★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

紫紺野ボタン

2005-09-30 09:36:41 | 季節の花


鉢植えですがお盆を過ぎた頃より開花し始めて

10月の終わりごろまで次々咲いてくれます。

紫紺野ボタンの原産はブラジルで常緑低木と聞いてびっくりしました。

そういえば寒い信州でも、霜が降り始める頃、室内に移動しますと冬越えもします。

花が少なくなったこの時期、鮮やかな青紫の花は一段ときれいに見えます。

別名を「ブラジリアン・スパイダーフラワー」と言うそうですが

この美しい花のイメージに似合わない気がしてなりません・・・

蕾の時少し植毛があり、蜘蛛の身体に似ていなくはないのですが・・・

それとも雄シベの様子・形からでしょうか?


りんご畑の樹の下に・・・

2005-09-29 20:42:51 | 思いつくまま



念願の見事なりんご畑の中に入らせて頂きました。

藤村の詩の一節にある「りんご畑の樹の下に おのずからなる細道は

 誰が踏みそめしかたみぞと・・・」

を髣髴とさせる細道がしっかりついていました。

この鈴なりのりんごの樹を見上げていると

どうか台風の被害に合いませんように・・・と思わず手を合わせたくなります・・・。

りんご畑の樹の下には、

藤村の繊細かつ、センチメンタルな感受性とは大違いの自分がいました・・・。

 

 

 


りんごがすずなり

2005-09-29 09:05:54 | 思いつくまま


秋たけなわになってまいりました。

りんごが鈴なりになっているのが其処ここで見られます。

赤く色付いてまいりますと、今まで気付かずにいたのが不思議なくらいです。

比較的早く収穫されるりんごから霜が降りる頃まで、

品種によって収穫の時期が異なりますので、長い期間りんご鈴なりの様子が見られます。

赤く熟れたりんごを目にすると、藤村の「初恋」の詩が浮かびます。

気がつけば藤村の故郷は、今年の春、合併されて信州ではなく岐阜になりました。

長野県の田中知事は文学者・作家でもあり、

妻籠や馬篭が信州でなくなる事を人一倍残念に思われて

「熟慮に熟慮を重ねて・・・」を連発し、合併には足踏みをされたのですが・・・

結局この地で生活しておいでの住民の意志が最優先されました。

「初 恋」

まだあげそめし前髪の りんごのもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の 花ある君と思いけり

やさしく白き手をのべて りんごをわれに与えしは
薄紅の秋の実に 人恋そめしはじめなり

わが心なきため息の その髪の毛にかかるとき
楽しき恋の盃を 君が情けにくみしかな

りんご畑の樹の下に おのずからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと 問い給うこそ恋しけれ

 

    

 


やまぼうし

2005-09-28 08:02:45 | 季節の花

蓼科のヤマボウシ


市街地のヤマボウシ



お彼岸が過ぎてだいぶ朝晩は涼しくなりましたが日中は未だ暑い日もあります。

つい2.3日前に蓼科のイングリッシュガーデンで

ヤマボウシの実をデジカメに写す事ができました。

比較的若い木で、木の高さは3mくらい、

しかもスロープを利用したテラスが設けられていましたので

ラッキーな事に至近距離で写せました。

ヤマボウシは私の身近な山野で、ごく普通に見られますが

大木になりますので(5m~10m)近付いて写真に収めるのは至難の業です。

赤く熟れた実は食用出来るそうですが、実を採ることは写真を撮るよりもっと難く

残念ながら実は食べた事がありません。

偶然ですが、ご近所にヤマボウシを庭木にしておいでのお宅のがあります 。

何とこの時期、返り咲いているではありませんか!

一時に開花と結実が見られる・・・こんな体験も珍しいです・・・。

 

 

 


赤い蕎麦の花

2005-09-27 09:23:36 | 季節の花


 

信州で普通に見られるそばの花は白色ですが、伊那に『高嶺ルビー』と名付けられて

谷間のかなり広範囲に栽培されている赤いそばの花が

丁度今、満開の時期を迎えています。

やまふところの畑一面がピンク一色に染まり、それは見事です。

ヒマラヤの標高3800メートル高地で栽培されている赤そばを、日本に持ち帰り

何度となく品種改良して今日に至っているそうです。

赤蕎麦畑からは、遠く伊那の町を望め、

さらにその彼方には南アルプスの山並みが連なっており、

この時期は普段より一層風光明媚に感じます。

ふれあい市場のその名も「留美庵」と名付けられたお蕎麦屋さんで

この赤蕎麦で打ったお蕎麦が食べられます。

普通の「白い花の蕎麦」と「赤い花の蕎麦」と両方注文してみますと、

ほんのわずかですが赤い花のそば粉で打った蕎麦は、ほんのりピンクが感じられます。

お味のほうも心なしか美味でした。

雄大なヒマラヤのスロープでも、この赤蕎麦が栽培されているそうですが、

蕎麦の実は収穫されて粉に引くまでは同じで、

ヒマラヤ地方ではクレープ状に薄く焼いて

香りのあるハーブ等の野菜やチーズを巻いて食べると聞きました。

収穫の時期は涼風立ち、さわやかこの上ない日本の気候に似ているのでしょうか?

 

 


新米

2005-09-26 08:22:18 | 思いつくまま



つい1週間程前、見事に頭をたれた稲穂を写真に写しました

現在、半分以上の田んぼは稲刈りが終わって、場所に寄っては「はぜ賭け」と言って稲を刈り取った後の田に稲が干してある昔ながらの光景がみられます

最近は機械化が進み稲刈り作業はだいぶ楽になったように見受けられます

近くの農協で「新米」の張り紙が出されましたので、

早速買ってご飯を炊いてみました。

お米が透き通るような白いご飯が炊き上がりました!

ほんのり稲の香りがして柔らかめの炊き上がりです。

新米は水の引きが悪いので、水加減を何時もより少し控えるのが

上手な炊き方だと教えられています。

それだけ、お米に水分が含まれているのでしょうネ。

私たちの時代は、お米はお百姓さんの汗と労働の結晶だから

一粒たりとも粗末にしてはいけないと躾られました。

働いて購入する方も汗と労働の結晶にはかわりありませんが・・・

新米を最初に頂きます時は、親の伝えてくれた言葉が甦り、感謝して頂いています。

今年は台風の影響もなく、豊作の様で本当によかったです。



ノバラとローズヒップ

2005-09-25 19:49:16 | ばら





ノバラには沢山の種類があって覚えきれません。

初夏に、りんごの様な花を沢山つけるノバラは、秋の実がまた見事です!

一期咲きの春にしか咲かないノバラでも

今の時期、こんなに沢山の実をつければ四季咲きのバラよりも楽しめます。

残念ながら我が家の狭い庭にはノバラは似合いません。

なぜかと言うと、ノバラは多くの場合、自由に伸びて

広い場所や垣根があった方がバラ本来の持ち味を生かしてあげられるからです。

蓼科の「イングリッシュガーディン」には

何種類かのノバラが効果的に庭園作りに使われていて、

自然を演出する大切な役割を果たしています。

赤い実がひときわ見事なこのノバラは「キフツゲート」だそうです。

入り口階段のフェンスから、こぼれて咲いている春先の花も可憐ですが、

見事なローズヒップが見られる、この時期も愛好者が沢山いらっしゃる事でしょう。

 

 


安曇野(4) つり花

2005-09-24 20:35:42 | 季節の花


朝晩は過ごしやすくなりましたが、昨日は真夏日でした。

でも、気候は間違いなくすすんでいます。

安曇野で立ち寄りましたお店のつり花の実がこんなに爆ぜて居ました!

山野で見かけるつり花は、かなり大木のものが多く、

見かける事はあっても、写真に撮る機会がありませんでした。

背の高さ位の位置で見られたのは初めてで、私のカメラでも写せました。


彼岸の中日と安曇野 (3)

2005-09-23 17:14:26 | 思いつくまま

マンサクの紅葉       




今日はお彼岸です。

昔ながらの習慣で家族が揃うとまずお墓参りに出かけました。

お彼岸の中日は「おはぎ」を頂く事にしてきましたが、若い人達はあまり好みませんので、

今年は形ばかりのおはぎをお菓子屋さんで調達しました。

此れからだんだん日が短くなって寒さに向かうと思うと少々心細いですが、

今日は真夏日の暑さでした。


安曇野の一角でこんなに紅葉しているマンサクの葉を見つけました ヨ

マンサクは春一番に黄色い花をつけて「まずさく」が訛ってマンサクと言う名がついたと、

ある植物の本で見た事があります。

紅葉も、どの樹木より早いのでしょうか?

それにしてもアルプスのふもとの安曇野は予想以上に朝晩の冷え込みがあるのでしょう。

 

 

 

 


安曇野で見かけた花(2)

2005-09-22 08:29:56 | 季節の花

         

         もみじ葵



安曇野のアートラインは山際に沿って大町まで続いている道です。

沿道から安曇野が一望できる所で華やかに咲いている「もみじ葵」の花を見かけました。

今、垣根に植えられた芙蓉の類が白色・ピンクなどの花を沢山つけています。

同じアオイ科の植物ですから花の姿はよく似ていますネ。