烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

2011初秋;初秋刀魚を塩焼きで頂く

2011-08-20 21:24:52 | 烏合庵の食卓
起きれば秋を感ずる高い空の週末ながら,恒例の買出しにImpを出せば一転.俄に掻曇った空から降注ぐ雹の20ミリ砲弾幕.何とか掻い潜り辿り着いたスーパー.
今年解禁以来,あまり“コレは!”と言う魚体を見掛けなかったが今日は漸く.1本100円,卸せば刺身でもイけそうだったが,初見はやっぱり.


背中の盛り上がり,イイでしょ?
サイドの皿は昨日のぷちツー;タンクバッグに納めた南小樽市場の惣菜(つくね串と串カツ;いかメンチは売切れorz)です.


ワタ際の脂乗りは申し分無し,自己消化は少なく肝も甘い.漁場が陸に近いのだろう,昨秋のスーパーでは終ぞ見掛けなかったコンディション.坊主に当った1尾はワタ(消化管)に残ったオキアミが鮮に紅かった.
産地(陸揚げ)表示は北海道なれど,みちのくの舟が一所懸命揚げてくれた分も相当在る筈.畢竟,有難し.
ぽん酢を垂らしたたっぷりの大根卸に混ぜ,身に纏わせて頬張れば,一足早い処暑の至福.


<平らげて骨美しき秋刀魚かな> 田中節夫
拙の喰いさしは全く然とは申し兼ねるが…
余さず頂きました.ご馳走様でした!
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ぷちツー;Roll裏パノ,&“天ぷらラーメン”くえすとⅣ;“レストラン双葉”@共和

2011-08-19 23:40:26 | Ape & Imp
目覚めれば“ピー缶(離煙の諸兄,御免)”の空.
819の日とて,そりゃ~乗らざァ成ンめェよ!  ターゲット;“天ぷらラーメン”は決定定事項デス (^^;)ゞ

08:30 B/O;新川・銭函 DPR⇒ R5朝里⇒ R393毛無・倶知安⇒ “裏パノラマライン(広域農道+r604)”老古美⇒ r66岩内⇒R276共和.


久々晴れた毛無,増毛の山は霞の彼方.


あ,コレ新兵器ネ.タンクバッグ;ロードマップも入るし,何たってぷちツー後の御機嫌伺い,南樽市場の惣菜3パックはカタい (o^ ')b


快晴微風・気温高からず.車の通りも少ない“裏パノ”.
            ちょー,気持ちイ~~~~~(o^ ')b

岩内着は13時.狙うは岩内と共和の2軒.“たら丸館”の前に停め,チョイと思案.確実そうな共和のお店を選択.R276に乗り共和町役場の前を過ぎてすぐ(画像は岩内を背に;役場前の交差点からです)


結構大きな構え.テーブル・小上り,30席では利かない.役場隣接と言うことも有ろうか,宴会や法事の仕出もこなすお店のようだ.昼休みを過ぎた時間帯ながら,前客は営業さんと思しき二名様一組・御家族二組7名様.御繁盛の様子.

単品・セット・定食類.豊富な品書検めつつも,ココは決め打ち“天ぷらラーメン(¥950-)お願い!”  言わばこそ.ホールのお嬢さんが“塩味で宜しいですか?”と直ちに誰何に及んだは,成程ソレがデフォなのだろう.勿論です.そっちでヨロシク!
 読み逃した朝刊斜めに暫し.
“お待ちどおさま,天ぷらです” 供された,衒いの無い顔立ちの一杯.


岩内の海洋深層水使用というスープは鶏&豚ガラと思しき清湯.コクが有りながらすっきりとした,函館を彷彿する塩スープ.美味い.中細・緩縮れの麺は加水率低めでややぱっつんとした歯切れ.程好い麦の風味が有りスープの纏わりも良くこれまた美味い.
天ぷらは大振り海老が2本.衣が厚めでタレを絡めて丼に仕立てても美味そうな揚げ具合.揚げ油も嫌味無く,麺を啜り解けた衣とスープをレンゲで追掛ければまったりとした脂の旨味が口蓋に纏わる.
ブラックタイガー(と思う)なのでぷりぷり感はこれまでの4軒で頭抜けるが,その分尻尾の殻が固く,尻尾喰いの私としては一寸不満.まあ,マイノリティーの遠吠えと言うことで (^^;)ゞ

ともあれ美味しく,いただきました.ご馳走様でした.
而して“天ぷらラーメン”,深いワなァ…

食べログ⇒http://u.tabelog.com/ravenatspk/r/rvwdtl/3480255/


復路はR5稲穂峠⇒フルーツ街道⇒銭函・新川ARV.
南樽市場でタンクバッグを一杯にして帰還のぷちツーでした.
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Apeのテールランプを修理する

2011-08-18 21:11:37 | Ape & Imp
記事には書かなかったが,6月8日ぷちツー(積丹方面)の帰路,Apeのヘッド&テールランプのバルブが次々切れた.
翌週末早速ショップでバルブ交換してもらったのだが,その時工場長から“テールランプのゴムベース,大分ヘタってるね.ガタつきはタマ切れのモトだヨ!”と忠告頂いた.
パっと見自分で交換出来そうだったのでその場で部品を注文し,6月中には受け取っていたのだが…
… 一寸時間が出来ると,ついつい走りに (^^;)ゞ

盆休みの一日,走りにゃチョット… な空模様. こいつァ潮時, とゆ~ワケで.


テールランプのアッセンブリはナンバープレートのマウントを兼ねているので全体としては結構重い.繰返しの振動でゴムベースがヘタるのは無理からぬ.


先ずはランプ本体(+ナンバープレート)を外すが,ナンじゃコリャ~!
コードとソケット,直結です.カプラーを介していると思ったオレが甘かったorz


これじゃベースが抜けないじゃん!  で,どーしましょ?


こーしましょ!
ゴムベースは単なるインシュレーターで,水密パッキンて訳でもないし.プロの仕事じゃ無いケド,変に配線切って繋ぎ直すよりはネ. 交換の新品にも同じく切れ目を入れて組んでみたが,どーもあんまりシックリ来ない.ゴムベースだけじゃ無く,あちこちヘタっているのかも.
に,しても.コード1本(ホントはテール・ブレーキとアースの3本)に重いAssyぶら下げたまま作業するのは全く好みに合わないのだが q(-.-;)


結局古いのも入れて2枚重ねで組み付けた.見た目はマウントの縁がフェンダーから浮いてしまい余り格好良く無いが,かっちり締まってガタが無いだけ良しとする.
次回ヘタったら,Assyごと交換を考えたほうが好いかも.社外品のLEDテールに換装もアリか?


修理が終わればドライブチェンの張りを調整し(ハブの位置,随分後になったなァ…),


チェンにオイルを呉れて整備完了!  今度は何処を,走ろうか?
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挑戦! 煮干出汁で“冷たいラーメン”

2011-08-17 21:20:42 | 烏合庵の食卓
盆休暇の昼飯を思案,当然麺モノ.久々少し暑くなりそうだが…
近頃は札幌でも冷し中華ではない“冷たいラーメン”を供する店が増えてきたそうだが私は未食.然有れば仕立ててみましょうか, つ~ワケで…
(つれあいと二人分の大盛仕様;麺3玉想定デス ^^;)

先ずは出汁.昨夏ざるラーメンで味を占めた片口煮干と昆布を主体に,前夜の仕込み.
普段の蕎麦汁等に鰹節と併せる時には単に割くだけだが,今回はワタと鰓を除く.買置きの煮干には今回潤目が結構混じっていたのでそれも積極利用.


1リットル弱の水に割いた煮干(片口10尾・潤目5尾ほど)・昆布(5cm角5~6枚)・干椎茸(スライス;1個分ほど)を浸し冷蔵庫に一晩休ませる.


次にカエシ,こちらも前夜.醤油2・酒2・味醂1(計1カップ程)を合せ弱火でさっと煮立て,粗熱が取れたら昆布(5cm角1枚)を浸し,此方は常温で一晩.


矢張りラーメンだから,一寸油気は欲しい.サラダ油(大匙2程)に潰した大蒜(小1片)・長葱粗微塵(大匙1強)を加えて弱火でじっくり香り出し.焼き色が着きはじめる直前で火を止め,冷めたらこれも冷蔵庫に一晩.


さて,当日の用意はコチラ.つれあい作の鶏ハムと鶏酒蒸しの煮汁の残りが冷凍庫にあったのでしめしめと.麺は旭川風を選んでみた.


煮干の水出汁を弱火に掛け,くらっと沸き掛けたら火を止める.昆布(引揚げて細切り)と干椎茸をカエシの鍋に移す.


カエシを弱火に掛け,サッと沸かす.粗熱が取れたら出汁を漉してカエシと合せる.さらに酒蒸しの煮汁と仕込んでおいた油も漉して合せればスープは上がり.鍋ごと氷水の入ったボウルに浸して冷しておく.



麺の茹で時間;パッケージの指定は2分半~3分.冷たい仕立てなので最短より10秒ほど押してみた.上げたら2~3度,水(仕上げは氷水)で洗い〆.
スープを張った丼に麺を泳がせて,スープから上げた昆布と椎茸・山菜水煮・鶏ハムをトッピング.薬味の小葱を散らしたら,烏合庵流“冷たいラーメン”,上がりです!


美味いです! 強くてキレイな出汁が採れました.具材のハムも手伝って,ほんのり鶏のアクセントがイイ感じ.麺との相性も悪くない(本当はもう少し加水率の低いストレート系の麺を使ってみたい).胡椒よりも七味との相性が佳いかと…(‘丸ッきり山菜そばじゃん!’とのツッコミは,御尤デス ^^;)ゞ  油は作った全量を使ったが,(冷製には)もう少し控えめでも良かったかな.

ひとつ,出来ました! 酒蒸し自体を具材にすれば手数も絞れるし,温かいのもこのテの出汁でイけそうです(煮豚作って煮汁をタレに使っても好イかも). 拙庵定番化,成るか?
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日帰り温泉ドライブ;お目当てはカレー?! @豊平峡

2011-08-13 21:34:28 | そとめし;いろいろ
お盆の入り,どピーカンの土曜日.
前倒し盆休暇で帰省中の長男坊(翌日帰還予定,+つれあい)を伴いささやかなイベント.次男坊は前日残業⇒飲み会のナガレで爆睡中.敢えて起さぬ,悪く思うな.
行く先は先月つれあいと赴いた“豊平峡温泉”
札幌北辺の拙庵出立は午前9時.豊平の川辺を通り石山通り(R230)に合流した処で早速捕ったお盆の混雑,進みません.定山渓温泉街まで,時としてチャリにも抜かれる始末 (-。-;)
普段なら休日でも1時間ちょい見れば十分なのだけれど,所用2時間半;11時半,よ~やっと,着きました,々々 (^^;)


初訪時(施設画像はその時の物です),あちこちから評判を聞いて期待値極大だったつれあいは,車を降りた刹那,その余りにソボクな外観に“ドン引きオーラ”全開だったのですが…
結果,ハマりました.日帰り温泉否定派(風呂上りはフルーツ牛乳では満足出来ない)の私共々.

道中の混雑を他所に空いた館内,皆さん遠出に向われた所以か? 有難や,何はともあれ先ずはお湯.玄関右手の階段上り湯殿にいそいそ.

二つ有る浴場は其々内湯と露天湯を備え,奇/偶数日で男女が入替る.折り良く前回とは逆の浴場に入ることが出来た.
湯船に溢れる湯は一寸濁って何やらもやもやが漂ってるし,浴槽の縁や床は赤茶けてるし,処々濃い緑色の染みが着いてるし …
  … だけど , だから ,,,  い~湯です!
湯の色・当り・漂う湯の花,床にこびり付いた鉄を含んだ石灰華まで,長万部/二股(ラヂウム温泉)の湯にとても良く似た印象.分析表を見れば此方ではラドンの検出は無いし,アニオンは塩化物イオンより炭酸水素イオンが勝ると言った違いは有るのだが,札幌近郊でここまで石膏の強い湯は他に無いのでは有るまいか.
今回浴した露天(奇数日男湯;ムイネの湯)からは名の通り二山越しに無意根山(むいねやま:alt=1,464m;ムイ・ネ・シリ:箕の・ようである・山)のピークをくっきり望む.残雪の時季は,一入だろ~なぁ…
先日浴びたもう一つの露天(偶数日男湯)は一転裏山の山腹借景,林の力を間近に感ず.時季ならば庭の石楠花が見事だろう.
広い露天は私たち含め終始5~6人ほどでゆったり.たっぷり1時間,堪能いたしました.

休憩所の生ビールで喉を潤したら,イザ,“ONSEN食堂”へ!
前回は席待ちが次々出るほど激混みだったのだが,今回はすんなり.奥まったテーブル席に落着いたが,桟敷のテラス席からは湯の滝落ちる庭園を一望できる.


入浴料金の支払い時に併せて購入した食券を食堂入口の係りに渡し番号札を貰って待てばやがて,“○○番のお客サマ~”と呼出し.銘々カウンターから料理を受け取り席へ.


今回の私のチョイスは“タンドリー・ミックスグリル:ベジタブルカリー,タンドリーのチキンとシークカバブ,ナンのセット;¥1,550-”.

何と言っても焼き立てアツアツのデッカいナンがウマいッ! 薄焼きなのでもっちり感にはやや欠けるが,クリスピーに香ばしく焼上げられた生地は粉の甘さが際立つ.


タンドリーチキンとシークカバブは控えめな塩気と程好い香辛料で素直な味わい.もう一息ジューシー感があれば文句なし.
ベジタブルカリーの具材はポテトとミックスベジタブル.具材的には正直ややチープな感を否めないが,このお店のベーシックなカレーソースを味わえる.タンドリー2種の肉気に添えるには良い組合せと思う.

これに加えてつれあいの“コラーゲン入りキーマカリー;¥800-”と長男坊の“ドーキシミキカリー:チキンカリー・ナスとトマトのカリーの2種セット;¥1,200-”(カリーは全てナン付き)をシェアしていただいた.
前回(私:マトン・つれあい:チキン)と併せ5種のカリーを頂いた訳だが,ソースのベースは同じながら具材に沿わせてきっちり作り分けられており,其々違った味わいでどれも美味い.今のところの私の推しは“ラム”と“ナスとトマト”かな.

特徴的なのは,此方ではソース(グレービー)のベースとなる玉葱の仕込みにサラダ油を使っておりスパイス使いも穏やかなこと.
ギー(乳脂)をふんだんに使い強いスパイスを利かせたこってりオイリーで刺激的な“高級インドカリー”を希求の向きには物足りぬかもしれないが,私にはストライク.実にベーシックで庶民的なインドカリーだと思う.辛さ(5段階;食券購入時に指定)はもう少し辛めな設定があってもイイかな (^^;)ゞ

あ~美味かった,満足です. 食器を下げてカウンター前を出口に向えば厨房のインド(?)人シェフたちが笑顔で送ってくれる.
ご馳走様でした.またお邪魔しますね.今度は“チキンマクハンワラ:タンドリーチキン入りのカリー”を Verry Hot で頂きましょうか(さりとて蕎麦メニューの‘がんじす;カレー蕎麦’も気になるんだよなァ).

つれあいにハンドル託した帰路は甚だスムーズ.夕飯の買い物して帰庵しても15時ちょい過ぎ.まったり過ぎた盆の入りでした.

食べログ⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0103/A010305/1000167/
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