King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

コーヒーにまつわる数字

2012年07月12日 12時07分13秒 | 珈琲
デパートのコーヒー豆売り場などでよく目にする
豆にまつわる数字というのをご存知ですか。

ブルーマウンテンNO1

ブラジルサントスNO2

モカマタリNO9

という数字を見たことがあると思います。

今となっては何々農園だとかゲイシャとかバカマラ
とかの方が重要なことと認識されていますが、当時
からコーヒーにまつわる数字というとこの三つでした。

農園名が付くのが一般的になってからでもモカマタリ
だけは、ずっとモカマタリでした。

モカの最高級を表すのがマタリという名前ですが、
人によりバニーマタリとかバニーマタルという地域の
豆こそがモカマタリだという人がいたり、イエメンの
等級で最高級を表すマタリが商品についてモカマタリ
となったとかいろいろ言われています。

うちにもあるホワイトキャメルはモカマタリで、産地が
さらにヤフィとかハラジとか地域により分かれていて
そこまで表記されています。

それではモカマタリNO9はバニーマタル産の豆ではないのか
という疑問を持ちます。

NO9というナンバーは何でついたという疑問もずっとあり
ました。

いくつかの業者が何年も前からその未だにモカマタリーNO9と
いう商品を持っていることも知っていました。

ホワイトキャメルやバニーマタルよりかなり安いのです。

すでにイルガチェフG1とかバニーマタル、ホワイトキャメルと
いった出所がはっきりした豆が手に入り、すでに売っている
のにわざわざ怪しいNO9を買う必要があるのかという疑問も
ありますが、昔からの謎に挑戦するという意味を込め今回
手に入れてみました。

NO9とはずばりブルマンと逆でピンが9ということです。
となるとNO8や7も輸入されている可能性もあるという
ことです。

NO7というのも昔見たことがあるような気もします。

当時は何も疑問に思いませんでした。

ブルマンが最高級で一番うまいからNO1でポピュラーな
ブラジルがNO2でモカマタリはラッキーナンバーで7
なんだろうぐらいの感じです。

すでにバニーマタルやホワイトキャメルを売っているのに
なぜNO9というご意見もあるかと思いますが、逆にその国の
規格の最高の味も知らずに何がスペシャルティだというのが
当店のボリシィであり、味はお客様が判断するが基本です。

判断するのに比べるものがないのは選択のもとが
ないことになり、不公平ですからね。

ブルマンもあるし、Qグレードの珈琲もあるという
選べるところが売りです。

もしくは選ばなくても体験もすっ飛ばしてこの価格でこの味
が味わえる買えるというのを好まれる方もいて
店頭ではそんなものがすぐ買って帰れるようにもなって
います。

最近そっちの方が多いかな。

ということは、今の品ぞろえも無駄に多い在庫ということ
になりかねないのですが。


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文化費用

2012年07月12日 11時05分17秒 | 日々のこと
増税の話で一番気になるのは、その使われ方
です。

いくらあげてもそれが無駄なものに使われていると
思えば増税なんてしてほしくないと思うのは誰しもで
それが、福祉だとか困っている人のためなどといえば
しょうがないと思います。

高齢化で年々増加する年金などの社会福祉費を賄うと
よく言われますが、やはり絞るべきものがまだあると
誰もが思っていることでしょう。

それを阻んでいるのが行政を握っている官僚だと
いわれ、現政権などはそれにこび取り込まれている
から増税してしまうんだと思われています。

実際、民主党の政権公約など天下り廃止や国家公務員
削減や議員削減などもできていないので、そうみられて
しかたないでしょう。

公共事業の削減や無駄なダムや道路などは作らないと
いいつつ、実際多くの公共事業は継続になり、さらに
新幹線などもさらに整備することになりました。

これらの目立つばらまきを全くやめず、世間にもあまり
見とがめられないばらまきも依然放置のままです。

文化財の保存や遺跡発掘など文化事業費などかなりの
ばらまきが行われていますがこれには全くマスコミに
取り上げられることもありませんし、どれだけ地方に
ばらまかれているかという議論もされません。

皆さんの地域の神社やお祭りの施設が新しくなったり
したことはありませんか。

最近、秩父地方でも神社がきれいになったり、祭りの
屋台やら笠鉾の改装が続いています。

こんな地方の一地域でもこれだけの金額が補助されて
いるとことを考えると国家規模でどれだけの金が
ばらまかれているかを思うと今抱えるエネルギー問題
やら原発問題など国家的に取り組めばどうにかなる
問題は結構どうにかなるのではと思わせます。

確かに今動かせる状況の原発を使えないのは企業に
とっては大きなマイナスで企業経営上稼働は必須と
なるのはわかります。

しかし、だからエネルギーの根幹が核でありつづける
とはまるで違う問題です。それは政府が国の政策と
して決断し規制する問題です。

それが今までのしがらみやら癒着やらと決別すること
になるとしても、ここ20年の経済の停滞をみればやる
べきことははっきりしています。

震災後やたらと地震予知やら津波の予想がにぎやかに
なりましたが、原因究明などの研究は必要ですが、今回
予知で大規模地震や津波の予測は出ていたし、それらの
研究や核物質の飛散シュミレーションなど全く活かされ
ていないことを見れば、こんな研究に時間と金を費やす
意味を考え直さねばなりません。

まず、色々な政府系の会議などで意思決定される際の議事録
さえ残さないとか何をやるにも誰も責任を取らず、事故調査会
の報告書に人災だと指摘されても誰も刑事告発もされず、
交通事故では毎年3万人も死んでるのに原発事故ではひとり
も死んでいないなどという不毛の議論に終始しています。

このばらまき体質のもとにあるものと行政の在り方と
根本から正していかないとこの肥大した体制ではいくら
増税しても足りないことにならないでしょうか。

議員削減にしても行政のスリム化も当の当事者が自らの
身を削る案を作っているわけで思い切った案ができるはずも
なく、それならそれができる第三者委員会とか仕組みを明確に
つくればいいのにそれすらできていません。

今までも賢人会議とか色々な調査会とか改革案とかはでては
消え、結局、政府にたかる人々は消えないのです。

それが、文化芸術の分野も例外でないという点は注目すべき
で学術的なものも例外ではありません。

御用学者などとはよく言ったものです。

芸術など文化的なものこそそういうものからは一線を引いて
存在していなくてはならないものではと思います。
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回転を増して

2012年07月12日 09時06分27秒 | 珈琲
昨日の暑さに対して、今日はまた曇天でジトッと
した感じです。

こんな朝はさっぱりとした感じの珈琲を飲みたいですね。

今朝はモカハラーを飲みました。

モカとかホンジュラスは焙煎の仕方によっては苦みが
でます。

しかし、うまく焙煎されていれば苦みや渋みは無縁です。

そして、珈琲は一杯づつ手入れするより、大量に淹れないと
十分に真価は測れないものかもしれません。

カップの上にドリッバーを乗せて一杯づつ淹れる専門店が
より重要視される喫茶店業界ですが、味はそれで極上と
されるのが私は疑問です。

特に紙のろ紙で上記のような淹れ方をしている店ほど
半分は珈琲の味が損なわれているのです。

昔はよくあった一リットルぐらいネルで落とす店こそ
珈琲らしい珈琲を出していたのです。

しかし、時代は個人志向に流れ、大量消費という概念は
珈琲にもなくなりました。

焙煎機なども小型になり、スペシャルティの豆を個人向けに
焼くというのが多くなっています。

いつもの喫茶店でいつもの味という感じはいまはなくなり
ました。

大勢のお客さんが行きかうターミナル駅の喫茶店でも
機械で落とすようになり、本来の珈琲の味という感じでは
なくなり、蓋付き紙容器でさらにその様相は味を楽しむと
いうよりカフェインを補給するという感じになっています。

そして、普段一杯淹れでは気が付かない豆の実力とか風味や
香味まで隠れた実力が発見できるのも大量ネルドリップの
マジックかもしれません。

アイスでもホットでもおいしく入れるには一杯一杯より
10人分ぐらいを一遍に淹れた味を知ることです。

そして、昨日のような暑い日にはやはり豆は冷蔵庫に保管
することです。

昨日一杯だった棚ももう半分はガラガラとなりました。

焙煎する量は増えますが、こんな回転している感じが
いい循環になっている感じがします。
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