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烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

陳先生の麻婆豆腐

2008-04-27 03:21:44 | 烏合庵の食卓
週末.このあいだの,坊主への答礼.何にしようか
悩んだ挙句,いつも作っている麻婆豆腐.

けれどココは,久し振り,お師匠様に教えて頂いた
(on TV だけど…)麻婆豆腐に回帰してみようか.

勿論私は,陳建民先生にお会いしたことはないし,
鍋を振るわれた料理さえ,頂いたことはない.
私が氏を勝手に“先生”とお呼びするのは,偏に,
高校生だった頃,偶々見た料理番組の故なのだ.

すでに“マーボー豆腐の素”なるものは出回り,
使ってもいたが,先生の,いかにも懐っこそうな笑顔と
シンプルな調理に俄然インスパイアされ,作ったそれは
幸い家人に好評で,以来,私の十八番となった.

今日は,そのころの私の麻婆豆腐を,また作ってみよう.
当時の“きょうの料理”のテキストは持っておらず,また
メモも採っていたわけではないので,放映された先生の
手順とは,いささか違うところもあるとは思うのだが.


・木綿豆腐(大きめ≒400gのもの) : 1丁 ;
 斜めにしたまな板などにのせ,軽く水気を切り,
 縦2つ,横6つ程度に切っておく.
・豚挽肉 : 200g ; 室温に戻しておく.
・長葱 : 1本 ; 粗みじんにして,2等分しておく.
・大蒜 : 2片 ; 粗みじんにしておく.
・生姜 : 大蒜と等量 ; 粗みじんにしておく.
・豆板醤 : 小さじ2~3 ; 好みで加減.
・塩(にがりを含んだものが良い) : 多めの2つまみ
・黒胡椒(粗挽き) : 少々
・酒 : 1/2カップ ・ 湯 : 1カップ
・片栗粉 : 大匙1 ; 1/4カップの水で溶いておく.
・胡麻油 : 大匙2

・山椒(花椒) ; 先生は使っていなかったと記憶するので,
 調理には用いず,テーブルトッピングとする.

鍋を強火にかけ,すぐに塩を投入して,お玉で
かき混ぜながら,鍋肌から薄煙が立ち,塩がぱちぱちと
はじけるくらいまで熱する.


胡麻油をなじませ,葱の半量,生姜・大蒜を入れて,
さっと一混ぜ.挽肉を投入し,ほぐしながらぱらぱら
になるまで炒め込む.胡椒を振って一混ぜ,豆板醤を
加えて香りを立たせる.


豆腐を加えてざっと一混ぜ,酒を加えてもう一混ぜ.

ここで,放映のレシピでは,スープを加えることに
なっていたのだが,先生は,きれいに澄んだ清湯を
加えながら仰った.

“すうぷ無ければネ,水でも,いいんだヨ.
        豚肉から,味,でるからネ.”
以来,麻婆豆腐には水(お湯)を加えるのが
私の常道になった.

少し煮込んだら水溶き片栗粉でまとめ,残しておいた
半量の葱を加えて一混ぜすれば出来上がり.


もう一品は,プチツーリングで買ってきた鶏腿燻製で
棒々鶏もどき.たれが要るなら,麻婆のを絡めてネ.

では,頂きます.
何の外連も無いけれど,これはやっぱり美味いなぁ.
ここから始まって,いろんな工夫をしてみたけれど,
“戻るべき処がある”ことは,なんと幸せなのだろう.

陳先生,あなたの“嘘”は,美味しいです.

浸って喰っていたら,ちょっと待てェ!!
二合炊いた飯,坊主が全部,喰っちまいやがった.
嬉しいけど,そりゃ,無しだゼ…

        あ,冷蔵庫に,冷や飯,あった…

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