住職の独り言

~ご縁に触れて~

ことば

2010年04月09日 | Weblog

時代劇なんかで、

お世話になったり恵みを受けた時に「かたじめない」というセリフがあるじゃないですか。

今では「かたじけない」という言葉を使う人はいない。

 

 でも親鸞聖人は使われていたんですよね。

 とめどない自分中心の欲と愚痴と怒りに始終している

私をお救い下さるお慈悲を「かたじけない」と仰っておられる。

 かみしててみたい言葉であります。

 

「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとへに親鸞一人がためなりけり。さればそれほどの業をもちける身にてありけるを、たすけんとおぼしめしたちける本願のかたじけなさよ」(歎異抄:御序)

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