★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

コハクチョウの北帰行

2022-02-27 10:15:41 | 水鳥
北日本新聞で、コハクチョウの北帰行が始まって居ると報じられました。
諏訪湖のコハクチョウが飛来して居る横河川河口付近に参りますと
諏訪湖には未だ20羽近いコハクチョウが逗留して居ます。
確かに、北帰行間近なのか、盛んに羽繕いしたり
ウォーミングアップして居る様子が見られます。






あっ!! 数羽が飛び立ちました!!
近くで観察して居る方が「北帰行が始まったな!」・・・と
コハクチョウはかなり大群で北帰行するそうですから
近くの安曇野に飛来して居る仲間たちと合流して北帰行して行くものと思われます。














数羽のコハクチョウたちが飛び去った湖は明けの海の様に靜かで
物悲しい風景と化して居ます。




明けの海

2022-02-24 12:17:45 | 諏訪湖の四季

御神渡りが見られる場所付近。


連日、零下8℃前後で北風の強い日が続き
寒さが苦手な私は、暖かくして家に籠っておりました。
昨夜、思いがけず、八剱神社の宮司様と長い親交があるAm様から
おはようニッポンで宮司様の談話が放映されるとのお知らせを頂きました。
今朝も最低気温、零下11℃でしたが、諏訪湖はどうなっているのか??
百聞は一見にしかず 、思い切って早朝湖岸に行ってみました。
日照時間は長くなっては居りますが、連日、超低温の日が続いているので
氷結が進んでいるかと思いきや・・・
所々薄氷は張っておりましたが、明けの海です!
youtubeの宮司様のコメントをご覧ください。


湖岸には危険立ち入り禁止の立て札やロープが張られて居ます。
危険極まりない行為には驚くばかりです。

   

※ 釜穴とは湖中に温泉が湧出して居る場所の事です。


沖にはカワアイサの集団が見られます。

カワアイサのツガイ


頭髪がユニークなカワアイサの♀


2018年の御神渡りの瞬間の録画をyoutubeに仕上げたのは一般の人でしょうか?
ぞ~とする様な恐ろしい観察だと思いますが
参考にお借りしました。





カミ雪

2022-02-11 13:11:06 | 思いつくまま



諏訪湖の全面結氷の可能性が消え、気温が緩んだ朝、外は一面の雪景色です。
長野県は南北に長く、新潟に近い北信地帯は豪雪に見舞われる事も多いのですが
私の住んでいる南信地帯は寒冷ですが降雪が少ない エリアです。
高島城公園は昨日降ったカミユキに、ふんわりと覆われて居ます。







                      カルガモたち

地元の人々は、北信地帯に降る雪を「シモユキ」
中南信地帯に降る雪を「カミユキ」と呼んでいます。
カミユキは水分を多く含み、比較的融けやすく
立春過ぎて降る雪なので春到来の兆しを感じます。


おっと!! 期待したのですが・・・




木の枝に飛来したのはヒョドリでした。












解氷とツグミ

2022-02-09 15:46:37 | 水鳥

左側は穂高連峰・右側は大滝山


いよいよ上諏訪側の湖岸も氷が明け始めました。
河川の河口付近に真っ先に姿を見せたのはカイツブリです。










相変わらず、好奇心いっぱいのハクセキレイも・・・


氷上をカラスが歩いています。
残念ながら、水鳥はオオバンとヒドリガモ位しか見られません。






目の前にツグミが飛来しました!
『きおつけ!!』をして居る様な姿ですネ。


カメラ目線で挨拶してくれました。


ツグミが眺めて居る諏訪湖は未だ薄氷が張って居ます。


今日は快晴なので、湖の色も青く澄んで見えます。






福寿草!

2022-02-07 07:53:49 | 季節の花

諏訪湖が全望出来る高台の公園があります。
この公園に来れば諏訪湖がどの程度結氷して居るか鳥瞰できます。
昨朝の気温は零下8℃でしたが・・・
日中は諏訪湖に流入している大きな河川や対岸の岡谷沖では
結氷して居ない様子がハッキリ見られます。
やはり零下10℃以上の日が続かないと神の道はそうたやすくは出来ません。


私が立石公園に来た目的は諏訪湖の眺望だけではありません。
例年、この高台の公園の傾斜地に
いち早く福寿草(キンポウゲ科)が開花している場所が在るのです。
この零下続きの厳冬に開花しているかどうか??
確かめてみたかったのです。


咲いていました!
地面からいきなり蕾を持ち上げて咲いて居る様子の愛らしい事!
この傾斜地は沢山の落ち葉が自然に腐葉土を作り上げ
諏訪湖から吹き上げる強風を防いでいると思われます。




福寿草が咲いている場所は45度位の傾斜地で
花の近へ行くのが大変!
何度も滑りながら、やっと花に近付く事が出来ました。


ここ連日、諏訪湖の渡り鳥を追って居たのですが、
渡り鳥は自然の状況で飛来しない場合もありますが
植物は盗掘されない限りその場で待って居てくれます。
春を待ちわびている私にはとても嬉しい対面でした!



コハクチョウの仲間

2022-02-04 18:55:19 | 水鳥


そう多くはありませんが諏訪湖には例年コハクチョウが飛来して居ます。
風の強い日は蹲って居る時間が多いのですが
風が凪ぎている時には色んなウォーミングアップを見せてくれます。
上の写真の右から3番目・嘴が黒い部分が多く見えるコハクチョウは
アメリカコハクチョウです。



次から次へと両足を上げてウォーミングアップを盛んにして居ます。



中には足管が見えているコハクチョウも居ます。
このウォーミングアップには何か意味があるのでしょうか?
今年初めて目にする行動です。




コハクチョウは家族単位で行動するそうですが
何やら家族会議をして居る様です。



おや~今回、少し色の異なるコハクチョウが居ました。
この色のコハクチョウを見るのは初めての事です。
他のコハクチョウの仲間に入る事なく岸辺で休んでいます。
交雑種?アルビノ現象


中には歌舞伎の見栄を切って居る様なウォーミングアップも。


時には優雅に羽ばたいて見せたり・・・


ウォーミングアップを見て居るとまるでジュディーオングの様に、
盛んに羽を広げて見せてくれます。




大きな翼を広げると、とても逞しく見えます。
何と言ってもシベリア大陸から飛来しているのですからネ。
そして、そう遠く無い未来、北帰行せねばなりませんから・・・
そのためのウォーミングアップなのでしょうネ。



ウォーミングアップした後に、ホップステップジャンプ!!
飛び立って行きました。








星の瞳とモズ

2022-02-03 08:39:26 | 思いつくまま
明日は立春ですネ。
私の地方は文字通り、春は名のみで、早朝の気温は零下7℃~4℃
諏訪湖は全面結氷こそしてはいませんが、湖岸は氷に閉ざされています。


そんな環境の中、地面からいきなり咲いている
オオイヌフグリ(オオバコ科クワガタ属)を見つけました!
太陽の陽をイッパイ浴びて、とても愛らしい姿です。


私はこの愛らしい花を図鑑で覚えた通りの名
オオイヌフグリとで呼んでおりましたが
ショカ様は一貫してこの花を『ホシノヒトミ』と呼称しておられます。



ほんのわずかな暖かさに反応して健気に咲いている様子や
美しい花弁の色・姿は『ホシノヒトミ』の名がピッタリ!!
和名は『星の瞳』『瑠璃唐草 』『天人唐草』
今迄こんな美しい和名が付いている事を知りませんでした。
これからはこの花を『星の瞳』と呼びましょう。                                                    
                

                   
                   

お天気が良く、風が凪ぎていると、湖岸の葦原には良くモズが飛来します。





スズメ位の大きさですが、嘴はタカの様にかぎ型をして居ます。
昆虫等を捕獲して、枯れ枝や有刺鉄線に刺して置く習性があり、
その様子を『モズのはやにえ』と呼ぶそうですが
私は未だそんな様子を目にした事はありません。


ドイツでは、モズの『はやにえ』の様子から
『絞め殺す天使』と呼んだりするとか・・・
そう思いながらカメラを向けて居ると
とても可愛い表情で見られてしまいました。


過眼線が黒く、風切羽色が濃いのでオスでしょうか。


カメラ目線もしてくれました。



物思いにふけっている様な・・・




葦原でもっと遊んでいたかったのですが・・・
瞬く間に飛び去りました。
楽しい時間は短い・残念!!