★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

花起こしの雨

2021-04-30 07:57:55 | 水鳥


大型連休は雨で始まりました。
この処、雨が降らず乾燥していた庭に久しぶりに雨が浸み込んで
我が家の狭い庭の草木が緑に燃えています。
文字通り、花起こしの雨。
庭の牡丹はじめ、小さな花々が咲き競って居ます。




垣根のボタンは色が少し赤い種類と
グレーが入ったピンクの2種類が咲いて居ます。
白いボタンは現在丸い蕾で、雨が止んだら咲くことでしょう。
牡丹の開花時期は短く、花芯部分に雨が降り注ぐと
命が一層短くなります。
牡丹の花は太陽が差し始めると開花し始め、
太陽が没する夕方には花弁を軽く閉じて夜を明かします。
「立てば芍薬座れば牡丹」日本の美人の形容になっている花ですが
我が家では例年、牡丹の方が芍薬より少し早目の開花です。


ピンクにグレーが入っている上品な色合いの牡丹。
開花すると普通の牡丹よりかなり大輪です。




丁子草(キョウチクトウ科)



紫蘭は増えすぎて困ります。(ラン科)

花は可憐で美しい。

姫ライラック・モクセイ科  蕾が展開すると良い香りに包まれる。

ヤマブキ・バラ科

スズラン・ユリ科   佳い香りを放って領域を広げています。

チロリアンランプの蕾(ウキツリボク)・アオイ科



    
    ルナリア(ゴウダソウ)・アブラナ科




ルナリア(ゴウダソウ)の種はドライフラワーに使われる。

ドライフラワーの参考写真(ネットからお借りしています)



湖岸のカリン並木

2021-04-28 15:13:05 | 季節の花


湖岸のカリン並木にはカリンの木とマルメロの木が植えられています。
比率にすれば利用価値の高いマルメロが9で
赤くて可愛い花が咲くカリンが1程度でしょうか?
マルメロの花は遠目には白く見えますが、近付いてみると
花弁が片側がピンクでもう一方が白色です。





以前マルメロの開花から実になる様子をスライドショーにしています。
(画面は3秒で変わります。)
花の様子や実の形も判りますので是非ご覧ください。



マルメロの開花が始まる前に湖岸の庭園で
出猩々(モミジ)の美しい新芽が見られました。
遠目、まるで赤い花が咲いて居る様に見えます。





ドウダンツツジ

     






メタセコイヤの並木が芽吹き出しました。
湖岸のメタセコイヤは、冬には強剪定されるので、
元気が余ってか、太い幹から胴吹して居る新芽も多く見られます。
真夏の鮮やかな緑のトンネルは湖岸を訪れた人々の憩いの場になります。
和名は曙杉・イチイヒノキとも呼ばれているそうです。



湖岸の鬱金桜と神社の御衣黄桜

2021-04-27 09:38:45 | 季節の花



諏訪湖の間欠泉近くに、鬱金(ウコン) の桜が咲いて居ると
blog友さんから教えて頂きました。
鬱金(ウコン)の桜はオオシマサクラ系・サトザクラの園芸種で、
黄緑色の珍しい八重桜です。
開花期は遅く、桜がすっかり散り終わった頃に開花します。
淡黄緑の花色がウコンの根茎で染めた鬱金色に似ているので
「鬱金の桜」と命名されたそうです。


遊歩道を先に進むと教えて頂いた場所には2本の『鬱金 の桜』が満開でした。

鬱金の桜とピンクの八重咲き・関山(オオシマザクラ系の園芸種)

八重桜・関山



満開の鬱金の桜




咲いたばかりの鬱金(ウコン) の桜の花芯部分は黄色ですが
咲き進むと花芯や花弁の部分もピンクに変わって来ます。
その後の鬱金の桜の様子を追加して居ます。

追加(1)

追加(2)

(追加3)

追加(4)


すっかり咲終わった桜の木の根元に、胴吹の桜が見られました。


鬱金の桜の根元には土筆が沢山顔を出しています。



一方、小さな神社の御衣黄桜(ギョイコウサクラ)は
細い樹ですが樹齢は20年以上経っているそうです。
花色が、宮中の女官の衣装に似た色なので、
御衣黄桜と命名されたそうです。

  



  
御衣黄桜は咲き始め、緑色の筋が多くあるため、萌黄色に見えますが
咲き進むと中心部分が赤く変色し、花脈も赤く染まるので
両者ともよく似た八重咲きの萌黄色の桜に見えます。





開花したばかりの御衣黄桜は緑色がかなり強いので
ウコンの桜とはっきり区別が出来る。


御衣黄桜は咲き進むと中心部分がピンクに変色して来ます。

花脈にも赤い線が見られる。

御衣黄桜の超満開の様子。
御衣黄桜は散り際には白色に変わります。
両者とも共通点が多くて紛らわしい桜ですが
九州大図鑑を参考にご覧ください。





ヤマシャクヤク開花!

2021-04-23 07:49:56 | 我が家の庭


我が家の野草を育てている一角で、今年も山芍薬(ボタン科)が咲きました。
今年は小さな蕾が1輪増えて4輪咲きました。
一番小さな蕾は少しうなだれてた蕾で開花が少し遅れていましたが
今朝、太陽の陽を浴びて開花し始めました。
500円玉位の小さく愛らしい花姿です。
山芍薬は全開してもカップ型で、これ以上開花しません。
花期は短く、うっかりすると開花を見逃してしまう程です。
今年も、真ん丸な蕾の頃から毎日観察して居ました。

        











気が付けばスズランがどんどん増えてグランドカバーになっています。



  


ヤマブキ(バラ科)も垣根に次から次から咲きます。





コンロンソウ・タネツケバナ科

長~い冬が終わると、春と初夏が駆け足でやって来るので
追いかけるのが大変です!










リンゴの花ほころび~♪

2021-04-21 11:43:28 | 季節の花
アルプス乙女


マユミ


リンゴ園ではリンゴの可愛らしい花が咲き始めました。
一番咲きはアルプス乙女とマユミだそうです。
リンゴ園の縁には一際鮮やかな、リンゴの花より大ぶりの
赤いメイボールの花や白いトルコクラブの花が
蜂寄せに植えられており受粉を助ける役割を果たしているそうです。



メイボールやクラブアップルの花は密集して咲くので目立ちます。




クラブアップルと蜂。

メイボール



ピンぼけでスミマセン。
上の写真で、左上のりんごの花にハチがとまっているのが判りますか?
このハチは、「マメコバチ」と言って「ミツバチ」より小さくて
針をもっておらず、りんごの受粉のお手伝いをしてもらう蜂だそうです。
一昔前は、りんごの花が咲き始めたら、りんご園の家族はもちろん
親戚の人達も総出で、りんごが結実するように、
りんごの花ひとつひとつに人工授粉をしたそうですが、
現在は、訪花昆虫である小さなマメコバチの受粉能力によって
りんご栽培の省力化が図られて居るそうです。 





湖岸のカリン並木

2021-04-20 08:46:43 | 季節の花


     


桜の花が終わると湖岸のカリン並木のカリンの花が咲き始めます。
陽光を浴びて、未だ3分咲き位ですが
まもなく、樹全体に花を付けて湖岸を彩ります。
地元の人はマルメロを加工食品にしますが
カリンは秋に黄色いレモン大の沢山の実がなっても放置状態です。
諏訪市の都市計画課にお願いすれば、
カリンの果実を分けて頂くことが出来ますヨ。





とても久しぶりにツグミに逢いました。
もうそろそろ北上する時期ですのに・・・
お別れの挨拶に来てくれたのかも知れません。
ジーとこちらを見ていて、なかなか飛び立つ様子が見られません。




少し嫌われ者のムクドリも・・・
長閑な自然の中で目にすると憎めません。








御衣黄桜を求めて・・・

2021-04-18 07:46:53 | 季節の花





何年振りかで小さなお社に、
御衣黄桜が咲いて居るかどうか確かめに行ってみました。
高台の小さな神社は市井より少し気温が低めです。
藪の中では終始、ウグイスの鳴き声が聞こえ、別世界の印象を受けます。
ソメイヨシノも大部分散って、多少残花が見られますが
桜の樹下には雀の仕業桜の花車が一つも発見出来ないと言う事は
この桜にはスズメは飛来して居ないのでしよう。
目をこらして見ると、雀より小さな鳥群が飛来しています。
この鳥群はメジロでした。
樹が遠いので上手くカメラに収まりません。










足元の土手には開花が少し遅れ気味のアズマイチゲが
空き地いっぱい咲いて居ます。
苔むした岩肌にタチツボすみれが群ている様子にも驚かされました。
この小さな山間の拝道には訪れる人も少ないのでしょう。





我が家の庭にはムラサキケマンが大発生して居ますが
この沿道はヤマエンゴサクの大繁殖地もあり、
土手が薄紫色に染まっていました。
ヤマエンゴサクはムラサキケマンより色は薄めで地味ですが
花型が少し大きく、花尾が多少長めなので存在感が在ります。
よく似た花でジロボウエンゴサクもありますが、
ヤマエンゴサクは苞葉が3つに裂けており、ジロボウエンゴサクは
苞葉が1枚なので苞葉を見れば区別が容易に出来ます。

   
   ムラサキケマン

ヤマエンゴサク


ちなみに御衣黄桜は未だ蕾で開花には1週間位はかかりそうです。

御衣黄桜の蕾



枝垂れサクラがすっかり散る頃には御衣黄桜が開花すると思われます。
今年は是非、チャンスを狙って写してみたいと闘志満々です。
















春はバラ科の植物がイッパイ!

2021-04-14 10:26:58 | 季節の花
梅やサクラの花が終盤を迎え、目を転じると他の木々にも
色鮮やかな花々が次々咲き競って居ます。
気付けば春はバラ科に属する植物が多いですネ。
近隣で写したバラ科の花を集めてみました。


バラ科の代表選手・桜の花も見納め。花吹雪の高島城公園。



寒緋桜・サクラ属。色鮮やかに咲くので存在感がある。

アーモンド・サクラ属。蕾の頃の様子

キクモモ・サクラ属。


スモモの花・サクラ属。

梅・サクラ属(花は終盤ですが、遅咲きが見られる)

以上はすべてバラ科サクラ属の花々。

咲き始めたばかりの花海棠・バラ科リンゴ属


八重咲きのヤマブキの花・バラ科ヤマブキ属



シジミ花・バラ科シモツケ属
雪柳の八重咲きの印象を受けます。




スミレの花咲く頃~♪

2021-04-10 17:37:11 | 季節の花
スミレの種類は多く、細かく分類されており
私の知識では判別が難しいですが、洋スミレだけは判ります。
昨年、道端から連れ帰った苗をプランターに植えましたら
凄い勢いで咲き始めました。


プリケアナ






パピリオケアナ



庭のタチツボスミレ

野路すみれ?



クワガタスミレ

ヒトリシズカ・センリョウ科


ムラサキケマンの種・ケシ科

ウグイスカグラ・スイカズラ科

日増しに成長する庭のスズラン・ユリ科

今年初めて飛来したモンシロチョウ。スジグロシロチョウと
kazuyoo60様から教えて頂きました。




ムラサキハナナ・オオアラセイトウ(アブラナ科)

白花タンポポ

スギナ・我が家のスギナは土筆になりません。 何故かしら?

河川敷の水仙。



春を待ちわびていた花が次から次へと咲き進むので、
写真を整理する暇がありません。写真の羅列でスミマセン。



花 車

2021-04-08 11:10:55 | 小鳥


超満開のオカメザクラの樹下に綺麗に刈り込まれた植木が在るのですが
植木の上に美しい桜の花が咲いて居る様に見えます!
それも1輪では無く何輪も・・・



少し離れた場所にも桜の花が地面から咲いて居る様に見えます。



サクラの木を見上げるとハラハラと桜が花姿のまま落ちて来ました。
桜の木の枝を飛び交う雀が、桜の花を落としている犯人の様です。





オカメザクラは花がうつむいて咲いています。
雀は嘴が太いので開花した桜の花から蜜を吸えなくて
花枝をちぎって蜜を吸って居るのだそうです。
花害と呼ぶ人も居ますが、沢山咲く桜のほんの一部ですから
どうぞ許してください。


花姿のままで地面や植え込みに散っている花を集めてみました


一際美しい色の寒緋桜は筒状にうつむいて咲きますから
周囲には沢山の花が落ちています。


強い風にあおられて花吹雪も始まって居ます。




花吹雪が風で寄せられた風情を花ムシロと表現されていますが
花のまま散っている花ムシロは着物の柄・花車の様で華やかにも見えます。
You-Tubeで桜の蜜を吸う雀たちが紹介されて居ますのでご覧ください。