King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ブランク長

2005年10月29日 23時36分39秒 | スキー
今日の永六輔その新世界で、彼はまた間違いを堂々と
ラジオでしゃべってしまいました。驚いたのは、その間違いに対して
どれほどの間違いをしゃべったのか気がつかないことです。
アインシュタインが光は曲らないといったのにホーキングが曲ると
訂正したとコメントで言ったのですが、そんなことはそれぞれ言ってません。
アインシュタインは、重力で空間も曲るから光も曲ると予測しました。
それは戦時中のアフリカで観測され証明されました。有名な重力レンズの
実験です。そして、ホーキングは虚時間をとり入れて宇宙論における
特異点を乗り越える説明をしました。しかし、はじめこそすばらしいと
賛同を得る声が上がったものの、完全な宇宙モデルとして定着した
訳ではありません。以前量子論と相対性理論の統合がなされたわけ
ではありません。やはり、ひとつの理論でミクロから宇宙の誕生まで
証明できる統一理論を手に入れてはいないのです。

それがなされたからと言って我々の生活が劇的に変わったり、人生が
変わってしまうものではないと思いますが、ひょっとしたら時間とか
エネルギーの使い方が変わるかもしれません。ですが、特殊相対性理論を
得たときでさえ、結局は核兵器の歩みを唱えたりと本来とは違う方向に
人類は歩んだわけですから、なんともいえません。特殊相対性理論で、
エネルギーは質量に比例するという公式を得て、いうなれば無限のエネルギー
を得たはずです。それが今でも石油を原因とする戦争が行われていると
アインシュタインが知ればなんというでしょう。まあそんな無限のエネルギーが
現実には存在していながらそのごく一部のエネルギーしか利用していない
人類は、ある塊によりそのエネルギーを解放できる事を知りました。

量子の世界では、絶えず揺らいでいてその揺らぎにより位置と速度を
特定する事ができない。それを特定するため頑丈な箱に閉じ込めたとして
その空間が狭ければ狭いほど粒子の活動は活発になり、特定を困難にする。
時にはその壁を貫通するエネルギーを得ることもあります。そんなことを
考えながら、ついに迫る初滑りの事を思い、昨年のビデオを見返しました。
こんな簡単な落下運動を円運動に変えるという運動がなぜできないのか
どこにそんな難しさがあるか甚だ疑問に思え、自分の滑りが自分と思って
いるものとの違いにも悩みました。私の運動はどう見てもまっすぐ降りてきている
だけです。極端に言えば、斜滑降で直滑降をして来ているようなものです。
滑らかなスキーの回しこみなんて見られません。これが全てで、2級も
落ちるわけだなと思いました。インラインの坂道トレーニングもコブでの
小回りトレーニングも効果は現れないのか、それとも検定の時期から今は
さらに進歩があり、さらに新マテリアルでの進歩が期待できるのか、全て
11/2に明らかになるでしょう。私にとって二級というあまり大して立派でも
頑丈でもない壁を突き抜けるエイチバーはなんなのか。
コメント
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