魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

懐かしいビン-懐かしい味の河内わいん

2015年08月18日 | ワイン ~2019年
部屋を片付けていたらこんなボトルが!



今世の中は、デザインパクリで盛り上がっておりますが、これは果たしてパクリなのか???

「ミツタマサイダー」(三ツ玉)です。


もう最近は見かけないなあと思い、住所を検索したら、国道206号線、長崎方面から北病院を
過ぎ、左手にある時津町のユニクロやマクドナルドの辺りのようです。
あの場所で、サイダーを作っていたのですね。サイダーの町だったかも。
面白かったので空ビンだけ取ってあったのです。




今夜のワインも懐かしい味にも出会いました。
頂きものです。お店だからたくさんありますが、実は私はワインをいただくのが大好きなのです。






NV キングセルビー 河内ワイン(カタシモワイナリー)
  (日本、デラウェア、甲州種、白)


つややかな白い花、メロン、ミネラル、セルロイド、香木、石鹸など。最初に嗅いでハッと
思ったのは、かつての30年くらい前の国産ワインの香りが出てきたからです。

協和発酵のワインだとか、雪印のシャトー・ベルフォーレ?だとか。
きっとデラウェア種と甲州種のなせる業かもしれません。とても懐かしく思いました。

味わいですが、特にすごいわけでもなく、普通といえばそうですし、平坦です。
つややかな青い果実味で、滑らかさ、オイリーさはあります。日本らしいのかもしれません。

ブドウは大阪、山梨、奈良から集められ、混醸された形になります。
関西勢の集結というものでもなくて、ちょっと面白いですね。
「河内」という地名を名乗るならその地のブドウだけで潔く勝負してもらいたいとは
思いますがより良いものとして造りたかったのでしょうか。


コメント
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