法名を付けるに当たり、葬家から希望があったりすると、その字の意味を調べます。
ある方の名前に「氣」とう字が入っていたので「氣」を調べてみると
「気」の旧字体くらいにしか思ってなかったけど「氣」には意味がありました。
「 氣 」と「 気 」の違いは米と〆です。
「 米 」は末広がりで八方に広がることを意味しています。エネルギーのあるべき姿は全身から放出されること。そう考えると、本来のエネルギーとしてあるべき字が「 氣 」なのです。
「 気 」の場合ですと、エネルギーを〆(しめる)となり、エネルギーが押さえ込まれているような感覚となります。
漫画のドラゴンボールでも、戦闘力(身体の持つパワー) のことを悟空たちは「 氣(気) 」と表現してますよね。ここからもわかるように、エネルギーそのものを意味しています。
では、なぜ「 米 」という字を使っているのでしょうか?
米というのは、わたしたち日本人にとってはエネルギーの源です。
米を食べると元氣になる。このことからもエネルギーを意味する「 氣 」の中に「 米 」という字があることは必然であり、わたしたち日本人にとっては当然なことのです。
ずっと、部屋に閉じこもっていると空氣が悪くなる感覚ありますよね?これが「 気 」。
そのような時って、窓やドアなどを空けて外からの空氣を入れませんか? すると空氣に流れが生まれ、入れ替わってスッキリします。まさにこの状態が「 氣 」というわけですね。
(参照「氣と気の違い。違いを知ったら使わずにいられなくなるかも。 - アイ、シテル? (ishiteru.com) 」