★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

美人に咲く条件

2021-05-31 17:12:46 | 我が家の庭
我が家の小さな庭には牡丹が4株と日本芍薬(一重)2株と
普通の芍薬が3株咲きます。


5月の連休に開花を始めた日本芍薬(一重)と普通の芍薬


開花した花に雨が降ると、重みで花が倒れます。



何とか無事に咲いた一輪


一重の日本芍薬はもっと雨に弱いです。





薄いピンクの日本芍薬は、運良く雨に合わずに綺麗な開花をしました。




濃い赤紫の色の芍薬も一部、無事に開花出来ました。


ピンクの芍薬は蕾で雨の日を過ごしました。
開花する寸前の雨は花弁を痛めます。


白い芍薬は開花してから雨に合いましたので残念な姿です。


この芍薬は南米産の芍薬です。
例年、バラと見まごう程に美人ですが、雨の日が続き
今年はうどんこ病になってちょっぴり残念な姿です。
雨に濡れてしまった花を放置して置くと、うどんこ病の原因になります。
蕾を残して、開花している花は花枝から切り取りました。



ハナガラは市で収集される大型のごみ袋にイッパイになりました。
牡丹も、芍薬も日本を代表する美人の形容になって居ますが
完璧な美人に咲く条件は天候に左右されて難しいです。



小さなハーブ園の花達

2021-05-28 11:29:33 | 水鳥
近くの公園に、篤志家で栽培している小さなハーブ園が在ります。
ハーブは種が自由に好きな場所で領域を広げるので
統一した花壇にするのはとても手がかかると思います。
でも、この時期、自由奔放に花壇に増えている
色とりどりのハーブたちは何の拘束も無く元気いっぱいに見えます。


10枚ずつのアニメにしてみました。
(2.5秒毎に画面が変わります。)

アルカネット(ムラサキ科)・はダイヤーズビューグロスの別名が在ります。
一般的には(アフリカワスレナグサ)で親しまれて居ます。
私はこのハーブ園でしか見た事がありません。
花芯の部分はガラス細工の様です。




ハーブは小さな花が多いですが、
風の向きによっては爽やかな草の香りがして、初夏を感じます。
スグリは小さな実の線が真直ぐなので洋スグリでしょうか?
とても小さいのに存在感が在ります。




雨のやみ間

2021-05-27 11:19:43 | 諏訪湖の四季



この処、降り続いていた雨が止んで、梅雨の中休みの様な日が続いています。
(梅雨入り宣言はされて居ないのですが・・・)
湖岸通りのカリン並木では、カリンやマルメロが
小さな実をつけ始めています

カリンの実・カリンの花バラ科

マルメロの実・マルメロの花(バラ科、マルメロ属)

緑のトンネルになって来たメタセコイヤの並木道

メタセコイヤの新葉

芽吹の頃は燃える様な赤い葉が綺麗だった枝垂れモミジ

繊細な葉が美しい。

サラサドウダンツツジ

この子はだ~れ?

足元に繁茂するニワゼキショウ・アヤメ科



ミミナグサ・ナデシコ科


初めて見た地面すれすれに咲いている大型のアカツメクサ・マメ科
普段見かけるアカツメクサの2倍位はありますヨ。



川辺の花達

2021-05-25 16:05:08 | 季節の花
久しぶりに川辺に出て見るとオオバンが遊泳しています。
現在は、冬鳥達はもう見られず
目に入るのはカルガモとオオバン・たまにカイツブリ位です。
水辺ではこの時期、植物が生き生きと咲いています。



黄菖蒲(アヤメ科)繁殖力が強く,川べりに次から次へと沢山咲きます。
すっかり野生化している様ですが、環境省は「要注意外来生物」
の一種として、積極的な防除を呼びかけて居るそうですネ。 

アイリス(アヤメ科)

花弁の根元に黄色い網目模様が在るのが特徴。


ジャーマンアイリス・ドイツアヤメ(アヤメ科)

ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)と小さなウマノアシガタ(キンポウゲ科)

花弁に艶の在るウマノアシガタが所せましと繁茂しています。



八重咲きキンポウゲ・(ウマノアシガタの八重咲き)キンポウゲ科

 

野生種は草丈が50cm~70cm位ありますが
同種で草丈が20cmほどの改良種はラナンキューラス・ゴールドコインとして
鉢植えで販売されて居ます。

 
コウゾリナの花に似ているウズラバタンポポ(キク科)

ウズラバタンポポは黒い斑点のある葉 がロゼット状なので判別がしやすい。


川辺ばかりでは無く、いたるところで野生化しています。
草丈は40㎝~50㎝位。
(全体の植物の様子をネットから借用)

ムラサキツユクサ・ツユクサ科





高原のシコタンソウとシオヤキフウロウ他

2021-05-21 12:31:27 | 我が家の庭
梅雨の時期になると我が家の庭にはホウチャクソウはじめ
決まって極小の花・シコタンソウ(ユキノシタ科)
シオヤキフウロソウ(フウロソウ科)・チゴユリ(ユリ科)
カサスゲ(カヤツリグサ科)が咲きます。
シコタンソウは鉢植えで、かなり以前に野草園から買いましたが
殆ど手入れもせず、鉢植えのまま放置状態ですが
例年小さな花を咲かせています。
遠目には白い花ですが、近付くと小さな赤い斑点が散りばめられた
愛らしい花です。

シコタンソウ・ユキノシタ科

シコタンソウ

シオヤキフウロウ・フウロソウ科



一方、シオヤキフウロウも、梅雨を前に小さな1㎝に満たない花を
所狭しと咲かせています。



数年前から、我が家の駐車場周りの
僅かな隙間に在る土の部分でも繁茂しています。
とても生命力の在る植物で、極寒の真冬でも青い葉を見せています。
先日、草取りをして居て、真っ赤に燃えている
シオヤキフウロウの新芽を発見しました。


繁茂しすぎて困るので、草取りをすると、少々不快な臭いがします。
これが、塩を焼いたような匂い?
シオヤキフウロウの名に繋がっているのか・・・と実感しましたが
実際には塩を焼いた事はありません。
もしかしたら、塩を焼いた匂いより不快感が強いのではないかしら?


花後の姿はフウロソウやゲンノショウコの様にお神輿の形にはなりません。
素朴この上ない種(実)です。



チゴユリ・ユリ科




カサスゲ・カヤツリグサ科



走り梅雨?

2021-05-19 14:39:26 | 季節の花


この処、毎日ぐずついたお天気が続いていますが
関東甲信は未だ梅雨入り宣言が出ておりません。
本格的な梅雨に入る前の悪天候を「梅雨の前触れ」と言われて居ますが
梅雨の前触れのさらに数日間、
天気がぐずつく事を「走り梅雨」と言って居ます。
信州はまさに、現在、走り梅雨の状況です。

開花し始めた芍薬




ヒメウツギ・ウツギ科

白ヤマブキ・バラ科

紫蘭・ラン科

フタマタイチゲ・アネモネ・カナデンシス(キンポウゲ科)

クサノオウ・ケシ科


植物にとっては「走り梅雨」は恵みの日々でしょう。
水滴をまとった花々は皆美人です。


例年、我が家の庭でホウチャクソウが繁茂する頃が梅雨入りの目安です。
今年は、早々と群生しています。








高島城公園の藤

2021-05-13 15:30:17 | 高島城址公園


季節が進み、早くご紹介しないと、高島城公園内の藤棚で
見事に咲いて居る花の時期が過ぎてしまいます。
高島城公園の中心部分に植えられている藤は
明治8年に高島城が破却されて、城址が公園に定められた時
開園と共に植栽された記念の藤苗で、歴史を重ねて現在に至っており、
市内では最古の藤です。(樹齢は146年以上)
かなり広範囲にわたって見事な花房が見られ、
園内に甘く芳しい香りが充満しています。


庭園の池の縁にも成長した株が陰影を落としています。




ソメイヨシノや小彼岸桜はもう新緑と化していますが
八重桜は未だ美しい姿が見られます。


高島城の冠木門を入った右手には花ミズキや紅白のサザンカが見られました。







椿とは違うさざんかの花絨毯。

花ミズキの花。花弁の様に見える白い部分はガク。



ツツジ

足元にいっぱい咲いて居るムラサキサギゴケ



アカバナユウゲシヨウ・アカバナ科.マツヨイグサ属






香りのプレゼント

2021-05-11 15:24:58 | 思いつくまま


母の日に香りのプレゼントが届きました。
お花が大好きなので、何時も素敵な花のプレゼントを貰って居るのですが
鉢植えの素敵な花のプレゼントは、咲き終わった後
枯らすのが残念で、毎年、庭に放しています。
狭い我が家の庭には、もう植えるスペースがありません・・・
生のブーケも長年にわたりプレゼントされましたが
高価な花が枯れるに忍びないし・・・それとなく辞退して居ましたら、
思いがけない香りのプレゼントが届きました。
なんと石鹸で細工された薔薇の花束です。


花弁の反り返りはもちろんの事、花脈まで実物ソックリ!
清潔感のある、良い香りが部屋中に充満して素敵です。
このバラのブーケでしたらかなり長い事、香りが楽しめます!


それと嬉しいもう一品。
狭い庭ですが、草取りや時には剪定や水遣りも必要です。
水や泥が跳ねても撥水加工がしてあり、洋服が汚れない、
福井県特産のアスコット・オリジナル・ナイロンワッシャーの生地で
他所では調達出来ないと明記されているガーディニング用の割烹着です。
これから梅雨に向かいます。
勢いよく伸びて来る雑草と、このガーディニング用の割烹着で
防衛格闘する事にします。









白いボタン

2021-05-10 07:57:26 | 我が家の庭


ピンクのボタンに遅れる事、約10日
我が家の庭では白いボタンが次々開花し始めています。
牡丹の花は開花を始めると一気に咲きますが
雨や強風に弱いので、開花期間は天候に左右され
花芯に雨が当たれば、美しい花姿は崩れて残念な結果になります。
『立てば芍薬、座ればボタン』
古くから美人の形容に使用されて居る言葉ですが、
私個人的には白いボタンが最高に美人だと思って居ます。





黄色いボタンも開花を始めています。

丁子草(キョウチクトウ科)

野生の丁子草は絶滅危惧Ⅱ類に区分されているそうですが
我が家の庭の丁子草は園芸品種で、一抱えもある大株に育っています。




紫蘭と丁子草が領域を広げ合っています。


姫ライラック・(モクセイ科ハシドイ属)

庭全体に良い香りを放っています。






カラタチの花が咲いたよ~♪

2021-05-04 15:26:46 | 季節の花


近くの小さな公園にカラタチ(ミカン科カラタチ属)の花が咲いて居ます
花は華奢で目立たないので、うっかりすると見落としてしまいそうです。
カラタチは『オレンジジャスミン 』とも呼ばれ、花に近付くと
微かに柑橘系の香りがします。



今年は開花に間に合いました。
カラタチは花が咲いた後で葉が展開します。
花の後ろ、若草色の葉はカラタチの新芽です。



木(枝)には無数の棘が在り、この沢山のトゲトゲを利用して
生垣に利用されて居た時代も在ったと聞いています。

                         2014.11.2写

秋に真ん丸なゴルフボールより少し小ぶりの実を付けますが
酸味の他に渋味も強く、食用には向かない様です。
カラタチの花を見ると北原白秋の句が脳裏をよぎります。


カラタチの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。

カラタチの棘は痛いよ。
靑い靑い針の棘だよ。

カラタチは畑の垣根よ。
何時も何時も通る道だよ。

カラタチも秋は実るよ。
まろいまろい金のたまだよ。

カラタチの傍で泣いたよ。
皆みんな優しかつたよ。

カラタチの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。 

島倉千代子さんの唄で『カラタチ日記』も知られて居ますネ。