魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ACブルゴーニュ古酒ワイン会

2020年02月11日 | ワイン 2020

「ACブルゴーニュ古酒ワイン会」をやってみました。

 

前からぜひ一度実現させたいと思っておりましたが、これやるには相当な時間が必要でした。

グランクリュもグランヴァンのない、質素なようで実は思いのこもった内容です。

コストパフォーマンスは一切関係なし。

 

 

1 NV クレマン・ド・ブルゴーニュ(ベルトラン・ド・モンセニー)

少しだけ丸く熟した果実味のするクレマンでスタート。

 

2 2007 ブルゴーニュ ブラン(ルイ・ジャド)

熟した果実味。バタリーさもあり実によく熟成しております。かなり健闘したと思います。

 

3 2005 ブルゴーニュ ブラン(ルフレーヴ)

やはりミネラルの壁、厚みがあり、最初は正体が現れにくい。

時間とともにやや開くも、実はまだ寿命があります。

 

 

4 2005 ブルゴーニュ ルージュ(アンヌ・グロ)

5 2003 ブルゴーニュ ルージュ(アンヌ・グロ)

同じ造り手のヴィンテージ違い。03は酸が不足でしばらくは良いが、時間が経つとダレそう。

05は案外細身。酸味がしっかりあるため。きれいだが、もう飲んだほうが良い。

 

6 2002 ブルゴーニュ ルージュ(モンティーユ)

酸味が結構立っていてやや鉄分も。これが美味しく飲めたら本当にブルゴーニュ好き。

やはり短時間で飲んだほうが良いとは思う。

 

7 2002 ブルゴーニュ ルージュ(コシュ・デュリ)

7年ほど前に飲んだ時に、「2、3年前がピーク」と思ってから・・・7年。

やはり枯れ落ちかけてはいるが、動物、肉的豊富なニュアンスがあり、そこはさすが。

これが2万円もするという現実は恐るべし。

 

8 2000 ブルゴーニュ ルージュ(エマニュエル・ルジェ)

アンリ・ジャイエが絡んでいるかどうかはともかく、みなさんにルジェやジャイエのスタイル

を感じていただけたことと思います。やはり果実味の質が違い、湧き上がるチャーミングな

明るいフルーツが印象的。もう寿命なんだけど、はかなさもありつつ、それでも

まだまだ出てくる何か。

2、3人でじっくり味わうとまた違うとは思います。このワインも今やレアで高騰しています。

 

 

この後、2017 ブルゴーニュ ルージュ(ジョセフ・ドルーアン)を飲み、

タイムトラベルから現実へと戻りました。ドルーアン、良かったと思います。

たまには時間旅行も良いものです。

 

こんなワインたちを自分の姿に例えると、感じる想いもたくさんあり、まだまだ。もうちょっとは

がんばらねば!と言われたみたいでした。

 

次回はちゃんとグランクリュも交えて組み立てたいと思います。

いつやるかはわかりませんが、それではまた。

 

 

 


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