A カジノ王アデルソン、B 北朝鮮元山のカジノ建設、C 国に忠誠を誓うエリート層、D 金正日の個人的財布、E カジノは賄賂受け渡しの装置、F 腐敗した役人たちは経済援助10億円より自分の賄賂100万円を選ぶ、F 北東アジアの集団安全保障体制!
A 米朝首脳シンガポール会談前日の2018/6/11、金正恩が「マリーナベイ・サンズ」を訪問した。
A-2 このホテルを所有するラスベガスのカジノ王シェルドン・アデルソンを表敬訪問したとみられる。
A-4 彼は世界屈指のカジノ・運営会社ラスベガス・サンズの会長。
A-5 カジノ王アデルソンは、ユダヤ人で、トランプ政権の最大の資金提供者だ。
《感想》トランプ政権はユダヤ人票を支持基盤とする。従ってイスラエル寄りだ。
B 北朝鮮は金正恩の指示で元山(ウォンサン)にワールドクラスのカジノホテル建設中。
Bー2 米朝修復後の「復興需要」の一つがカジノ。そのパートナーがアデルソン。
B-3 カジノは北朝鮮情勢を一変させるインパクトを持つ。
Bー4 元山のカジノは年間、外貨5000万ドル(約50億円)を稼ぎ出す見込み。(114頁)
《感想》北朝鮮の元山のカジノは年間50億円稼ぐ見込み。国レベルでは、少ない金額だ!(Cf. カルロス・ゴーンの報酬が年20億円だ!)
C 北朝鮮は、国に忠誠を誓うエリート層を食べさせていく必要がある。北朝鮮の人口2500万人。うちエリート層は0.1%、2万5千人。1人月1万円で2.5億円、年30億円あればよい。これは元山のカジノでまかなえる。(133頁)
Cー2 カジノの「胴元」である国が必ず儲かる。
《感想》国に忠誠を誓うエリート層の面倒をみるのが権力維持に不可欠だ。それに必要なカネは権力者(金正恩)が個人的にまかなう。
D 北朝鮮の金正日の個人的財布がマカオのバンコ・デルタ・アジアの北朝鮮預金30億円だった。(2002年)(134頁)
《感想》権力はカネの源だ。国のカネであっても、使用先を決めることができれば、それは自分のカネと同じだ。
E カジノの顧客は主として中国の富裕層や役人だ。(115頁)
E-2 カジノは中国の役人が賄賂の資金洗浄をする場(124頁)、つまりカジノは賄賂受け渡し装置だ。(126頁)
《感想》カジノは、何よりも賄賂受け渡し装置だ。カジノのこの側面に注目すべきだ。
F 日本の援助から北の幹部が抜けるのは1割程度。(10億円で1000万円程度。幹部10人分なら一人100万円。)
F-2 カジノなら簡単に100万円位、手に入る。腐敗した役人たちには国家の10億円より、自分の100万円だ。
Fー3 かくて北のカジノで、日本の経済援助の存在感が揺らぐ。(136ー7頁)
《感想》「唯物論」は正しい。人は食べなければ生きていけない。(131頁)「国家」への忠誠より、まず役人の糊口の道の確保だ。
G 日本政府は日朝首脳会談をめざす。しかし安全保障の観点からは、六者協議の枠組の活性化が重要だ。(139頁)
Gー2 二国間同士の安全保障だと、周囲に緊張を生む可能性がある。OSCE(欧州安全保障協力機構)のような多国籍の不可侵の仕組み、要は北東アジアの集団安全保障体制の構築がベストだ。(139頁)
《感想》北東アジアの集団安全保障体制の構築こそ、日本の安全保障に不可欠だ。
A 米朝首脳シンガポール会談前日の2018/6/11、金正恩が「マリーナベイ・サンズ」を訪問した。
A-2 このホテルを所有するラスベガスのカジノ王シェルドン・アデルソンを表敬訪問したとみられる。
A-4 彼は世界屈指のカジノ・運営会社ラスベガス・サンズの会長。
A-5 カジノ王アデルソンは、ユダヤ人で、トランプ政権の最大の資金提供者だ。
《感想》トランプ政権はユダヤ人票を支持基盤とする。従ってイスラエル寄りだ。
B 北朝鮮は金正恩の指示で元山(ウォンサン)にワールドクラスのカジノホテル建設中。
Bー2 米朝修復後の「復興需要」の一つがカジノ。そのパートナーがアデルソン。
B-3 カジノは北朝鮮情勢を一変させるインパクトを持つ。
Bー4 元山のカジノは年間、外貨5000万ドル(約50億円)を稼ぎ出す見込み。(114頁)
《感想》北朝鮮の元山のカジノは年間50億円稼ぐ見込み。国レベルでは、少ない金額だ!(Cf. カルロス・ゴーンの報酬が年20億円だ!)
C 北朝鮮は、国に忠誠を誓うエリート層を食べさせていく必要がある。北朝鮮の人口2500万人。うちエリート層は0.1%、2万5千人。1人月1万円で2.5億円、年30億円あればよい。これは元山のカジノでまかなえる。(133頁)
Cー2 カジノの「胴元」である国が必ず儲かる。
《感想》国に忠誠を誓うエリート層の面倒をみるのが権力維持に不可欠だ。それに必要なカネは権力者(金正恩)が個人的にまかなう。
D 北朝鮮の金正日の個人的財布がマカオのバンコ・デルタ・アジアの北朝鮮預金30億円だった。(2002年)(134頁)
《感想》権力はカネの源だ。国のカネであっても、使用先を決めることができれば、それは自分のカネと同じだ。
E カジノの顧客は主として中国の富裕層や役人だ。(115頁)
E-2 カジノは中国の役人が賄賂の資金洗浄をする場(124頁)、つまりカジノは賄賂受け渡し装置だ。(126頁)
《感想》カジノは、何よりも賄賂受け渡し装置だ。カジノのこの側面に注目すべきだ。
F 日本の援助から北の幹部が抜けるのは1割程度。(10億円で1000万円程度。幹部10人分なら一人100万円。)
F-2 カジノなら簡単に100万円位、手に入る。腐敗した役人たちには国家の10億円より、自分の100万円だ。
Fー3 かくて北のカジノで、日本の経済援助の存在感が揺らぐ。(136ー7頁)
《感想》「唯物論」は正しい。人は食べなければ生きていけない。(131頁)「国家」への忠誠より、まず役人の糊口の道の確保だ。
G 日本政府は日朝首脳会談をめざす。しかし安全保障の観点からは、六者協議の枠組の活性化が重要だ。(139頁)
Gー2 二国間同士の安全保障だと、周囲に緊張を生む可能性がある。OSCE(欧州安全保障協力機構)のような多国籍の不可侵の仕組み、要は北東アジアの集団安全保障体制の構築がベストだ。(139頁)
《感想》北東アジアの集団安全保障体制の構築こそ、日本の安全保障に不可欠だ。