★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

寒天作り

2010-01-30 08:50:09 | 思いつくまま
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<1.  凍結・解凍を繰り返す事で白い寒天に仕上がる>






八ヶ岳おろしが厳しく吹き荒れ 冬場気温が低く乾燥している茅野市郊外では

古く江戸時代からこの気候を利用して寒天作りが行われてきました

現在も中央線の茅野駅に近い付近の車窓や中央高速道路からも

田んぼ一面に寒天を干している様子がご覧になれます

寒天はまず原料である天草を煮溶かしエキスを型に流し込んで「生寒天」を作ります

薄い鼈甲色をした生寒天を寒冷なこの時期に戸外で天日にさらして

凍結・解凍を繰り返し 水分を飛ばしていきます

水分をすっかり乾燥させる事で真っ白で癖のない角寒天(棒寒天)が出来上がります

地元の食料品店やスーパーで冬場のこの時期のみですが

棒寒天の原料である「生寒天」が販売されています

海草の匂いが強く歯触りがしっかりした生寒天はトコロテンにして頂きますと

海草の味がかなり濃いですがヘルシーで癖になる味わいがありますヨ

もう少し早い時期ですと薄い鼈甲色の生寒天が干してある様子が見られたと思いますが

写真を写した場所の寒天は間もなく完成の状態です

昨年も寒天流しの作り方や生寒天の味噌漬け等をスライドでご紹介しています

合わせて地場産業である寒天作りをご覧くださいネ



気候不順

2010-01-28 18:43:47 | 思いつくまま
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(クリックオン・7枚画像スライド)



寒の戻りで再び諏訪湖が結氷した快晴の昨日と打って変わって

今朝は弱い雨音で目があきました

昨日に比べるとかなり気温が上がって暖かく感じると思ったら霙が雪に変わっています

急激な温度差で霧もかかっています

すぐ溶けてしまいそうな雪ですが久しぶりに見る高島城の雪景色です

湖畔の高島城をかたどったオブジェも写してみました

画像をクリックしてご覧ください

諏訪を代表する産業である時計をイメージしたオブジェや

諏訪湖を代表する漁法である四手網のオブジェ越しに

何時もは望める向こう岸が霧で見えない分 幻想的に感ずる今朝の諏訪湖です









やしょうま

2010-01-26 22:41:05 | 思いつくまま





お釈迦様の入滅をしのんで2月15日に行われる寺院等の法要に

綺麗な餅菓子をお備えする習慣が信州のある地域に残っています

場所によっては各家庭でも米の粉に食紅を加えて様々な模様に作り上げ

仏壇に供えて先祖の供養をしたそうです

以前にもご紹介していますがこの彩美しいお供えを「やしょうま」と称して

立春近くなるとJA等の店頭でも販売されます

米粉に赤・緑・黄色等の色素を加えて棒状に伸ばしたものを組み合わせて

金太郎飴を作る要領で作られています

手先の器用な日本人ならでは繊細で美しいお供えを目にすると つい買ってしまいます

購入した何種類かをスライドショーにしてご紹介してみます

画像をクリックしてご覧ください

お供えの後に焼いて甘辛醤油で頂くと美味しいと表示されていますが

原料はお米なので お餅ほど粘り気が無くお団子の様な味わいです

サイトに やしょうまの作り方 があるのを見つけました

参考に是非ご覧ください



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(クリックオン・8枚画像)

黄 砂

2010-01-24 08:51:33 | 思いつくまま
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(クリックオン・5枚画像スライドショー)



大寒の日はまさかのポカポカ春陽気になりましたが

翌日は雨・そしてどんどん気温が下がって再び真冬日に戻ってしまいました

一度解氷すると諏訪湖の全面結氷は日照時間が長くなるにつれて難しくなります

朝のうち結氷している場所もありますが日中の緩やかな波が薄氷を岸に寄せています

古くから三寒四温して春が来ると言われていますが

このところ少々早いサイクルで気候が変動していますネ

果樹園が広がっているサラダ街道では春一番が吹き荒れ砂塵が舞いあがっていました

中国大陸の黄砂を彷彿とさせる風景ですネ

リンゴ畑や葡萄棚が砂塵で隠れてしまう様子を画像をクリックしてご覧ください







水彩画・クチナシの実

2010-01-22 09:49:53 | 水彩画





昨年の晩秋に我が庭に待ちに待った クチナシの実 が出来ました!

blogアップしましたところ お馴染みのミスター靖さんが水彩画にして下さり大感激です!

日本で市販されているクチナシの実は主に中国産が多いようですネ

我が家の自家製のクチナシの実は市販のものに比べるとかなり小ぶりで貧弱でしたが

描いて頂いた実は立派に見えます!

暮れに実を採集し陰干・乾燥して 早速リンゴのコンポート(シロップ煮)を作ってみました

2個使ってみたのですが色素も少し薄くあまり美味しそうな仕上がりではありません

しかし正真正銘の自家製に意義があると思い直して・・・













水彩画・シクラメン・雪の城

2010-01-20 18:36:56 | 水彩画







今日は大寒ですのに信州は記録的なぽかぽか陽気でした

全面結氷した諏訪湖もこの暖かさでさざ波がたっています

残念ですが今回の結氷では御神渡り現象は望めそうにありません・・・

ミスター靖さんが送って下さいましたパソコンで描かれました水彩画2点ご紹介します

シクラメンは『松本の最近の景色・植物・話題・・・』 から

雪の城は『のぶさんの花だより』から それぞれモチーフをお借りして描かれたそうですヨ


☆モチーフとなった
シクラメンのblog

出石城







諏訪湖もついに全面結氷

2010-01-18 17:10:07 | 諏訪湖の四季





北極寒波と言われる寒気団が襲来して諏訪湖周辺には低温注意報が出ています

以前にも何度かご紹介してきましたが

諏訪湖が全面結氷し 数日間全面結氷した状態の日が続きますと

氷が昼夜の気温差で膨張・収縮を繰り返すことで氷が両岸からの圧力でせり上がり

せり上がって出来た氷の道筋を

上社の男神が下社の女神のもとに渡る恋の道 御神渡り と古くから呼んできました

この御神渡の出来方で その年の天候や農作物の出来・世の中の吉凶を占う風習が

長くこの地方には伝えられています

地元の八剣神社には永応4年(1397)から現在に至る迄の

日本最古の気象記録が残されています

今朝は零下10.3度を記録して諏訪湖は全面結氷しました

写真は高台の立石公園から眺望できる鏡のように静かな全面結氷した諏訪湖です

手前に見える入り江の様な白い部分は

前日の日中に解氷した氷片が湖岸近くに打ち寄せられて再び氷結したものです





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<1. 上諏訪の対岸・ 岡谷市側から望む鏡の様な全面結氷した諏訪湖>








諏訪湖一部結氷

2010-01-17 09:10:16 | 諏訪湖の四季







今年一番冷え込んだ朝 諏訪湖の中心部分を除いて大部分が結氷していました

このまま寒冷な日が続くと諏訪湖の全面結氷も夢ではありませんが・・・

御神渡り が実現するにはさらなる冷え込みが必要です

諏訪湖に飛来しているカモたちは

朝のうちは湖岸が結氷しているので陸地に上がって散歩したりしています

午後には大部分の氷が解けて諏訪湖に戻って遊泳していました

嘴の白い オオバン や寝癖の様なユーモラスな冠羽がある キンクロハジロ も見られました








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<1. 諏訪湖に飛来している水鳥たち>








水彩画・七福神

2010-01-15 09:45:36 | 水彩画





今日は小正月ですネ

祝日が変更になる前までは小正月は成人の日で祝日に当たっていましたので

小正月をいやがうえにも認識しましたが 現在は学校や会社関係も普通どおり機能しており

あらためてお祝いをする気持ちになりませんが

地方によってはお雑煮はじめお正月料理を用意してお祝いするそうですネ

パソコンで水彩画を描かれますお馴染みのミスター靖さんから

縁起の良い七福神の水彩画を送って頂きました

七福神は福徳をもたらす神として信仰される七柱の神を指していますネ

•恵比寿(商売繁昌・除災招福)
•寿老人(長寿延命・富貴招福)
•大黒天(五穀豊穣・子孫愛育)
•毘沙門天(開運厄除・大願成就)
•福禄寿(招徳人望・俸禄増加)
•弁才天(恋愛成就・学問成就)
•布袋(夫婦円満・財宝賦与)

この水彩画のモチーフは何度かご紹介していますが 

『松本の最近の景色・植物・話題・・・』
 を

blogしておられますmt77様がアップされました押絵雛を参考にされたそうです

押絵雛の解説付きで送って頂きましたので原文のままご紹介します

『 押絵雛は江戸時代の後期には全国各地で作られ

土雛とともに庶民の雛祭りに飾られていたそうです

松本の押絵雛は 天保年間 (1830~1844) に始まったとされ

錦絵を基にして小さな押絵雛が作られていたそうです

この絵の原画は複製品だそうですが 

色合いといい押絵という質感が参考になりました

                     ミスター靖さん 記 』

尚頂戴した水彩画の年賀状も素晴らしいのでアップしてみました

水彩画を習得すると何でも自在に出来てしまいますネ








身近で見られる赤い実

2010-01-12 16:04:05 | 木の実
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<1.  垣根になっているピラカンサ>






花を見かける事が少ないこの時期には赤い実が沢山なっていると嬉しくなってしまいます

オレンジ色のピラカンサが垣根になっている場所がありました

赤い実を付けている身近で見つけた植物を集めて見ました

葉が赤く色付いて見えるのは寒中だからでしょうか

ヤブコウジのようにも見えます

画像をクリックしますと実の様子が見られます