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King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

『スカーペッタ核心』読了

2011年03月02日 09時59分17秒 | 読書
『スカーペッタ核心』これは店頭で年末に見つけて
買って置きました。

クリスマスの時に新しいスカーペッタ物を買う。
これがしばらくの年末の恒例になった時季がありました。



それが長いシリーズによくあるだれが生じ、もはやこの作者も
ここまでがと思わせ、読むのをやめようと思った時季もありました。

しかし、前回あたりから取り戻した感があり、サザエさんと
同じマンネリに徹して回復したという感じを受けました。

前半のこの本でもそれを発揮して前回とまったく同じ雰囲気で
まったく新しい事も展開もないまま、昔の敵の一人が生きていて
襲ってくるという丸で斬新さもストーリー的な面白さも感じない
ものに成り果てていました。

前半は付いていけたのですが、後半になったら新しいキャラとか
ストリー展開がないともうだめだなあと感じました。

結局、変なベントンの患者はどうなったんでしょうか。

ロサンゼルスにある日本料理屋とかすし屋などを見ると
日本文化を完全に読み違えていると思いますが、禅や
瞑想についての著述については正確に理解しているのに
びっくりさせられます。

それは日本人より科学的解釈であり、整理もされていて
感覚的感情的なものは廃除されています。

日本人は、宗教とか人の心情とか公の場では語っては
いけないこととして心に秘める傾向にあり、かえって
立場や心情理解をややこしくしているところがあります。

そんな意味では、なんでも科学的に簡単にしてみることの
重要性をしらしめてくれました。

先日友人にいわれてNHKがだれが戦争をさせたのかという
番組を見てみました。

驚くのはなぜ第二次世界大戦への道を今検証してしなければ
いけないかです。

世界第二位の経済大国の場を奪われた日本の今は、戦争した
ことより、なぜ日本だけ先進国で成長が止まり、バブル後の
低迷を続けたのか、なぜ、アメリカは冷戦後唯一の勝ち残りと
して盟主の位置を守れなかったのか。

新興国の台頭がいわれる中、もっと目を向けるべき事は
多々あるのに、日本はずっと戦後をいい続けるのです。

世界では、その後も朝鮮、ベトナム、湾岸、アフガン、と
戦争は続いていたのに日本だけ戦争は終わったとして、今後も
戦争は起きないような論争をしています。

この本を読み、シリーズの中で新たな敵を作ることが
むづかしくなってかつての巨悪の生き残りを登場させて
つつ、9.11の惨劇の残りを書く事から、アメリカは現状に
抱える何と戦ってきたのかを我々は考えてみるべきでしょう。


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