★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

白鳥の湖・諏訪湖

2005-11-30 08:44:28 | 諏訪湖の四季






私の住んで居る諏訪湖周辺にも、11月2日白鳥が飛来したと地方紙が報道しました。

暖冬にもかかわらず、飛来は例年とほぼ同じ時期だそうです。

白鳥に詳しい方は人相(?)で判るようで名前を呼んだりしています。

犀川に比べると飛来数は少ない様に見えますが・・・

多分白鳥は犀川と諏訪湖を行ったり来たりしているのではないでしょうか?

蓼科から諏訪湖に入る河川にも飛来している場所があり

合計すれば、かなりの数の白鳥が飛来していると思われます。

犀川の白鳥だけ、ご紹介しては片手落ちですので

今日は諏訪湖でも羽を休めている白鳥の様子をご紹介しました。










私の住んでおります諏訪市側は、温泉ホテルが軒を連ねて

湖周は、公園や散歩コースにもなっています。

温泉が豊富なので「足湯」もあります。

岸に近い湖の中にまで、温泉が噴出している場所があります。 

白鳥は寒冷に適応する野鳥ですから、温泉の混じった

暖かな諏訪湖温泉側の湖には興味が無いのでしょう。








少し高台の公園から諏訪湖を望みました。

お天気ですと、穂高連峰や乗鞍・木曾の御嶽山も見えます。

湖の対岸に見える白い場所が、天竜川の源になっている水量を加減する水門です。

例年、白鳥は向かって右側、諏訪湖に突き出た洲のあたりに飛来しています。




犀川の白鳥

2005-11-29 08:20:21 | 思いつくまま




冬の使者である白鳥が,高速長野自動車道豊科のI.C近くにある犀川に

11月初旬より飛来して寒さを増すごとに

飛来数を増やしていると地元紙に報道されました。

土日ともなりますと、近隣ばかりでなく遠方から

一目、冬の使者を見たいと、大勢の人が「ホワイトスワンウォッチング」しています。

この河原には沢山のハリエンジュ(ニセアカシア)が自生しています。

初夏に、白藤の様な花を枝いっぱい咲かせて

周囲一帯、甘い芳香が漂います。

ハリエンジュは繁殖力が強く、生態系を害する害木と言われたりしていますが

初夏の清らかな開花の様子や、甘く優しい花の香りからはトテモそんな印象は受けません。

今の時期は、ご覧の様な豆のさやに似た種が

あちらこちらにぶら下がっているのが見られます。


                     ニセアカシアの種



                     6月に写した花の様子



☆ハリエンジュ(ニセアカシア)の花をインターネットでもご覧下さい


りんご

2005-11-28 08:36:40 | 木の実





サラダ街道の鈴なりのりんごは、台風の被害を受けることなく

80%が収穫された様に見えます。

すでに平らには何度か霜が降りました。

このりんご達は、トテモ元気で太陽を浴びて輝いて見えます。

でも、逢えるのは今日が最後かもしれません・・・

間もなく収穫されることでしょう。

木で完熟したりんごは、髄を中心に蜜が入って格段と甘味を増します。

美味しいりんごを味わえるのも、産地ならではの特権です。

太陽の陽を燦燦と浴びているりんごはその名も「サン・フジ」です。



   

 

 


紅紫檀

2005-11-27 08:04:10 | 木の実

                      11月26日  撮影




                       11月16日  撮影





                       11月6日  撮影






赤い実は豊穣・子孫繁栄の意味がこめられ縁起ものでよく庭植えされますが

めっきり花が減って、色が少なくなった庭で、紅紫檀が存在を主張しています。

11月に入り霜が降りるようになって

10日毎で、こんなに葉が色変わりして来ました。

12月に入れば実ばかりになります。

放射状に伸びた枝に、実がぎっしり成る紅紫檀は冬の花火の様に庭を飾ります。



                    




中央アルプスのツクバネの森

2005-11-26 07:09:56 | 木の実

          駒が池から望む雪を頂いた千畳敷カール(中央)
           



お正月の「茶花」に、椿などと取り合わせて、端麗な雰囲気が演出されるので

珍重されるツクバネは駒が池の左、カラマツ林の並びの森に自生しています。

ツクバネの実が出来たばかりの青いものは塩漬けにして

おせち料理の飾りや年賀のお吸い物に使われます。

ツクバネは、ツガ・モミ・アセビ等の植物の根に寄生して成長する植物だそうですが

細々とした枝を伸ばして、決して親の木に害を及ぼして成長している印象は受けません。

移植が難しく、決まった場所しか自生が見られない貴重な部類の植物です。

久しぶりに訪れた森の淵で、沢山のツクバネに出会えて嬉しかったです!

私の通う八ヶ岳の森では未だ一度も見かけたことはありません。

森と同化しているので発見するのが難しいのかも知れませんが・・・

                       

                      ツクバネの実
                


                            

       陽だまりに沢山のツクバネの実がみられます
         




葉が落ちて・・・(4)

2005-11-24 08:42:42 | 高原

カラマツの松ぼっくり




金色のカラマツの針葉がすっかり落ちた後に

親指ぐらいの可愛い松ぼっくりが見られます

薔薇の花びらのように開いた中から

種子が飛び出たのでしょう・・・

先端に丸く見える短枝の先に

冬芽が出ているのが肉眼で見えます

春を準備しない植物はありませんネ・・・



白雲木の実



初夏に咲いた白雲木の花


blogに時々登場する「カントリーキッチン」のテラスは

  庭正面に白雲木の大木があって5月の初旬に

  枝にいっぱいついた白い花が幾枝にも重なって咲きます。

   この様子が白雲木の名前の由来になっているそうです。

   冬は寒い風が吹いても大丈夫な様にでしょうか?

    スエードのような表皮に種がくるまっています。




葉が落ちて・・・(3) つる性

2005-11-23 08:56:36 | 高原

                               

          

           




葉がすっかり落ちた、5mはゆうにもありそうな高い木に、実が成っているというより

赤い小さな実がひっかっかているような光景を目にしました。

近付いてみると「つるうめもどき」でした。

トテモのびのびと空に向かって伸びたものですネ・・・


トテモ残念なことですが、手が届く場所に出来るツルウメモドキの実は

秋を演出するいけばなやディスプレーとして愛用されるためでしょうか?

私の散歩道には最近殆ど見られなくなってしまいました。

自然が作り上げた蔓の芸術は、誰にとっても魅力的でした・・・



とげが沢山出ている枝になっている実は山何首烏(ヤマガシュウ)です。

お願いして八ヶ岳の向側にお住まいのmoraisanさんのページにリンクさせていただきました。

青い葉のある爽やかな時期のヤマガシュウの様子

素晴らしい自然が造形したつるうめもどきの芸術をを是非ご覧ください。


















             

                   


                     


白樺の実(果穂)

2005-11-22 08:15:13 | 高原

                     白樺の果穂と花芽




今朝はトテモ冷え込みました。

八ヶ岳の散歩道にある小さな池には、数日前から氷がはっています。

それでも暖かな午後の日差しで解けている部分もあります。

     
昨日不鮮明だった白樺の樹の実(果穂)が午後の陽を浴びて

手の届きそうな場所で見られました。

中央にぶら下がっているのが、お目にかけたかった果穂です。

(正確には実ではない様です 果穂の中に種子状の実・堅果が出来る)

ささくれ立った間から堅果(小さな種子状の実)が飛び出すのでしょうか?

先端の鳥の足の様なのが来春の花芽です。

     
白樺の樹液は甘味があって美味しいと何年か前から商品で売り出されています。

盛夏に冷え冷えの樹液を飲んでみました。

ほんのりと甘く森林浴の時の深呼吸と同じ味がしましたヨ。



      昼間の暖かさで雪が大分消えた茅野市郊外から見る八ヶ岳


葉が落ちて・・・(2)

2005-11-21 07:29:22 | 高原

             ダンコウバイの花芽




          ダンコウバイの実




紅葉の時期、ダンコウバイはどの木よりも透明感のある美しい黄色い紅葉をみせました。

秋に、紹介したダンコウバイの場所に行ってみました。 

葉がすっかり落ちてあの時の花芽や実がはっきりと見られました。

黒い実とは別に、枝についているまん丸な部分が来春の花芽です。

先端が、新芽を出す葉の部分です。 

ダンコウバイは、花が先に咲いて終わった頃、新芽が出ます。

春一番、いけばなにすると、その状況が身近で見られます。

                    

              アオハダの実





アオハダは、小さな白い花が実の位置に集まって咲きます。 

雄しべが飛び出てトテモ可愛い印象の花です。

葉の茂る初夏に葉影で咲いている可憐な様子が見られます。

この時期は実だけですのでトテモ目立ちます。

5m以上もある大木が実・実・実だらけ・・・壮観です!

木全体を写したのですが、実が小さいのでただの枯れ木にしか写りませんでした。
                       



             白樺の果穂




白樺を知らない人はいませんネ!

でも、実(果穂)を知っている人は少ないかもしれません・・・

葉が落ちてはじめてよく観察できます。

聳え立つ白樺の上の方になっている実(果穂)は

残念ながら私のカメラでは十分表現できません。

(カメラのせいではありませんね・・・腕のせいです。)