★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

雪景色の八ヶ岳連峰と水鳥達

2019-11-30 11:49:55 | 水鳥

 


一昨日、北信に初雪が降ったとニュースが伝えました。

長野県は南北に長く、北信は新潟に近いので降雪が早いです。

私の住んでいる諏訪湖周辺は南信で、諏訪湖を中心にして盆地になって居ますので

周囲の山岳で雪は留まり、冷風が諏訪湖に向かって吹き下ろします。

一昨日からは零下にはなりましたが、風花がチラチラ舞った程度です。

諏訪湖越しに見る八ヶ岳連峰はすっかり雪化粧しています。

紅葉の頃の八ヶ岳連峰の薄化粧は暖かな日差しの日に融けましたが

おそらく、この雪は根雪になる事でしょう。


逢いたかったマガモのつがい


例年、コハクチョウが飛来する場所に行って見ると

残念ながらコハクチョウは不在でしたが、オナガガモやオオバン

キンクロハジロ等を見ることが出来ました。

とても逢いたかったエクリプスではない

頭部がハッキリ緑色のマガモのオスの成鳥がやっと見られましたヨ


オナガガモ

 

オオバン


頭羽に寝癖がある様なキンクロハジロのツガイ


 マガモのツガイを先頭に、オナガガモが移動している

左端にはオオバンもいます。


 

 






 


コムラサキ

2019-11-29 08:35:26 | 我が家の庭


昨日、北信地方は初雪のニュースが流れました。

我が家の、用水路を覆うようにコムラサキ(クマズラ科)が実をいっぱい付けています。

この用水路は温泉の排水路になっており、終始湯気で暖かいので

ヒヨドリジョウゴ(ナス科)もコムラサキを覆うように枝葉を延ばして

コムラサキとコラボしています。

寒冷な場所はとっくに実が散って居ますのに・・・

この用水路は寒さ知らず、これから色付く実も見られます。


コムラサキの実

 

コムラサキの青い実(8月中旬)

 


紫式部の花(6月下旬に開花)


通常ムラサキシキブと呼んでいる花はコムラサキです。

ムラサキシキブは3m近い樹木で、山野では見られますが

庭先等で見ることは殆ど出来ません。

普段見かけるムラサキの実をたわわに実らせている植物はコムラサキです。

ムラサキシキブとコムラサキの比較を表示してみます。


★ ムラサキ式部                                                  ★  コムラサキ式部

葉・・・葉の全体に鋸歯がある                              周囲は上部半分だけ鋸歯がある

花と実・・・葉根の付け根に付いている                  花枝から3㎜程離れて付いている

実・・・まばら                                                 ブドウの房状に付く

木・・・・・大型   (3mにもなる)                     小型 (1m位で下垂気味)


★ 以前、ヒヨドリジョウゴの花を紹介しています 

 

 

 


ニュースです

2019-11-28 07:56:49 | 我が家の庭

諏訪地方は零下の朝が続き、近隣の屋根は真っ白に霜が降りました。

ここ数日は、日中少し気温が上がって居たのですが

何と、駐車場脇に西洋朝顔が3輪咲いています。

普通、朝顔は太陽に向かって咲くのですが

コンクリートの砂利すれすれの地熱が伝わる地面に咲いています。

花弁は少し霜焼けしていますが・・・

植物の生命力の強さに感動しました。

傍にはカタバミや、良く見ないと何の花か判らない位小さな

虫取りナデシコもつられる様に1輪咲いていました。

暖かい地方の方々には普通の事かもしれませんが、信州の寒い地方ではニュースです。(笑)





 

 カタバミ


花丈10㎝にも満たない虫取りナデシコ。





諏訪湖畔のセンダングサ

2019-11-26 08:01:24 | 諏訪湖の四季


諏訪湖畔の河原に、かなり広範囲にセンダングサが見られます。

白い花弁のある白センダングサはあまり見られませんが

ガクの長~いアメリカセンダングサや

花芯だけの黄色い真ん丸な花を咲かせるコセンダングサ(ガクは短い)

肉眼では見えない様な小さな花弁を付けるコアカノセンダングサ

それぞれのセンダングサの種は、やがて引っ付き虫と言われる種になって

衣服に付いて運ばれたり、風で飛散するので凄い繁殖に繋がります。

きっと全国、何処でも見られる種だと思います。

センダングサの種の画像


 

アメリカセンダングサ(キク科)


コアカノセンダングサ(キク科)


種になりかけたアメリカセンダングサ


右下・種が抜けた状態






 


10月桜

2019-11-24 09:28:11 | 樹木

この寒い時期、近くの公園に知る人ぞ知る

花びらが八重咲きの桜が咲く場所が在ります。

八重咲きの四季桜もありますが、この公園は春と秋の二季咲きで

通称「10月桜」と呼ばれています。

同じくこの時期、花弁が一重で咲く桜は「冬桜」と呼ばれて区別されており

冬桜は葉が先に出て 花は少し遅めの開花をするヤマザクラ系の桜の様です。

今日訪れた公園の桜は、古木で元気な頃は春には木全体に

溢れんばかりの見事な花を咲かせていましたが、

残念ながら苔むした古木は寿命で世代交代の為、一部伐採されており

以前程沢山の花が咲いていませんでしたが、それでも若い枝木に

色は薄めですが10月桜が見られました。

10月桜は若い枝木に蕾が未だかなりあり、これから寒さに向かいますが

まだまだ咲きそうです。


      


紅葉をバックにして咲く10月桜


 

 

 

 

2度、霜が降りたにもかかわらず花弁は傷んでいない。

 

  ★2009.5.06には冬ザクラの特集をしています。

 

 


メタセコイヤの並木

2019-11-22 08:35:39 | 樹木

諏訪湖畔で一番好きな並木は何といってもメタセコイヤの並木です。

新緑・深緑・紅葉・葉が散った木立と四季の風情がハッキリして整った姿です。

他の木々に比すれば、かなり紅葉が遅いのですが、

先日来の寒さで茶葉に変わって来ました。

並木の真ん中あたりに1本だけ違う種類の樹があり

この部分だけは綺麗な紅葉を見せています。



 

    

 

 メタセコイヤの繊細な落ち葉


メタセコイヤの並木の先には間欠泉と足湯が在ります。


寒くなって足湯を利用する人も激減しています。

 

足湯の後方は霧ヶ峰高原の一部です。

 

 

 

 

 


色付いたヒヨドリジョウゴ

2019-11-19 07:46:10 | 我が家の庭

 

 

このところの気温差で、庭のヒヨドリジョウゴ(ナス科)が色付き始めました。

ヒヨドリジョウゴは葉にも茎にも細毛が在り

他の植物にしっかりつかまって成長します。

近くに植えてある植物に弊害が在るので可愛そうですが除草してしまいます。

用水路のコムラサキの上に覆いかぶさって居るヒヨドリジョウゴを

時々、観察していましたが、色付いている様子は愛らしいです。


 

花弁は蕾から開花したばかりは、普通の花弁の様子をしていますが、

翌日には花弁を後ろに向けてオバナとメバナを突出しています。

中心に突出しているのがメバナです。

実が黒くてよく似た植物にはアメリカイヌホウズキがあります。


8月初旬,開花したばかりの花


    

翌日には花弁が下に向いている

 

10月下旬の実の様子

 

 

 

 

 

 


諏訪湖岸

2019-11-16 18:54:20 | 水鳥




諏訪湖畔のナナカマドがいっぱい実を付けて紅葉しています。

ナナカマドの実を食べる野鳥は居ないのでしょうか・・・

以前、野鳥の大群が実を啄みに集まって来て

樹の下にカメラマンの集団が出来ていましたが、

その後、野鳥がナナカマドを食べている様子を見た事がありません。



ヒドリガモ


コハクチョウが飛来する湖岸には、ヒドリガモが未だ3羽しか見られません。

蓼科山から諏訪湖に流入する河川にコハクチョウは飛来している様です。

ムクドリが数羽やって来ましたが数秒で気忙しく飛び立っていきました。

丁度オス・メスが写せました。

コサギは遥か彼方を見据えてジーと立ち尽くしています。


 

コサギ


ムクドリ・メス


ムクドリ・オス

 






ど根性朝顔

2019-11-15 08:23:33 | 我が家の庭

今朝、諏訪地方は4度で近隣の屋根に霜が降りているのが見られました。

気が付けば、我が家の庭に、朝陽を浴びて

西洋朝顔が咲いています。

こんなに寒くなって咲いている朝顔を見るのは初めてです。


薔薇用のトレリスに巻き付いて1輪だけ咲いている西洋朝顔


コンクリートが地熱を保っていてくれているからでしょうか

近隣の駐車場のコンクリートの間からキャッツミントも咲いて居ましたヨ

 


コンクリートの間から咲いているキャットミント


諏訪湖岸・望遠で写したヒメアカタテハ

 

 

 

 

 


雪の八ヶ岳連峰

2019-11-13 08:01:19 | 高原

 

 

一昨日の雨で、八ヶ岳連峰は薄化粧しました。

奥蓼科に在る幻想の池、御射鹿池に誘って頂いて久しぶりに訪れたのですが

紅葉も終盤でした。

初冬の陽は池の半分に山影をおとし

残念ながら、写し込みの全景を収めるのは難しい状態でした。

以前にもご紹介していますが、御射鹿池と言う地名は

その昔、諏訪大社・上社に奉納する鹿の猟場であったことから命名されています。

東山魁夷がこの池の右から左へ白い馬が歩く幻想的な風景を描いて

世に発表したことで、御射鹿池は爆発的な人気の場所となり

久しぶりに行って見ると、今では、山間の小さな農業用水用の溜池は

大きな駐車場が用意された観光地となって居ました。


 湯みち街道(御射鹿池に続く街道)


御射鹿池




      




            


★以前東山魁夷がこの池を訪れ、脳裏に浮かんだモーツアルトのピアノ協奏曲と

『緑響く』の作品をご紹介しています。