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住職の独り言

~ご縁に触れて~

ある女性の詩

2020年11月06日 | 独り言
岡山県のある女性の詩です。

「自分の行き先・地獄しかない」
ああ恥ずかしや
知らなんだ
今日が今日まで
このわれが姿を知らずに
うぬぼれて
邪見驕慢 鼻高く
人のことなら真っ先に
目にかど立てて言いふらし
義理も人情もなき姿
わが足元はぬきにして
人の善悪ながめては
日にち毎日地獄道
うわべばかりの殊勝顔
あまりの哀れなこのわれに
久遠のみ親の真心は
あの手この手のお催促
打ってたたいて縛りあげ
目をさませ おのが姿をかえりみよ
わが足元をかえりみよ
久遠のみ親の真心に
照らし出された わが姿
それとも知らずに 今日までも
おのが姿を うち忘れ
鬼にも勝る恥ずかしさ
合わす両手の中からも
ああ恥ずかしや  すいません
頭下げて南無阿弥陀仏
智慧も力もなきわれが
ただ一日と一日と
生かされてゆく  うれしさよ
頭を下げても南無阿弥陀仏



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