DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

「秋涼し手毎(テゴト)にむけや瓜茄子(ナスビ)」芭蕉(『奥の細道』)(37):秋野菜の瓜茄子が涼しさを感じさせる! 

2018-10-14 12:53:13 | 日記
「秋涼し手毎(テゴト)にむけや瓜茄子(ナスビ)」
It's cool in autumn. Each of you, peal your gourds and egg plants while eating them.

《感想1》金沢での句会に出された料理への感謝を込めた句。秋のはじめ、昼は暑くとも朝晩は涼しい。秋野菜の瓜茄子が涼しさを感じさせる。
《感想2》加賀野菜で瓜は「加賀太きゅうり」だ。煮てあんかけにする。また「へた紫なす」はへたの下まで紫色の小形の丸なす。「各人、皮を向いていただきましょう」と芭蕉。
《感想3》なお「秋なすは嫁に食わすな」と言う。憎らしい嫁に食わせないほど秋茄子はおいしい。(あるいは秋なすは体を冷やし、子づくりに悪いので嫁に食わせない。)
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憂き世:①くらげ、①-2食物連鎖、①-3敵、①-4弱肉強食、①-5宗教、①-6複雑性、①-7永遠、①-8狂人、①-9魂、①-10娑婆、②虚構、②-2美etc、②-3ホモルーデンス等々

2018-10-14 11:13:23 | 日記
(1)くらげ
何から何まで気に入らない。かといって周りの親しい人に迷惑をかけるのも嫌だし。困った。浮遊物体がいい。くらげが愛されるわけだ。
(1)-2 食物連鎖
食物連鎖が気に入らない。針供養は好きだ。
(1)-3 敵と友
だが敵とは戦わねばならない。しかし友好こそもっとも安全。昨日の敵は今日の友。ということは昨日の友は今日の敵だ。
(1)-4 弱肉強食
嫌なことばかり思い出す。無念の涙を流す。権力ある者・富者・腕力ある者・ボスたちの傲慢。弱肉強食の世界。やはり世界などなければよかったのだ。
(1)-5 宗教
そう言うと、創造者への反逆だと罰する宗教もある。「宗教は阿片だ」。だが阿片なしでどうやって生きるのか。宗教を利用して支配する者は醒めている。だが宗教を信じて殺戮を行う強者もいる。
(1)-6 人間世界の複雑性
複雑に入り組んだ人間世界。面倒くさい。
(1)-7 永遠
楽しみは過ぎ去る。空しい。「永遠が宿る」と思うのは大変だ。
(1)-8 狂人
狂人になれば気が楽だ。だが君は精神病院に入れられ、君が暴力的なら、拘束され時に殺される。身体(物)は檻だ。
(1)-9 魂と物
魂が物でなくてよかった。君は魂を信じる。だが滅びる魂。魂の不死は信じない。魂とは君の感情・欲望・意図。君の感覚は物の出現であり君の魂を拘束する。
(1)-10 娑婆(現世orこの世)
感覚は消えよ。そして君の魂も消えよ。だが君の子供たちがいる。彼らの幸福は考えねばならない。君は娑婆(現世orこの世)に縛られる。君の魂(感情・欲望・意図)は行き場がない。
(2)虚構の世界(言葉の世界)
「言葉の世界に去る」という方法がある。言葉は類型だからさまざまの具体的出来事を包摂できる。重なりが部分的にあれば、他の部分はどうでもよい。(言葉の縁辺が広大に広がる。これが虚構の翼、想像力の根拠だ!)類型を次々と重ねていくと縁辺が力を持ち虚構の世界が出現する。あるいは言葉を普通でなく組み合わせれば、奇妙な雰囲気(意味世界or《感情・欲望・意図》or魂)が出現する。君は虚構の世界で遊べる。文学、演劇、俳句、歌等々。
(2)-2 美・音楽・スポーツ
さらに美も不思議なものだ。音楽も不思議だ。そしてスポーツという不思議な遊びの世界。
(2)-3 ホモルーデンス(遊ぶ人間)
君はホモルーデンス(遊ぶ人間)だ。遊びは生存維持のための諸価値(欲望の対象)と異なる価値だ。巨大なエンタテインメント産業、ゲーム、アニメ、スポーツ、虚構世界、美の世界、音楽等々、あるあらゆるカルチャーは遊戯だ。君は遊戯に熱中する。
(2)-4 遊びの欲望:アゴン、アレア、ミミクリ、イリンクス
遊びの欲望が君(人間)にはセットされている。遊びの欲望の種類:①アゴン(競争)、②アレア(運)Ex. 賭博、③ミミクリ(模擬)Ex. 物真似、積み木、ごっこ遊び、④イリンクス(めまい)Ex. ジェットコースター。(以上、カイヨワ)
(2)-5 虚構世界はミミクリだ!
なお、あらゆる虚構世界はミミクリだと言ってもよい。
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