★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

キササゲ

2020-06-30 19:28:31 | 樹木

 

5mはあるかと思われる桐の様な樹木に、桐のムラサキ色では無い黄色い穂状の花と

長~いササゲの様な実を付けて居る植物を見ました。

樹木に特徴が在るので検索すると直ぐに名が判明しました。

ノウゼンカズラ科のキササゲ属・キササゲとの事。

 

長~くぶら下がっているのはキササゲの蒴果(実)の様です。

蒴果の長さは20㎝~30㎝位あります。

 

穂状の花と花の拡大

 

 

緑色の蒴果は見当たりません・・・

目に入る蒴果は殆どが茶色で既に裂開しているように見えます。

気になって一枝持ち帰りました。

 

 

持ち帰った蒴果は

殆どが真ん中から2つに爆ぜており、

種らしきは既に飛散してしまって居る様子です。

ほんの一部、残って居た種はひっつき虫の様に

洋服に引っ付きます。

 

長~い蒴果の中に入って居た種。(衣服に付いて来た種)

 

★fukulou様から鞘に綿毛が見られなかったかとのお尋ねで

昨日貰って来た種をもう一度写してみました。

 

 

上段の網上に載せた中央部分あたりの鞘の中には、

綿毛の付いた種も見られますのでもう一枚写真を追加しました。

 

種は漢方薬として利用されるそうですが

キササゲは「カミナリササゲ(雷電木)」、「雷除けの木」、「雷の木」の別名を持ち、

キササゲを植えておくと雷除けになると考えられたことに由来するそうです。

また、キササゲが川岸など水気の多い場所を好むことから「カワラササゲ」とも

呼ばれているそうです。

 

★資料は一部ネットからお借りしています

 

 


湖畔公園のユッカ

2020-06-26 15:14:04 | 季節の花

 

何度もご紹介していますが、湖岸にはメタセコイヤの並木道があります。

冬の間に強選定されていたメタセコイヤの並木

現在、若草色の美しいトンネルを造形し始めて居ます。

コロナウィールス感染の自粛規制が緩和されて

足湯が設置してある付近にも多少人出が見られる様になりましたが

以前の様な賑わいには程遠いです。

人気の少ない湖岸にムクドリのツガイ(?)が見られました。

きっと危険を感ずる場所では無いのでしょう。

 

ムクドリは、糞害やけたたましい鳴き声で嫌われ者だそうですが、

こんな姿を見ると愛らしく感じます。

 

    

 

舗道際には、ユッカが満開して居ます。

ユッカは(リュウゼツラン科ユッカ属)和名を君が代蘭と呼ばれています。

花が数多く咲き続け、何時までも栄えると言う意味があるそうです。

 

 

付近には他にも花が見られます。

 

ハマヒルガオ(ヒルガオ科)コヒルガオ・とnobara様から教えて頂きました。

 

トキワツユクサ(ツユクサ科・ムラサキツユクサ属)

ムラサキツユクサとnobara様から教えて頂きました。

 

 

クサノオウ(ケシ科・クサノオウ属)

 

シモツケソウ(バラ科シモツケソウ属)

 

マツバギク(ハマミズナ科・マツバギク属)

 

キリンソウ(ベンケイソウ科)

 

 

 

 

 

 


高島城公園のアオサギ

2020-06-25 08:28:00 | 水鳥

 

 

以前にも、紹介して居ますが

高島城公園内に在るケヤキの大木の茂みで育ったアオサギの幼鳥が

かなり成長した姿を、庭園内の池の周囲で見せています。

 

 

 

この日は4羽の成長に近いアオサギの幼鳥が

遊んでいるのが見られました。

 

 

 

未だ飛べるだけの幼鳥も木の間を飛び回っています。

丁度カラスほどの大きさですが

如何にも幼鳥らしく冠毛がポヨポヨです。

未だアオサギとは思えない姿です。

(fukulou様からこの幼鳥はゴイサギだと教えて頂きました。)

 

 

6月1日から高島城内が、見学できる様になりましたので

多少散策する人が増えて居ます。

サクラや藤の花が終わり、緑深い公園内ですが

今は、刈りこまれた大きなツツジに花が満開して居ます。

 

 

諏訪湖畔には高島城をかたどったモニュメントが設置されています。

沖に帯状に見えるのは、以前もご紹介しているです。

採集された菱は肥料に加工されるそうですが、

繁殖範囲が広範囲過ぎて除去が追い付かず、少々美観を損ねて居ます。

 

 

 

 

 


キバナムギナデシコ

2020-06-24 08:31:40 | 季節の花

 

空き地でテニスボール位ある、種毛の付いた珍しい植物に出会いました。

花はノゲシに似てタンポポ位の大きさの花ですが・・・

種毛の集まりが何故こんなに大きいのでしょう?

折からの強風で次々舞い散って行きます。

ネットで調べて見ましたら、特徴が在るので直ぐに判明しました。

花名はキバナムギナデシコ(キク科・バラモンジン属・・・婆羅門参)

 

 

種毛が飛び始めて居ます。

左下は花の蕾では無く、種毛の集合体が開く前の状態の様です。

周囲を覆って居るガクの様な部分を開くと種の茎(?)が

折れ曲がりながら・・・成長してきています。

何せ、種毛の長さは花の蕾の時の3倍近くはありますから・・・

 

 

 

 

種毛の集まりがほどけて行く途中に、種毛が見られるものもある。

 

 

種毛になる部分がすっかりほどけた様子。

粒々の部分が種毛になるのでしょうか。

 

 

近くには種毛が飛んだ形跡が多く見られます。

 

 

 

 

 

すっかり種毛が飛んでしまった様子。

私はキバナムギナデシコを始めて見ました。

花の様子は一番最後になりましたが、蕾は少しガクが長めのタンポポの様です。

 

 

 

花丈は30㎝~50㎝位のあり、花の大きさはタンポポ位

開花している花はタンポポよりノゲシに似て居ます。

この花に付いてご存知の方は詳細教えて下さいます様お願いします。

 

 

 

 

 


クチナシの花

2020-06-22 16:08:57 | 我が家の庭

 

 

 

一重のクチナシの花が一気に開花しました。

今年は沢山の蕾を付けて居ます

ヤエザキのクチナシも咲いて居たのですが・・・

巨大なスカシバの幼虫に葉をすっかり食べられて残念なことに全滅してしまいました。

一重のクチナシの花には秋にオレンジ色の実が付きます。

オシベとメシベがどうなっているのか調べてみました。

中心部分のまるで蛸の頭の様なのが雌芯。

足の様な部分6本が雄芯。

 

 

一番上段の写真を見ると、細く長いガク片があります。

オレンジ色の実は、長いガク片に守られて成長します。

クチナシの実は昔から漢方薬(血圧降下、鎮痛作用)としても使われていたそうですが

温湯に浸すと黄色い発色をしますので、私はリンゴ煮やキントンに使っています。

花に花粉がいっぱい見られますので、

秋にオレンジ色の綺麗な実が沢山なると嬉しいです。

 

 

 

 


姫 風 露

2020-06-19 10:45:55 | 季節の花

 

 

 

 

 

道端をかなり広範囲に真っ赤に染めている植物!

この植物は以前、アップしている姫風露草(フウロソウ科フウロソウ属)

別名をシオヤキソウとよんでいる植物です。

花の香りが塩を焼いた匂いがする処からこの名に繋がっているそうですが・・・

強い香りでは無いので、いまいち香りが判りません。

寒さに強く、日当たりが良い場所では真冬でも咲いて居る事がありますが

梅雨の時期にこのように紅葉するとは珍しい植物です。

 

 

 

 

未だ、青々して花を咲かせているものも多くあります。

 

近くの場所で写していますが花べりが少し違って見えます。

 

 

 

 

 

 


古代のロマン

2020-06-17 11:13:34 | 季節の花

 

ヤグルマギクはこの時期、何処ででも見かける花ですが

エジプトの王・ツタンカーメンのお妃・アンケセナ―メンが

王の死に悲しみにくれて、青いヤグルマギクをブーケにして

王の棺の上に飾った。

と言う何ともロマンチックな説話が日本のエジプト考古学第一人者である

吉村作治博士によって発表され、一時期、世を騒がせ感動しました。

 

 

特に古代から青い色のヤグルマギクには

魔よけや清浄の意味が込められていると聞くにつけ、

平凡な何処にでも咲いて居るヤグルマギクの花が

神々しく見えたものでした。

実際に棺を発掘した際にはドライフラワー状になったヤグルマギクが見つかったそうですが

後に、ヤグルマギクばかりでは無く、数種の植物が

首飾りの様に花輪状で飾られていたと訂正されました。

しかし、ヤグルマギクは3300年の時を超えて

今でも身近で咲き続けていると言う事実には古代のロマンを感じます。

 

 

ちなみにヤグルマギクと一緒に棺に入れられていたと伝えられている植物は

マンドレイク

★スイレンの葉

★柳の葉

★オリーブの葉

★野生のセロリ

 

だそうです。

実際にドライフラワー状で見つかった植物はカイロ考古学博物館で見られるそうです。

 

 

ネットよりお借りしました。

 


梅雨の庭

2020-06-16 08:33:34 | 我が家の庭

数日前からキョウカノコ(バラ科・シモツケソウ属)が咲きだしました。

 

今一番元気良く咲いて居るのは紫蘭(ラン科)と美央柳(オトギリソウ科)。

 

 

山紫陽花は少し遅れ気味でガク片は開いていますが未だ花は蕾です

 

ミニバラは生命力が強い!

とっくにお別れしたつもりでしたが復活して来ました。

私は桜の花はひっくるめて「桜」と呼んでいるのですが

バラは固有名詞でチャント呼びたくなるのが不思議です。

バラを育てた方は皆さん同じでしょうネ。

 

ミニバラ・ピンクスプレー

 

ミニバラ・ザ・ファイアー

 

ドクダミの総苞がまさに開き始めています。

4枚の白い花弁の様な部分は総苞片で中心の花穂を守っている様子を観察していると

ラッキーな事に目前のドクダミの葉にホシミスジが飛来して留まりました。

 

 

ドクダミ(ドクダミ科)は増えて困るので直ぐに除草してしまいますが

花穂の雄芯・雌芯については詳しいことは何も知りません。

花穂の雄芯・雌芯の不思議を詳しく解説している

白岩先生の植物教室をネットで見つけました。

 

 

ホシミスジ

 

庭にはカタバミ(カタバミ科)も除草しきれず常に咲いて居ますので

ヤマトシジミがあちらこちらで飛んでいます。

 

 

         

オモト(万年青)の花(スズラン亜種)

★ 晩秋の実

 

 

 

 

 

 


カリンとマルメロ

2020-06-14 08:53:41 | 果実

 

 

諏訪湖岸通りのカリン並木にはかりんが沢山なり始めました。

地元で砂糖漬けやジャムに加工するのはバラ科のマルメロ属・マルメロ種(本カリン)

あるいはスミルナ種(洋カリン)の洋梨型をしたカリンです。

 

 

 

5月に咲いていたマルメロの花。(スミルナ種)

 

現在、マルメロは親指と人差し指を丸めたくらいの大きさになって居ます。

もう少し成長すると袋掛けが行われて

晩秋の収穫時期まで実を見ることは出来ません。

マルメロの淡いピンクの花が結実するまでの様子をアニメにしてみました。

 

こちらはバラ科ボケ属のカリンの実です。

マルメロと比べると実の違いは一目瞭然です。

 

ボケ属のカリンの花はボケの花に似て見えますネ。

ボケ属のカリンの実になる様子アニメにしてみました。

比較してご覧ください。

勿体ない事にボケ属のカリンは、薬用酒や良い香りがするので

香りの置物(インテリア)として利用される位で

当地では殆ど食用としては利用されて居ません。

 

左から、マルメロ(在来種)本カリン・真ん中・マルメロ(スミルナ種)・右カリン

スミルナ種のマルメロは洋カリンとも呼ばれている。

 

(ネットから借用)

 


スーパーモデル・コサギ

2020-06-12 09:22:57 | 水鳥

コサギが葦の間に飛来しました。

残念ながら望遠レンズを持たないで出て来ていましたので

表情まで捕えられません・・・

コサギは大股で葦の間を歩き

クルリと向きを変えると、あっという間に飛び去ってしまいました。

急ぎ足で歩く姿は、足が長~いので、

まるでスーパーモデルが舞台を歩いて居る様です。

普段、湖岸で見かけるコサギは、遥か彼方を眺めて

長い時間佇んでいる姿が多く見られますが・・・

もしかしたら、コサギも今、アオサギと同じ様に子育て真最中なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

諏訪湖面にはが発生し始めました。

運が良ければ菱除去作業が見られます。

 

     

公園のユリの木・葉の形がハンテンに似て居る事からハンテンボクとも呼ばれています。

 

ユリの木の花は5m位の高い所で咲いて居るので花は下から見上げるばかりです。

花の様子はネットからお借りしました。

 

ニシキウツギ・諏訪湖周辺に咲くハコネウツギそっくりのウツギはニシキウツギ

と聞いています。

ネットからニシキウツギとハコネウツギとの相違点の比較を発見しました。

参考のためにリンクさせて頂きました。

 

虫取りナデシコ

 

ビロード草・スイセンノウ

 

ヒルガオ

湖岸には沢山の花が見られます。

この花達は、さしずめファッションショーの観客?