・味醂で調味する.


蕎麦は,ちょっと太打ちの田舎風が汁蕎麦には持ってこい.




硬すぎるくらいに茹上げ,しっかり洗って絞めておく.



お客様にお出しするなら,温めた汁を丼に張って,
湯がいた蕎麦を入れるのだが,そこは賄い,ざっくりと.

汁を沸かし,蕎麦を入れてざっともう一沸かし.
丼に盛り,シシャモと煮葱をあしらったら出来上がり.
薬味は好みで,微塵の葱とやげん堀の七味.


では,頂きます.
汁を啜れば,鰊蕎麦ほどのこくはないが,
柳葉魚特有の淡々とした旨味と香りが拡がる.
何かしら懐かしい味わいが,田舎風の,
ややもっちりとした蕎麦の風味を引き立てる.
野趣と言おうか,郷愁と言うか,じんわりと旨い.

さらりと平らげて,さて.
まだこってりとした物を好む年頃の坊主には,
ちょっと物足りなかったかもしれない,と思いつつ,
今度手に入った折には,是非もう一度試してみよう,
そう思わせる味であった.
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3月の出先ラーメンその①;フォレスト@遠軽町丸瀬布の味噌ラーメン

2008-04-06 13:47:15 | そとめし;ラーメン
年度末の3月は,打合せなど日帰り出張が相次いだ.
そんなときの昼飯は,やっぱりラーメン.
立ち寄った何軒かを総括しておこう.

まずは,中旬某日.同僚と社用車で遠軽往復.
道央道⇒旭川紋別道経由で昼過ぎに丸瀬布に出る.
遠軽周辺では“のぶりん”@遠軽町安国の初訪を
押えたかったが,アポの時間に圧しそうだったので,
道の駅丸瀬布の“フォレスト”を再訪することにする.



極々普通の,高速SA食事コーナーの雰囲気.
券売機&セルフサービスである.
正油と塩はすでに頂いたので,今日は味噌をチョイス.
カウンタに食券を出し,半券を持って待つことしばし.

“味噌のお客様~ぁ”…
呼ばれて受取った,変哲のないメラミンの丼.
やや赤みがかった味噌のスープ.具材はもやし・メンマ・
若布,ロールのチャーシュウ.薬味に長葱.



見栄えも,ごく普通のSA食事コーナーのそれではあるが,
既食の正油も塩も,良い意味で見た目を裏切る旨さであった.
さて,卸し大蒜の香る,この味噌は如何だろうか.

やや甘めの味噌だれに,大蒜の風味が利いている.
衒いのない,喉越しの良い呑み口だ.
一味を振るのが常道だが,意外に胡椒もマッチする.

出汁は,おそらく豚骨・鶏ガラを中心に,節系の風味を
ほのかに添えたもので,正油や塩ではそのささ濁りの
色合いと,柔らかな風味が際立っている.

太からず細からず,緩くウエーブのかかった淡黄色の麺は,
今時の主流から言えば軟らかめの食感だが,この柔らかな
スープとの相性は良いと思う.

チャーシュウの味付けは控えめで,そこはかとなく
“豚っぽさ”を残した仕上がりとなっているので,
好みの分かれるところかもしれないが,私にはツボ.
他の具材も,しっくりと麺やスープに寄り添っている.

ああ美味しかった.ご馳走さま.
構えも味も,決して強い押しはないのだが,
通りがかりにフラッと寄って,安心して食べられる.
次回もまた仕事の往き返り,きっと寄せて頂きます.

お詫びと訂正;2008/12/07追記
この記事の中で,使用している丼を“メラミン”としましたが,
'08/12/05に再訪して再度確認したところ,陶器製の丼を使用
されていました.店構えなどの何気なさを表現する上で,確認
もせず,つい(悪意なく)書いてしまったのですが,事実と異な
るのは間違いありません.お詫びして,訂正させて頂きます.

⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0110/A011003/1024899/
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